序章
今回は初の投稿なので下手かもしれませんが、良ければ最後までお付き合いいただけると幸いです!!
ふと思い出した。その時見上げた空は、まるで世界の終わりなんじゃないかと錯覚させるほど綺麗で、儚く、美しかった。彼女もまた空を見上げ
「凪沙、私ね…あなたのこと….好きよ….」
微笑みながらそう言った彼女は、嫌気がさすような高笑いをする”男”と、俺の腕の中で嬉しそうに、でもどこか悲しそうに…消えていってしまった。その姿は女神と言えるほどに…あまりにも
――美しかった――
3年前
俺は早瀬凪沙、年齢は16のなりたてほやほやの高校生だ。中学から楽しみにしていた青春ライフが、とうとう始まるんだ!!
楽しみにしていた高校生活に、俺はドキドキとワクワクを隠せずにいた
「誰かに話しかけられたりしないかなぁ、可愛い女子とか!」
小声でそんなことを呟きながら教室に向かった。どうやらクラスは1ーAだそうだ。
うちの学校は全部で7クラスあり3年まであるごく普通の高校だ。
「おーーーーい!」
おっ早速誰か俺に話しかけてきたな。可愛い女子だったらいいなぁ
「よぉ!お前も同じ高校だったんだな!こんな奇跡もあったもんだなぁ!」
「…………は〜〜〜……」
ふりかえると、話しかけてきたのは俺の青春ライフを切り開く美少女…ではなく、同じ中学校の浅山薫だった。
高校生活初日、初めて話しかけられたのが美少女ではなかったことに思わずため息が出てしまった。
「おいおいどうしたァ?ため息なんかついて。なんかしたか俺」
申し訳なさそうにする薫を見て
「いやっ別になんでもねぇよ。ただ美少女じゃなくてお顔が少々残念なお前だったことにガッカリしてんだ」
そう俺が言うと
「……」
薫がまるで捨てられた子犬のような潤んだ目でこちらを見つめていた。
さすがに少し罪悪感が出てくるな
「嘘だっての、ただガッカリしたのはほんとだよ」
適当にそうあしらうと薫はほっとしたように俺の脇腹をこずいてきた。馬鹿でよかったぁ…
「お、そろそろホームルーム始まるな、んじゃまた放課後な」
そう薫は言うとやや小走りで自分の教室へ戻って行った。かという俺も、教室の時計を見て少し焦った、いつの間にか時間が過ぎていたようだ。
高校初日の授業は授業というより、オリエンテーションだった。特に受ける気も出なかったもんだから頬杖をついて過ごした。
放課後、教室の前で待っていた薫と帰ることにした
「よっしゃ帰るかぁ」
薫は疲れていたのか欠伸をしながらいった
「寝起きはやっぱ眠いなぁ」
眠いだけかよ…
ツッコモうかと思ったが、自分も疲れていたのか、そんなことをする気力は残っていなかった。自分もあくびをしながら
「そうだな、んじゃそろそろ行くか」
そんな他愛のない話をしながら下駄箱へと向かった。自分は昔から靴を履くのが遅く、薫には先に校門の外へ行ってもらうことにした。
「わりぃ、先に校門出ててくれ」
「おう、先に行ってるぞ」
相槌を返すと、薫は歩いていった。
っしょっと、履けたっと。薫にいつまでも待たせるわけにも行かないのでやや小走りでいった。
その時、俺はなにか大きいものにつまずいて転びそうになった
「んだ?なんかつまずいたな」
なんだと思い下を見下ろした。その瞬間、背筋が凍った、“それ”はこちらを見上げながら転がっていた。
「…………………かお…….る……….?」
―――――――――――初日の犠牲者数―――――――――――――
1人 名前:浅山薫
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