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最強の部下たちと征く、異世界魔王戦記  作者: 犬鈴屋
第3章 家号作戦

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3-12 村の長老なる人物

現目標:ハウス作戦

概要:敵国内の辺境に住み教鞭をとれる人材を確保するため、少数部隊で潜入・スカウトする

メンバー:オウキ、オルクス、ヘレン、エデル、イルマ

「……うん?」

何だか遠くの方でランドの叫び声が聞こえたような気がして、気づけば俺は歩いてきた方角へと顔を向けていた。

遠く離れたオルサバーグの留守を任せたランドの声など聞こえるはずも無く、すぐに気のせいだと意識を元に戻す。

「どうされましたか?」

ただそんな俺の不可解な行動を、並び歩いていたエデルは見逃さなかった。

「いや何もない。それよりもだ。彼女の案内は合っているのか?」

まばらに木が立ち並び、木漏れ日を求めるように群生する背の高い草を避けながら進むイルマ。

イルマの隣には彼女の護衛としてオルクスを、そしてその後ろを追いかけるように俺とエデルが進む状況だ

「恐らく。この辺りの森は、イルマの庭でしたからね」

「ほう?何かあったのか?」

「えぇ。確か山菜があるはずですよ。いつもイルマが持ってきてくれた山菜を食べたのを覚えてます」

素晴らしいと答えるが、山菜なんてほとんど食った経験のない俺は、どれがどれだが全くもって分からない。

それこそ第二次世界大戦が遠い記憶になった飽食の時代に生まれた俺は、文字通り山菜なんて食べなくても生きていける時代であり、畑や田んぼから採れる野菜しか食べていないのだ。


