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2・・・「フェアリーガーディアンズ」

照準合わせ!2話、投下ー!ドカーン!



ーーーー旧日本国内ーーーー


朝だ。今日も晴れである。なんか今日あった気がしたけどまあ大丈夫っしょ。寝y…


「ウルァ!目ェ開けたんなら起きろ火鉈(ひなた)ァ!」


やばい、ペア妖精に貴重な(少し嘘)睡眠時間が奪われる。抵抗するぞ、頑張るぞぃ。


「やめろ…やめろ…今起きたら俺は取り返しのつかないことに」


「なるかァ!?シリアス(?)な展開に持っていけると思ったら大間違いだバカヤロー!つか今日学校!そしてその次仕事!お前一応チームリーダーだろ?!シャキッとしろよぉ!」


「まだ、俺は寝たいn」


「おい、焼くぞ☆」


「あっハイ、ヤカレタクナイデスオキマスノデユルシテクダサイ」


あっけなく負けた。

仕方ないので起きる。そして冷蔵庫へ向かい、作り置きしてあった料理を取り出して食べる。

うん、今回のも美味しい。


「さてと、今何時…あ、8時かー」


「『あ、8時かー』じゃねえよ!学校9時だぞ?!こっから学校って50分弱あるぞ!もっと危機感もてよ??!」


あ、学校か、そんなんあったなー、と火鉈は思っていた。


2人の名は影宮火鉈(かげみやひなた)、フレイム・デルクス。火の能力者である。

彼らは現在17歳で高校生をやっている(大学に行く気はない)が、これでも禁忌レベルの能力者で、それを買われフェアリーガーディアンズ(略称FG)という組織に属している。学生を職業とするならば現在兼業中である。


解説を入れておくと、ハーフフェアリーの中でも能力の扱いに得手不得手がある。自分にぴったりで上手く扱えるなら強いし、あまり合わずに上手く扱えないなら残念ながら弱い。

そしてその強さによってレベルが設けられている。


下から[一般]、[中級]、[危険]、[禁忌]である。一部例外はあるが今はいいだろう。



そしてFGとは、国家特殊防衛機関である。

その仕事は普段こそすれ見回り程度の仕事だが緊急時には戦闘もする。

これにより、この組織には先述のレベルの中で、禁忌レベルの者たちのみが加入できるのだ。

だがこういうところに居そうな、「オラオラどけどけ!自分は禁忌レベル能力者だぞ?自分はエリートなんだぞ?」というふうに調子こいている輩はいない。

なぜか?そういう奴らはみんな調子こき過ぎて油断し死んでいるからだ。まあよくある話だろう。

FGは割と命を賭ける職業なのである。簡単に言えば警察と自衛隊の融合機関と言った所だろうか。


なお、どうしてFGのような職務があるのかというと、旧日本が現在自衛のための戦力として設置しており、そして日常でもハーフフェアリー同士の喧嘩という名の交戦は起こるため、それを鎮めなければならないからだ。

少々のいざこざならば手は出さないがエスカレートすると公害になる可能性があるものに対して武力行使をするため、必ず危険を身にまとう。



現在FGは旧東京本部、旧札幌支部、旧仙台支部、旧名古屋支部、旧高知支部、旧博多支部、に分かれている。

火鉈は現在、旧東京本部に所属している。



なぜ地名に全て[旧]の文字が使われているのかというと、かつて起こった大戦からの復興途中に、いちいち土地に新しい名前つけるのが面倒くさがられたからである。復旧のおかげで、大戦前とは光景は変わってしまったが大陸や島などの陸地は変わっていないため、新しい名前を付けることはせず昔の地名に[旧]をつけることで一致した……らしい。

