――夕顔~キミの愛した罪の花~――
空に手を伸ばし、ただキミを想っていた。
いつしか陽は陰り初め、辺りはゆっくり碧くなる。
待ち望んでも叶わないと知りながら、何故またもこうして待つのか…。
そこに意味なんて無いのかもしれない。
玻璃のように降る無数の星たちが、ただ月の光を求めるように僕にも君が必要だった。
「さよなら…」
今もあの日のキミの言葉を繰り返し“どうして…”を口ずさむ。
それでもキミは還らない。
今はもう遠い人。
愛した事が罪なのか、今は私の頬を打つ夜風が涙さえもそっと乾かす。
まるで何も無かったかのように…。
誰にも知られる事のない、そっと庭の辺に咲く花よ。
月に抱かれ白く艶やかに。
それはまるでキミのように自由で、哀しい。
『夕顔』
そう、キミが一番愛した“罪の花”
僕が愛した、キミの花。
こんにちわ^^
今回のお題は「朝顔・昼顔・夕顔」のどれかでした。
なんて大雑把な選択制(笑)!!
そして出来たのが、こんな狂気じみたモノです(汗)
え~…最初は普通に恋の詩を作るつもりだったんですが、「夕顔」の花言葉を調べてみたら「罪」とか「夜の思い出」とか「艶やか」「解放感」などなど…。
それならっ!…と好き勝手に作りました^^
ちなみにここでの「夕顔」は「夜顔」の別名の方です!
間違ってもウリ科の方じゃないですよ><!?
それでは次回のお題は何でしょう?
こうご期待!