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――「月」~十六夜
満ちては欠ける あの月のように
君は夢か幻か
現れては消える 泡沫の君
手が届きそうで 届かず
ただ優しい眼差しで見守る
僕が焦がれてやまぬ月
君を呼ぶ名などない
君に会う術も、何も僕は持たない
それでも君を思ってしまう
何故こんなに苦しいのだろう
何故こんなに哀しいのだろう
今はもうその姿さえも思い出せないでいるのに
心は君を追うばかり
この心が、魂が君を覚えているのか
僕の前から消えた 幻の君を--
月が優しく輝く夜に
玻璃が碧く染まる この時に
出会うは夢の物語----
大分涼しくなって…きたかな?
月が綺麗(?)な時期になって来ましたね。
今回はちょっと物語の始まりを思わせるような詩になっています。
…実際に物語のキャラ用に書いてた詩なので…(汗)
”月”って好きでよく使う割には、肝心な時に言葉が浮かばなかったりします。
思考錯誤の末に書いた言葉達を、読んで下さってありがとうございました。