現に旧日本はかつての緑を取り戻している。





ちなみに火鉈はあるチームのリーダーを務めているのだが、メンバーは、

1.影宮火鉈♂&フレイム・デルクス♂

2.鳴地雷花(なるち らいか)♀&スパーク・ボルター♀

3.土原剛牙(つちはら ごうが)♂&ランド・グラウンド♂

4.吹風彼方(ふきかぜ かなた)♀&ウインド・ファスター♀

5.薬超舞(くすりこえ まい)♀&メディシン・ブラッド♀


の5人で構成されている。順番は特に意味はないが、上から、火、電気、土、風、毒の能力者だ。

だが偶然か火鉈とほぼ同じ年の人ばかりなのだ。



そして、今週は火鉈達が巡回する週なのだ。



「うぃー、じゃあ学校へいざ行かんー…」


「超だるそうなんだが…?」


「当たり前だろ、あそこってさー、特に午後だけどよー、睡魔との耐久ゲーだぜ?」


「つっても最低限卒業はしとかないといろいろとうるさいぞ?」


「わかってる。だから仕方なくも行くんだよ…。」



正直火鉈は学校が苦手である。

彼曰く、「なんだあの集団拘束施設は」と言うことらしい。

それを言ったらFGも任務とかやらで拘束される時もあるのだが、前者は望んでもないのに拘束されるが、後者は望んでやっていることだから問題ない、ということらしい。


火鉈には少しわがままな部分があるのだ。



ーーーーーーーー13時程。



教室から教師の声が聞こえる。


「えー、この問題は………」


授業はいまだ続いている。


(もうそこわかってらぁ。つかそれ昨日あんたやってたぞこの痴呆め…)


火鉈は若干不機嫌だった。この椅子に座りながら自分のペースで勉学とか進めれない歯痒さがどうにも気に入らないのだ。

故に「リスニング」とやらのスコアは最低。

そして、


(あ、眠い…。任務とかであんまり睡眠取れてないんだったな、ふふ、寝かせてもらう…!)


とほくそ笑み、寝る体勢を取るだけで、


「影宮!寝るなー」


「ぁ、ハイ」


もれなく注意されるのだ。


(ふっざけんな!誰だって休みを取りたい時は様々だろうが!そもそも休みたくなるような授業するそっちがそっちなのに寝るなだと?ばかじゃねーか?!そんなに寝られたくないなら人数分用意した人工滝にでも生徒を打たせながら授業しやがれ!!)


心の中でキレた。


なおフレイムはというと…


『またキレてる…あの教師にキレてない週ないなー』


任務のときは頼りになるのになんで普段はこんななのかなー、と心の中でぼやいていた。




ーーーーーーーーーそんなこんなで時間は過ぎ、16時。学校が終わった。



「あがー……、やっと解放だあ…」


「おう、でも17時から巡回任務だなー」


「そうだなー、ん?」


気のせいかなんだか鳥達がうるさかった。

雲も朝よりは増えているような気もする。


「なんか嫌な予感がしなくもない…か?」




1時間後、FG旧東京本部にて。


「えーおほんっ全員…つっても5人だがな、まあ集まったんで、今から今日の巡回任務を始めよう!」


「「「「あいーっす…」」」」


おや、なんだか仲間達の返事がなんか少しだけ上の空っぽい…。


「みんなどうしたんだ?」


「いや、なんだか今日は普段より鳥達の鳴き声がうるさく聞こえるんだよね、気にしすぎなのかもしれないけどちょっとヤな予感がするんだ…。何もないといいんだけど…」


みんなの代わりに彼方が答えてくれた。どうやら今日に違和感を感じたのは火鉈だけではなかったようだ。


だが、だからこそと言わんばかりに火鉈が、


「それだったらなお行かないといけないんじゃないか?巡回のついでになんか不安の原因とかわかるかもしれないし」


と言ったことで彼らは切り替えられたようだ。


みんなの気が戻ってきたことを確認したところで、


「じゃあ、いくか!」



今日の夜の巡回任務が始まった。



どもども、どらっごです。


いやーマジ展開って考えて書くの辛い()そしてキャラ考えるのも辛い!

0、1、2話と来て未だ戦闘なしとかこれ日常小説かよ!とか思われてるかもしれないですがちょ、ちょ、ちょっと待ってください、ちゃんと戦闘シーンあります!


いつか?多分もうすぐじゃないですかね…?


そしてもう思っているかもしれないんですが前書きで多少(あ、ここもか)ふざけてます(笑)。多分これからもやりますがご容赦をば。


あ、そうそう、火鉈君も一人暮らししてます。一人暮らしって設定楽ですね!(ひそひそ)


ではでは、また。


2019.2.20追記

※すいません。盛大に矛盾してた箇所があったので消しました()



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