エデルが気を遣って山菜の群生地を指さして教えてくれるが、食べられるかどうかも分からない食料を指さされても何も反応できない俺は、ふと脳裏を掠った疑問を問いかける。

「こんな森深くまで採りに来るのか?魔物とかもいるから危険だろうに」

「魔物ですか?魔物は定期的にくる、ナール家の魔物対応部隊に退治してもらうので危険はありませんね」

「巡回部隊が?だがそれだけでは不十分だろ?」

「いいえ十分でしたよ?村を出るまで魔物なんて見たことありませんでし。それにもし十分じゃなかったら今頃イルマは生きてませんよ」

笑っているエデルを見る限り、彼の言葉に嘘はないのだろう。

だが俺のスキル『気配探知』ではちゃんと魔物の影があちこちに移っており、さらに上位の探知スキル『魔力探知』でも全く同じ場所に魔力の影が見える。

さらに言えば、空の監視者からの報告でも魔物は逐次報告されているので、俺の探知ミスではないだろう。

ここまできてエデルが嘘を吐くとも思わないので、たまたま魔物対応部隊が狩り残したか、狩る直前に来てしまったか。

それとももっと巡回部隊よりも強力な者が守っていたのか……

「『主、やっぱりあそこから1番強い気配がする』」

俺の視線は、ヘレンですらおちゃらけた声を潜めるほど強大な魔力の放出場所へと向けられていた。


「私は村人たちに帰ってきたっていうことと、お客さんを連れてきたことを伝えてきますね!」

「あ、ちょっと待て。一応オルクスも連れて行け。もしもの時用に、な」

勝手知ったる村なのに護衛は不要だと言わんばかりのイルマだったが、無理矢理これまた不満顔のオルクスを付き添わせた。

オルクスは俺の護衛という立場を重んじているのは分かっているが、強大な魔力の発生源が1つでない可能性を加味したら致し方ない処置だ。

「安心しろ。代わりの護衛はいるからな」

顎を上へと1回クイっと動かすと、渋々納得したようにオルクスは今か今かと待ち侘びていたイルマの方へと歩いて行った。

そして残った俺とエデルは、そのまま長老なる人物の家へと直行するのだが、魔力さえなければ少しばかり豊かな普通の村だ。

いくつかの平屋と、いくつかの青々とした光景が広がる畑の横を通り抜け、建物が周囲から消えた山林へと行くと、違和感しか感じないほど普通な平屋が姿を現した。

だが中に住んでいる者は明らかに普通の者ではない。隠す気などさらさら感じられない魔力が窓やドアの隙間から這い出してきているのだから。


「長老ー!いらっしゃいますか、長老ー!エデルですー!」

軋むドアを開けると、家中に響き渡る声でエデルは叫んだと思うと、そのまま遠慮なく歩を家の中へと勧めた。

「おい。流石に無遠慮に入るのはどうかと思うぞ?」

「あぁ~普通でしたらね。けど長老だけは、奥の部屋でお話するから入って大丈夫なんですよ」

そう言ってこじんまりとした家の中の一角に、ベッドしか置けないような空間が壁とドアによって作られていた。

エデルがその一角に向かって歩くので俺も一緒に歩いていくが、違和感を覚えるほどに綺麗だ。

居住者の有無に関わらず建物の中に埃は溜まるものだが、俺の鼻では一切埃を感じられなかった。

それだけではない。視線を調理場へと移しても生活用水を貯める水桶は空だし、調理器具も見当たらず、寒さを凌ぐために作られたであろう暖炉には灰どころか黒い煤1つ見えないなど、生活感すらないのだ。


エデルが立ち止まると同時に俺も彼の左斜め後ろで止まると、再び帰郷した若者は声を張り上げた。

「長老ー!いらっしゃいますかー!?エデルですー!」

これまで同様に若者の声が家の中に溶け込むかと思ったら、初めて違う声が返ってきた。

「あぁ、おかえりエデル君。君が帰ってきてくれて本当に嬉しいよ」

優しく大人びた男性の声がドア越しに響き渡る。

「ありがとうございます!」

「うんうん……ところで、エデル君と一緒に村を出たイルマ君は?」

「イルマもいますよ!あぁ、今はちょっと村の皆にただいまって言いに行ってるから居ませんけど」

親しい様子で話す男性とイルマだったが、イルマは俺の顔を見て思い出したように会話を切り出した。

「あっ、そう言えば長老に紹介したい人がいるんです!」

その言葉がドアへと溶けこんだ瞬間、ドアから漏れ出る魔力が一気に膨れ上がったが、その辺りの感知はまだできないエデルは笑顔のままだ。

「……エデル君。その紹介したい人っていうのは?」

「あ、ええと、何て言えばいいんですかね?」

困ったように視線を配ってくるエデルのために、俺は一歩エデルに近づき言った。

「どうも初めまして。エデル君たちを保護しているオウキという者です」

俺の言葉に返事は来ないが、続けて俺は口を開く。

「今回は長老という方のご高名を知り、尋ねさせていただきました。もしよろしければお名前を伺っても?」

それでもまだ返事は来ない。

「あぁ返答に困る必要はありませんよ。本名でもプレイヤーネームでも構いませんので」

その瞬間、答えは斬撃となって返ってきたのだった。




日本の武士(もののふ)よってに生み出された殺人の技、抜刀術。腰に佩いた刀を抜くと同時に前方の敵をも切り裂く一撃必殺の技。

刀で斬り合いで死が身近にあった江戸時代末期に人斬り彦斎として名を馳せた者もいるなど、その恐ろしいまでの速さは数多の強者を文字通り手も出せずに屠ってきたことだろう。

