04 脳の素材は若返らないという絶望的事実の件
脳の老化と“交換できない素材”という現実から、
4人は魂と意識の限界へ踏み込んでいく。
B君『なあA君、魂の話してたらさ……結局、脳ってどうなんの?』
A君「どうって?」
B君『老化とかさ。脳って若返らないんだろ?』
O君《脳細胞は基本的に再生しないね。
素材が劣化したら、そのまま》
A君「そうなんだよ。脳って“交換できないパーツ”なんだよな」
B君『じゃあ記憶ってどうなってんの?』
A君「記憶は“配線そのもの”だよ。
脳の中の神経回路がつながったり強化されたりして、
それがそのまま記憶になる」
O君《だから脳トレは“若返り”じゃなくて“補修”に近い》
B君『補修って……なんかショックだな』
A君「だってさ、脳の素材自体は古くなる一方なんだよ。
いくら鍛えても新品には戻らない」
O君《永遠に生きたいなら、脳の素材そのものを
どうにかする必要がある》
AB君が黒板に向かい、
白チョークで “脳=交換不可パーツ” と書き、
黄チョークで “素材は老化する” と丸で囲む。
赤チョークで “若返り=不可能” と強調する。
AB君【はい、今回のポイントで〜す】
A君「……じゃあさ、脳の中の“配線”を整理できたらどうなる?」
B君『整理? 掃除?』
A君「いや、もっとこう……“デフラグ”みたいに」
O君《脳のデフラグ、か。
無駄な回路を整理して、必要な情報だけ最適化する……》
B君『パソコンかよ』
AB君は続けて黒板に、
白チョークで “デフラグ=整理” と書き、
黄チョークで “断片化した記憶” を囲み、
ピンクで “最適化” の矢印を描く。
最後に赤で “素材は若返らない” を再度強調する。
A君「デフラグってさ、
バラバラになったデータを並べ直して、
読み込みを速くする仕組みなんだよ」
B君『あー、なんか聞いたことある』
A君「脳でも似たことが起きててさ。
使わない回路は弱くなって、
よく使う回路は強くなる。
でもその“強化”が積み重なると、
逆に回路がゴチャついて効率が落ちることもある」
O君《だから“整理”という発想は理にかなっている。
ただし脳は物理的に並べ替えられないから、
デフラグのような完全最適化は難しい》
B君『じゃあ脳のデフラグって、
できたらめっちゃ強くなるってこと?』
A君「理論上はね。
老化で劣化した部分を“効率”で補えるかもしれない」
O君《ただし素材そのものは若返らないから、限界はある》
A君「……脳の素材が老化するって、絶望的だよな」
B君『永遠に生きるには、脳そのものをどうにかしないとダメってことか』
O君《魂の連続性を保つには、脳の連続性も必要だからね》
A君は机に突っ伏しながらつぶやく。
A君「……脳のデフラグ、誰か作ってくれないかな」
出演:A君・B君・O君・AB君
脳は若返らない。
その絶望的な事実が、A君の“主観の連続性”への不安をさらに強める。
AB君の黒板の色づかいは、今回もどこか“外側”の視点を帯びていた。
次回、A君は「脳の限界」と「魂の連続性」の矛盾に、
さらに踏み込まざるを得なくなる。
今回のキーワード:
「脳の老化」「交換不可パーツ」「デフラグ」「魂の連続性」「黒板」




