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シス・魂  作者: naonao
6/9

第四、五魂 円卓の王VSシスコンの王


「きええええええ!!」


俺に向って巨大な拳を振り下ろす、ヘラクレス。

俺はその攻撃を腕をクロスし防ぎ、すぐさま的の懐に潜り込む。

そして、体をしゃがめ想いっきりジャンピングパンチを繰り出す。


「ぬがぁ!!」


ヘラクレスは放物線を描き地面に落下する。


「ほい、31勝目。次かかって来い!!」


「次の挑戦者はアーサー王殿です。」


名簿を持った天使が次の挑戦者を読み上げる。


アーサー王ねぇ・・・やっぱり、金髪美女なのか!?

睡蓮がこの世で一番美しいが、金髪美女には会ってみたい。

やっぱりアレか、少し無口で強いという美女なのか。

金色のダサダサ甲冑を着たキチガイが「俺の嫁」と言うぐらい美人だからな・・・会って御手合わせしてみたい・・・

そんな事を考えていると、ギャラリーがモーゼの進行の海の如く左右にざっと割れ、髭モジャの親父が俺の元に向かって来る。


次の挑戦者であるアーサー王である・・・


あ〜・・・俺の期待を裏切りやがって!!デストローイ!!


「勝負開始!!」


審判をしている小鬼が持っている二つの旗を上に挙げ勝負開始の合図をする。


「俺はお前を許さん!!」


妙技『瞬動』!!


一気にアーサー王の懐に・・・


爆道之極・拳技『破邪爆惨』!!


一気に俺の最強技を叩きこむ。


「げぼっ!!」


そして、吹き飛ばす。場外に吹き飛んだアーサー王は観客を巻き込みつつ何とか停止。

そして、すぐに立ちあがる・・・・・・・二本の剣を持って・・・・・そして、俺の方目掛けて走って来る。


「俺が何をしたんだよ!?」


アーサー王は理不尽だと叫びながら俺に剣を振り下ろす。

蛇の紋章が描かれてる剣から、振り下ろすと同時に炎が吐き出される。

って、危なっ!!


間一髪で吐き出された炎を躱す。


「俺の金髪美女を返せ!!」


叫び、突っ込む。


乱撃之極・拳技『嵐乱』


認識不可能なほどの超高速拳をアーサー王に乱打する。

アーサー王もあまりの速度に見えず。「何て恐ろしい神器だ・・・」と言ってその場に倒れ伏す。


「凄い!!孤之白裕也選手、32勝目です!!」


観客達が歓喜の声を上げる。


「裕也選手、32勝連続です・・・裕也選手?アーサー王選手に近付いて何をする気ですか?」


「宝具を戴く。」


そして、俺は二振りの剣を略奪。

一先ずその場で試しに振ってみる。

すげ〜!!炎が出てるよ、この剣!!


「宝具の略奪はダメですって!!」


「ダメなの?」


「ダメです。」


「レンタルは?」


「いや、レンタルって・・・貴方借りパクしそうなのでダメです。」


ばれたか・・・


「御願い♪」


二つの剣の切っ先を天使に向ける。


「いや!!こっちに剣先を向けないで下さい!!あなた、悪魔ですか!?」


「いえ、人間です。」


「おうおう、やっとるのぉ!!」


押問答を繰り返している、俺と下級天使の元に閻魔が笑いながらやってくる。


「閻魔様!!裕也殿がアーサー王殿の宝具を略奪なさろうとしてるのです!!如何にかして下さいよ!!」


「閻魔、略奪じゃあない。拝借だ。そこの所は間違えないでくれ。」


「いや、裕也殿は絶対借りパクしそうです!!」


「いや、しないって。エイプリールフールに誓って。」


「それって、全部言う事は嘘って事ですか!?そんなのに誓ったらダメです!!」


くそ〜・・・聞き分けの無いこの天使め・・・


「裕也殿。宝具や神器とは英霊や天使、神の命の次、否命と同じくらい大切な物じゃ。返してやりなさい。」


「へ〜い。ところで、次の挑戦者は誰?」


俺の目の前でぐて〜としているアーサー王に剣を返し、俺は33人目の挑戦者を待つ。


「え〜っと、次の挑戦者は・・・もう居ませんね。裕也殿に挑戦したい希望者はいませんか!?」


観客席に挑戦してみないかと促す天使。


「面白そうじゃな。ワシも混ぜてくれ。」


「え、閻魔様?本当に御参加なされるのですか?」


「ああ。裕也殿はオーディンのグングニルを防いだと言う話じゃしのぉ。少し手合わせしてみたい。」


オーディンの神器を裕也が防いだと聞くと、周りの者が皆裕也の実力に驚く。

百発百中の神器たる『百発百中グングニル』に狙われて生き残った者の数は片手で数える程しか居ないのだ。


天界の総大将の一人が来たか・・・閻魔大王って・・・どんな神器を使ってくるんだろう・・・


「それでは、次の挑戦者は閻魔大王様です。勝負開始!!」


「一瞬で決めさせて貰うぞ!!閻魔!!」


「やってみろ・・・神名は『閻魔大王』、諱は『西郷隆盛』。『拿捕』を司る我の名において、第一神器『八大地獄』の具現を命ずる。」


景色が一瞬にして変わった。

先程居た部屋とは違い、壁と言う壁から何かを発射する為の穴が付いてる部屋に俺は居た・・・

何だこれは・・・


「これがワシの結界神器『八大地獄』じゃ。手加減はしてやろう。汝が裁きに要するは『灼熱地獄』。」


それを皮切りとし、あちらこちらの穴と言う穴から炎が吹き出る。


「うわちゃーー!!危な!!でも、閻魔。貴様もこの炎では碌に動けまい!!」


「がははは、中々暖かいのお〜。」


そして、こちらの方に突進してくる・・・


「何だよそれ!?チート反対!!」


こっちは碌に炎で動けないのに、向こうは一切そう言うのは無いわけで・・・


「ぎゃーーーーーーす!!」


負けました・・・


そして、記録は32連勝でストップした。

歴代1位は、初代ヤハウェの423万5634勝らしい・・・

ちなみに、俺は歴代171位らしい。


キャラ紹介


『ヘラクレス』ギリシャ神話の英雄。ネメアの獅子の毛皮を纏った男。12の難業をこなしてもいる。兇希の宝具『獣王クラブ』の使い手。


『ネメアの獅子』蛇身の女神エキドナの子で、キマイラやケルベロスの兄弟に当たる。その毛皮は刃物を通さない程硬い。


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