働かなくていい
[働かなくていい世界。こんな世界のぞみませんか??]
世界中でアナウンスが流れた。宇宙人からのアナウンスだった。
「何をいっている」
皆が疑った。しかし、宇宙人はこう続けた。
「私たちは労働力を機械に任せて、優雅に暮らしてる。なのにこの星の人は馬鹿みたいに働いてるから、ロボットを分けてやろうと思って」
怪しいが、もう働き疲れた人間たちは甘い言葉に勝てなかった。世論が動き、ロボットの導入を決めた。
2500年。それぞれの家庭にロボットがいる。このロボットが仕事にでることで、給料が発生し、持ち主が利益を得る。これが今の時代の当たり前だ。
外に出る必要のなくなった私たち、人間は足が細くなり、歩くこともできない。でも困らない。人と会う必要がないからだ。ロボットが面白い話をしてくれるし、あきないからだ。
徐々に進化しているのだ。もう昔の人が私たちを見ても、同じ生き物だとは思わないだろう。窓から見えるロボットが二足歩行で働く姿を見て、馬鹿らしくもあるがうらやましくもあるのだ。しかし、今の生活を辞めれるわけがない。
一方宇宙人達は「これであの星のやつらは繁殖という力を失うな。いい、リゾート地が出来上がる」
「少しは残して、ペットにしよう」