3話 政言部
翌日、清々しい朝だ。
俺は爽やかな顔で学校へ行った、自分の席に着いた時、静は面白そうな話を聞きたいツラで俺に話しかけた。
「コウタくん、姉ちゃんから聞いたよ、昨日ラインまで交換しちゃだって。」
「ええ、そうだよ、実はみやび先輩から聞かれたんだよ。」
「あれ、みやび先輩?姉ちゃんはそう呼ぶで言ったの?ありゃ、それはコウタくんに随分興味あるって意味だよね。コウタくんはどう?姉ちゃんのこと気にいた?」
「もはや愛するほど気に入っている。」
俺は何も隠すつもりはない、なんかこの姉妹の前で話が自然に直球になる。
「ふはは、そのストレイトの言い方、姉ちゃんとそっくり!よーし、お二人さんは相当似合うから、私か二人の恋に協力してやろう!」
「おお、ありがとう夕桐、恩にきるぜ。」
「早速だが、姉ちゃんの秘密を一つ教えよう。」
夕桐は俺に近寄って耳にヒソヒソ話した。
「姉ちゃんはさ、結構エッチなことが好きなんだよう、昨夜コウタくんにラインを送った後、部屋から変な声が聞こえちゃったよ〜」
「ほう、それはいかにも面白い情報ですな。」
「でも俺、気になることもあるんだ、雅先輩は、すごい美人だよね、なんで今まで彼氏できたことがないの?」
「あ、それは昔、私も聞いたよ、姉ちゃんはこう言ったのさ、自分が見込んだ完璧な相手じゃないとだめって。」
なんと!ならば俺とみやび先輩、もしかして…
今日の授業は、全然耳に入らない、俺の頭がみやび先輩の姿に占められている、放課後の部活にはとても期待している。まあこの学期は始まったばかりだし、授業にはそんなに専念する必要がない。もっとも、俺が苦手な科目は数学と科学だけだ、テストの前に誰かに教えてくればいい、そうだ、もしもみやび先輩がこれらの科目に得意かも、彼女に頼んだら、二人が勉強するシチュエーションも作れるじゃないか!
ようやく、最後の授業が終わった!俺は一刻も早く部室に向かった、確か609室だったな、つまり六階のRoom 9…俺はすぐそこについた、その教室の扉に“政治言語素質部”を書かれた木板が掛けている、ここだ!俺は扉を開けて、すぐにみやび先輩の後ろ姿が見えた。
「み、みやび先輩!こんにちはっス!」
なんか変な挨拶言葉が言っちゃた。今は、部室にみやび先輩しか誰もいなっかた。この部室に、長方形な大きいテーブルがある、みやび先輩は門に向ける側に座って携帯を見ている。
「あら、コウタ、随分早いね。」
みやび先輩が頭を回して俺に言った、言い方は昨日と同じく、あんまり感情な波動が感じなかった。
「なんか部活に期待しすぎで、つい…」
「好きなところで座っていいよ、部長と他の部員は今来る途中のはずだ。」
「好きなとこてって、じゃ、先輩の隣でもいいっスか?」
「え?私の?」
「だっだめっすか…」
「いえ、いいげと、別に、座って。」
みやび先輩は、右側の椅子を出してくれた、そして右手で椅子に二回叩いた、俺は喜んでそこに座った。
うわ、みやび先輩のすぐ隣なんて、いい匂いがしてくる!
「先輩も部活に熱心っスね、一番早く来ているし。」
「私は、早めに来て、少し掃除をするだけだ、この場所は掃除しないと汚くなる。」
「なるほど、じゃ、俺も明日から、掃除に手伝いますよ!」
「そう?助かるよ、ありがとう。」
先輩は平然として俺と話している。
俺はきちんと先輩を見てみた、昨日は他人がいったから観察できなかったが、いま予め見れば、みやび先輩ってやはりスタイルいいすぎる!特にそのムネ!制服に隠されても分かる!目測で少なくともFカップ、いえ、その上かも、ああ、なんか急に精確なデータが欲しくなった!ここは俺の能力を使うしかないのか?