しかもこの世界はゲームの影響を受けたファンタジー世界であるため、本来人間が持てる能力以上の能力を出せる。

その結果、先ほどまで俺の立っていた場所を起点に、斜め真っ二つに切り裂かれることになった。

支えを無くした平屋上部が音と土埃を建てて家の横へと沈んでいく様子を眺めながら、俺はエデルを掴んで家の前へと降り立った。

「えっ!?えっ!?」

首根っこを掴まれたエデルは、子どもネコのようなポーズをとりつつキョロキョロとするばかりだ。

そして俺はというと……

「やはりこの程度の武器じゃ無理か」

咄嗟に腰のスチールソードで斬撃を防いだが、ただの鋼製武器はお供なく綺麗サッパリ刀身が切り取られていた。

「『武器強化』を掛けてこれか……」

武器の強度と切れ味を向上させる『武器強化』を使ってこの様なら、あの抜刀術ならばいともたやすく『防具強化』を貫通して俺にダメージを与えられるだろう。

土埃の中から悠々と出てくる人影を見て、俺は長老なる人物が俺と同類であることを背中に冷や汗を伝わせながら確信するのだった。


スチールソードに綺麗な断面図を作れるのならば、間違いなく同じ材質の防具も意味はない。

現状分かることはそれくらいで、かき消された土埃の中から出てきた焦げ茶色の全身フードを被った人型生物からは、戦わない限りこれ以上のデータは取れそうにない。

さて、それならば俺が採れる次の手は……

「貴様……どうしてエデル君を盾にした?」

鈍く鋭い刀身を日光に反射させつつ問いかけてくる。

「あなたは周囲の者を大切にしているようだったからな。それにそのまま斬り捨てようとしたら止めていたさ」

「うえぇっ!?俺盾にされてたん──」

斬られかけたなど露にも思っていなかった盾役が抗議の声を上げかけるが、それは俺と長老の間に舞い降りた塊の衝突音によってかき消された。

衝突した塊に刀を握りしめて身構える長老。反対に俺は自分で驚くほど冷静になれたのは、その塊が一体何なのかを知っていたからだろう。

「ヘレン、装備変更の時間を稼げ。その後は俺がやる。絶対に殺すな」

メキメキと人体からは出るはずのない音を出しながら角を隆起させ、全身に龍鱗を表出させた彼女はまさに戦闘スタイルへと移行している最中であった。

それくらい俺が攻撃された事実に怒りを覚えているのだろうが、それでも理性は残っていたようだ。

「了解……」

額に青筋と真っ赤な鱗を浮かべるヘレンは、両手を完全に鱗に変えて歩を進めた。


「ぬぅっ!?」

ヘレンが繰り出す拳は容易く鉄をも貫通し、踏み出す足の衝撃によって弱いモンスターは吹き飛ぶ。

バランスブレーカーと謳われた龍人族の初期ステータスもさることながら、手塩にかけて鍛えられた能力とトッププレイヤーのみが扱える伝説級の装備を纏った彼女は、暴力の権化と称しても過言ではない。

そんな彼女の拳を刀で受け止めた長老は賞賛に値するが、それでも衝撃を逃がしきれずに呻き声よりも早く森の奥へと弾き飛ばされた。

この世界の人間、もしくは上位に入りたてのプレイヤーならば決着が付いてもおかしくないが、森の奥へと飛ばされたはずの長老は森に溶けてしまったように気配も垂れ流しだった魔力も霧散してしまった。

どのような生物でも死後消滅までの時間は魔力は残留するので、そうでもないのならば何かしらのスキルを使ったのだろう。

だが残念ながら彼を相手取っているのはヘレン、俺たち最上級パーティーの目を一人でこなす者。

俺ならば新たな探知スキルを使用しなくては見つからない状況でも、彼女ならば必ずや見つけ出す。

地面に残った僅かな体温から、生い茂る草木に付着した匂いから、動いた時必ず揺れ動く空気の流れから、例え五感が無くとも見つけ出す。

それこそ敵地やダンジョン内での生を保証する斥候系ジョブの特上職ザ・ファーストだけが持つ能力だ。


森の奥での再び斬撃音と衝撃音が鳴り響くのを聞き、今は互角に戦えていると確認した俺は、意識を自分の装備へと向けた。

現在の装備はスチール系一式だが、間違いなく長老との戦いではバターのように切り裂かれて終わる。

そして彼の初撃は斬撃であり聞こえるのも斬撃と打撃音であるから、魔法系ジョブは持っていないものと考えられるが決めつけは厳禁だ。

そうなってくると最も物理防御に優れたアダマンタイト製装備か、物理と魔法どちらも次席の能力を持つヒヒイロカネ装備のどちらかとなり、魔法防御に優れたオリハルコン製装備は候補から外れる。

