表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/86

16.再スタート

 王都へ帰ってきました!

屋敷に着くと使用人が謝ってきたが、もういいって。


侍女が手伝ってくれて旅装をとく。久しぶりに鏡をみてびっくり!大きくなってる!

そりゃ一年経ってるんだから大きくはなるんだろうけど、ちゃんと育ってる!

そうそう!私の容姿は、お父様と同じプラチナブロンドのふわふわの髪にブルーのようなグリーンのような不思議な色合いの瞳。顔立ちは今は可愛らしい感じだ。

お父様が妖精と名付けたのもわかる気がする。


久しぶりに兄達にも会う。


「フィー!大きくなったね!相変わらず可愛いね」

「久しぶり!これからはまた一緒に暮らせるね。いっぱい遊ぼうね」


一年で随分大きくなった兄達はやはり美少年で、将来有望である。


そして、王都の屋敷から王宮へ毎日通うことになった。


大好きなレインさんに会える。嬉しい!

表情筋は死んでいるが、嬉しそうなのがわかるのか

「フィー嬉しそうだね」

と父。

こくり


馬車が王宮へ着くと、レインさんが迎えに来てくれていた。


「姫ごきげんよう。少し大きくなりましたね!」

レインさんに抱き着く。

「レイン殿またよろしくお願いいたします」

「はい。力の限り協力させていただきます」


抱き上げてくれるレインさん。やっぱり落ち着く。

「おやおや。やはり姫は愛らしいですね」


それからの私は、レインさんに治療してもらいながら

王妃殿下のもとで淑女教育、行儀作法を学び

図書館で本を読み漁り、文字も書けるようになった!


文字が書けるようになったので、意思の疎通もできるようになった。


家庭教師を呼び勉強も始まったが正直簡単だ。

だって中身大人だし、こちらの勉強難しくないし。


ということで、勉強はしばらくパスで魔法を学ぶことにする!

レインさんに習うのだ!

「姫、魔法はイメージです。例えば、このカップに水を注ぎたいとします。そしたら、このカップに入るだけの水を想像します」

ふむふむ

「すると、このように」

カップに水が湧き出すように出てきて適量で止まった!!

すごい!

「今のは湧き出すイメージにしてみましたが、注ぐイメージでもいいですし姫のイメージで大丈夫ですよ。さあやってみてください」


ふむふむ。

まあるい水たまり、あるいは水風船のイメージで水を出す。

カップへぽん!


「姫!成功ですよ!姫は才能がありますね。魔力量が多いだけありますね」

何でも、魔力量が多いと属性関係なく簡単な魔法だと使えるようだ。


絶対チートだわ。

羽を生やしてみよう!

せっかくだから妖精の羽!●ィンカーベルのイメージだ!


ぽんっ!

おお!生えた!!


飛んでみよう!ふんわり浮かぶイメージで!


「姫。それは…」

あれ?反応が悪い。


「創造では?これは大変だ!」

何が?


「姫。これはバレたら大変なことになります。私も書物でしか見たことがありません。無いものを生み出せるのですから取り合いになってもおかしくありません。危険です!」


ええー!それはまずい!神様なんてチート付けてくれちゃったんだよ!!危ないじゃないか!!


「いいですか?誰にも言ってはいけません!わかりましたね?」

こくこく

怖い!!


初めてフィーの容姿が出てきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