「どうしたのコウタ?さっきから私のムネをジロジロ見てて。」
「え?!あのすいません!俺っただっ先輩がスタイルがいいと思って…」
「まあ、男はムネが好きってわかったから、別に気にしていないよ。」
この時、俺は静が言ったことを思いついた、みやび先輩は実にえっちなことが好きだそうだろう?じゃここで、少し試してみよう!
「あの…実は…先輩に聞きたいっすが…先輩の胸って、何カップッスか?」
「は?」
ようやく先輩の顔に変化が起きた、先輩は俺を見ていて、少し眉を寄せた、もしかして俺の言うことに怒った?たく!静のやつ、俺を騙したな!
「すいませんみやび先輩!俺、変な問題をしちゃった!」
「まあ、いいけど、別に…去年はまだEカップだけど、今年はFになちゃった…」
みやび先輩は少々恥ずかしい表情をして、俺に自分のサイズを教えた。
この時俺は、ビンゴに喜んでいるとともに、みやび先輩のその気にしてないふりをしながら、実に恥を感じている顔を見て、喜んでならないよ…ここはもっと恥を感じさせることを聞いてみよう!
「ようこそ!こちらが政言部の部室でーす!」
邪魔するんじゃね!!クソ変態部長が!!
前田部長は部室に入った、彼と共にまだ三人が付いている、男一人と女子二人。前田部長は三人を教壇側に連れ込んだ後、すぐ俺とみやび先輩に視線をかけた。
「あら夕桐さん、今日もお掃除をしてくださったですか?もうそれをしなくていいと言ったのに、あなたの気質に似合わないんですよ。掃除ぐらいなら、あなたの隣の新人に任せておけば…てっ、なんでお前が夕桐のそばに座っているんだ?さっさと後ろの席に座れ!」
「ちょっと、新人に態度が悪いすぎ。全く、だからうちは部員が少ないんだよ…コウタは構わずこのままで動かなくていいから。」
みやび先輩は俺を庇ってくれた、なんという頼れる姿!
「はい!ありがとうございます、みやび先輩!」
「み、みやび?お前!三年の先輩に名で呼ぶのは失礼だろうが?」
「別にいいよ、私がコウタにこう呼ぶって言ったんだから。」
これを聞いて、前田部長は絶句した。
「ちょっと、いつまで私たちを待たせるつもり?こっちは部活の後、用事がありますから。」
部長が連れてきた女子二人の中で、背が高い方が部長に文句を言った。
「そうですね、失礼…じゃそっちのことはさておき、みんなさんの自己紹介から始めましょう。」
前田部長は元に戻った、でも言葉から感じられる、彼の悔しさが。まだ俺のことをマークしているようだね。
「では私から、私は部長の前田昴、3年です、当内閣に務まる文部科学大臣の父上の影響で、未来は政治に向かうため、自分の政治素質を鍛えています。そのゆえ、去年からこの“政治言語素質部”を創立しました、皆様よろしく。さあ、次は君ですよ、夕桐さん〜」
「私、夕桐みやびと申します、政治家みたいに回りくどい話し方を身につけたいため、ここに入部しました、よろしくお願いします。」
本当にそんな理由でみやび先輩が入部したな。二人の三年生の後、二年生の自己紹介が始まった。
「じゃ次、私の番ですわね。」
話したのはさっき部長に文句を言った金髪の女の子。
「私の名前は鶴城シノです、お父様に命じられて、この部活に入ったですわ。ここで言っておきましょう、私は放課後別の用事があるから、たまに部活動に付き合わないかもしれません。皆様、どうぞよろしくお願いします。」
なんかすげえ自己中心のお嬢様だな、俺には苦手なタイプだ、妄想時間の相手もなれないそうだ、あ、いかん、俺何を考えている?今の俺は雅先輩がいるんだぞ。
「では次、僕の番ですね。」
部長が連れた背が低い、黒髪のメガネ男が自己紹介を始めた。
「初めまして、僕は志村樹と言います、同じく2年生です。趣味はレポータとニュース宣伝…ちなみに僕は、この学校で一番の大ファンクラブーー星月援護団の団長も務めています!」
星月援護団?何それ、聞いたことないな。でも志村先輩はすぐ説明してくれた。
「まあ、一年生は我らのことを知る術がありませんね、一応この団体を紹介しましょう!我が員高法台高校には、すごく美人な双子が通っています!姉の名は星月楓、妹の名は星月鈴、なんと二人が、この学校の生徒会の会長と副会長なんです!その可憐な双子の純潔を守り、彼女たちに近つけるすけべ野郎どもを全て排除するのは、この星月援護団の仕事なんです!」
志村先輩は、自慢の顔をしながら、随分大げさなことを俺たちに説明した。そして俺も思いつた、確かに俺が中三の時、この高校でとても可愛い双子姉妹がいるって噂が来たことがある、まさか後援団までいるとは。俺はそう思っている時、雅先輩は突然、志村先輩にえげつないことを言った。
「でもあの二人、既に彼氏があるって聞いたよ、君たちが守りたかった純潔は、もう汚されたんじゃない?」
こらみやび先輩!何でそんなことをはっきり言って志村先輩の心に傷をつけるんだ?夢だとしても、作る権利すらあるのよ!
