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第4話 サバイバルクエスト

「いいぜ手伝ってやる。ただし……」


だけど……俺はまだ……


「条件がある」

「条件?」


こいつを信用することができない。

だって、どうせ"また”



裏切られるのだから。


人間なんて、みんな裏切る。

信用してた、親友だって俺の事を裏切った。



みんな、人の事なんて実力で判断する。

俺が魔法を失敗したりすると、みんな俺から離れていく。そういうもんだ。



だからどうせこいつもそのうち俺から離れていくんだろうな……






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇






『愉快な洞窟』


風の音が聞こえる。

目の前には真っ暗な洞窟がある。

私、思ったんだ。


これのどこが愉快なんだよって。


しかも真っ暗で何も見えないし、この設定、おかしいと思う……名前変えたほうがいいわ……


誰だよこの洞窟の名前考えたやつ……


でも、1番に思ったのは……



「お化け出そう。」



「え?」

怖すぎて、声に出てしまったのか理利がびっくりした顔をしている。


「もしかして、怖いの?」



珍しく、さっきまで堅苦しい表情だった理利がイタズラっ子のような顔で私を見てきた。


多分これはからかっている……


私本気で怖いのに……


怖いの苦手なのにー!!




「そ、そそそそ そんなことはないよ!こんな所へっちゃら!へっちゃら!」


「そうか、じゃあ行くぞ。あ、まて俺お前に渡すものあったわ。忘れてた」


すると、理利は背中に隠していた剣を取り出し私に差し出した。


「これやる。」


「えっ……でも」


「何かあった時のためにそれ持っとけ。返却はなしだからな。返却したらデコピン100回な」


「ひゃっ、100回?!?じゃあ、お言葉に甘えて貰っときます……」


100回は無理……素直に貰っとこう……

100回とか痛そうだし……

理利、手加減しなさそう……


てか、


「りとって男の子なのにこんな可愛いの持ってるんだね。すごい!!」



「は?喧嘩うってんの?」


「え?喧嘩なんてうってないよ!」


「はぁ……まぁいいや。お前1人じゃこらから先にいる洞窟の中の化け物たちに立ち向かえないと思うし、1人助っ人呼んだんだけどそろそろく……てか、なんか上暗くね?」




すると、理利は上を見上げると目を見開いた。


「え?何があったの?」


理利が目を見開いた理由が気になったので私も上を見上げた。









すると、大量のコウモリが牙を向けて人間を食べていた。




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