「我が主、命令」

気付けば戦闘音を聞いて駆けつけてきたオルクスと、彼の脇にはイルマが抱え込まれていた。

「エデル、大丈夫っ!?」

「あ、あぁ俺は大丈夫。でも長老が……!」

俺たちを知っているからこそ、エデルは心配そうな視線を森の奥ではなくこちらに向けてくる。

「安心しろエデル。一旦制圧して話を聞いてもらうだけだ」

俺の言葉に眉間の皺は薄くなるが、完全に取れることはない。

「オルクス。お前はここに残って2人の護衛を。ヘレンが戻ってきたらいつでも撤退できるよう準備しとけ」

もし俺が長老の制圧に失敗した時、それどころか俺が負けた場合を考えて指示を出すと、オルクスの返事よりも早く全身をヒヒイロカネ装備に変化させて森の奥へと向かった。




森の奥では際限なく打撃音が響き渡っていたので、簡単にヘレンと長老を見つけられた。

「ヘレン、交代だ。お前は一度元の位置に撤収し、オルクスと合流しろ」

見たところ鱗にいくつかの汚れが見えるが、大した怪我はしていない。

反対にこちらを睨みつけてくる長老を見ても、赤色の液体も重心のブレも見えないのは想定外ではあるが。

「でも主!」

「命令を聞け。二度は言わん」

「……分かった」

押し問答すらさせない俺の指示に、ヘレンは拗ねた子どものように不貞腐れた声で答えると姿を消した。

これで失敗した時のバックアッププランの準備は万全で、後は俺が長老の制圧を成功させるだけ。

俺はアダマンタイト製のロングソードを取り出すと、と長老も無言のまま武器をハンマーから、最初に見た刀へと切り替える。

「ハンマーでヘレンと戦ってたってことは、あんた龍人族の攻略法を知ってるな?」

問いかけに言葉は返ってこないが、向けられる切っ先から伝わってくる殺意が答えが滲み出ている。

最強だと謳われる龍人族でも、鱗の下へと衝撃を伝える打撃系の攻撃と自由に動けなくさせる水中の戦いを苦手としており、反対の立場でも俺はハンマーを取り出していただろう。


このことから分かるのは相手は俺と同じく、相手に会わせて戦闘スタイルを変える厄介なタイプということ。

圧倒的なまでのステータス差があれば関係ないが、それが分からない現状長期戦になった時に勝敗を分けるのは手札の多さとなる。

その手札の多さも相手が一体いくつの武器を扱えるか分かっていないのだから、長期戦は博打になるだろう。

残る手段はたった1つ。俺に戦闘スタイルを合わせられる前に短期決戦という形で勝敗を決める。これ以外確実に勝利を得る方法はない。

「無視、か。長老、あんたもプレイヤーだろ?その戦い方、能力、そして考え方。どれもこの世界とは違うはずだ」

少しでも短期決戦の前に情報を取ろうと話し掛けるがどれも無言で返され、何も話さないという情報しか得られない。

それだけ俺を警戒しているのだったら、その反応を逆手にとって……

「何も言わずか。だが絶対に話を聞いてもらう。これでな」

俺はそう言って右手で剣を突き出し……半身になって隠した左手で銃火器のトリガーを引いた。


隠し持っていたのは単発火力に優れたリボルバーであり、俺が持つ特上職ウェポンマスターによって取り出した武器の1つだ。

そして放たれた弾丸を追いかけるよう、左手を長槍に持ち換えると一気に長老との距離を詰めた。

意識を剣先に向けてからの銃弾と槍での強襲に、長老は僅かに遅れて凄まじい威力の抜刀術を放つと、飛んでいった鉛玉は真っ二つに割れ、返す刀で肩を貫かんとした長槍も手から弾き落とされた。

飛び道具と長柄武器のどちらも防がれるのは想定内、本命は右手に握りしめたロングソードである。

「そこっ!」

「ぬぅっ!?」

まるでレイピアのように突き出されたロングソードが、無理な体勢から力を目一杯込めた刀によって防がれた。

ギギギと金属と金属がぶつかり合う深いな音が鳴りびきながら鍔迫り合いへとなりかけたが、無理な攻撃を連続で繰り出した俺の方が体勢を崩して後ろへと飛ばされる。

「勝負ありだ!」

後ろへと飛ばされた俺を追いかけるように刀を突きだし、勝ちを確信したような長老。

だが彼は忘れていた。俺はロングソードを片手に持っていたことを。そして俺は近接でも戦えるが、魔法でも戦えることを。


長槍と共に意識の外へと飛ばされていた左手には、新たに生み出したもう1つのロングソード。

両手にロングソードも一瞬で武器変更も、そして体勢を崩した状態での振り下ろすのも到底無理だが、ここはあくまでゲームをベースとした世界であり、ステータスと魔法で解決できる。

俺は自分の後ろに【エアショック】を使い、風の力で無理やり倒れ込む体勢から左手に全体重を乗せる姿勢へと変化。

「何っ!?」

そして長老が右から迫ってくるロングソードを視認した時には、彼と刀の距離はあまりにも遠かった。

何かが切れる音と同時に、2つの腕に握りしめられた刀が宙を舞うのであった。

戦闘シーンってどれをどれだけ説明すればいいか分からなくて、想像している通りに書けてない感がすごい。

「剣で打ち合った」っていうのは抽象的すぎて分かりにくいし、「右手に持った剣を相手の剣にぶつけて音を出した」とかは言っていることが想像しにくい。

今後も手探りで戦闘シーンは書いていこうと思いますので、お付き合いいただけたら幸いです。


面白いと思った人は、ぜひブックマークや評価、レビューをして頂けると嬉しいです。

筆者の執筆モチベーションにも繋がるので、ぜひよろしくお願いします!

X(@KenRinYa)もやっているので、フォローもよろしくお願いします!

また感想や質問、要望などもコメントかXで受け付けていますので、ぜひぜひお送りください!

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