「そうかもしれませんね…夕桐先輩…でも、その彼氏のことは、単なる噂に決まっているでしょう!我らの女神たちは、そんな低俗で破廉恥は真似をするわけがないでしょうか!」
「君はね…」
「はいはいストップお二人さん!部活以外のことは後で話しましょう。まだ一年生の自己紹介が残ってますよ。コウタくん、てめーから始めろ。」
なんか俺だけを呼ぶ時、前田部長の態度が悪くなってない?まあ別にいいや。
「初めまして、一年のコウタです、よろしくお願いします。」
俺は簡潔な自己紹介をした。
「じゃ最後は君ですよね、どうぞ。」
部長は最後の女の子に言った。あの子はさっきから何も言わずに部長の後ろに立ってた、随分のお照れ屋さんだな。
「みなさん、はっ、初めまして、結城小米と申します、一年B組です。どうぞよろしくお願いします…」
彼女は、自己紹介をしているうちに、何度も俺の方に視線をかけた、俺に用事でもあるか?それにしても1B組?俺のクラスメイトじゃね?でもこの子への印象は薄いな…あ、そうだ、初めの日は、俺が「エロ妄想力」を使いすぎで、他のクラスメイトの話しは全然聞こえてなっかた…どちらにせよ、部活に同じ年の子がいってくれてホッとするよ、やはり一年生は俺一人しかないなら、気まずいなんだね。
「はい、では皆さん、席についてください…ところで、この部活には顧問先生もいます、3年B組担任の田中先生です、でも今日は、知らぬ原因で遅刻になったそうです。では、これから部活の内容を紹介します。皆さんのご存知通りに、人は優秀な政治家になるため、大量な政治知識を身につけるのが大切です。しかしその上、一流の会話術を熟練に操ることがもっと重要なんです。この部活で、皆さんはそのいろんな政治会話術を訓練するのです。そして私は、理論を語るより実戦に偏重します。そのゆえ、これから会話術一段、 “どんな質問を聞かれても、平然に答える”という練習を開始します。その前、質問でもありませんか?」
「えっと、つまり、この練習は、部長がある問題やテーマを出し、我々に自分らしく答えばいいってことですよね。」
志村先輩が活動の内容をうまくまとめてくれた。
「はい、その通りです。」
俺は、この活動をどこからツッコメばいいか考えてるうちに、部長は、ある小さな機械をテーブルに置いた。
「皆さん、私はこの“ランダムに名前呼び”機械を用意してあります。皆さんの名前は既に入力しています、私がテーマが提出した後、この機械はある部員の名前を呼び、そして呼ばれた人は、五秒以内に答えを始まってください、それでみんな、準備はいいですか?」
部室にいる全員が静かになって、部長に直視してた、どうなテーマが提出されるかなという緊張感と興奮感が感じられる。
「では今日のテーマは…セックスです。皆さんは、セックスについてどう考えています?」