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20 受付に間に合う


 とりあえず間に合った。

 防具を着けて汗だくで受付をする俺を見て失笑する奴らがいた。

 奴らは関係ない。

 どうでも良い。

 今は受付に間に合ったことを喜ぼう。


 優勝までの試合数は七試合。

 昨年はまぐれとは言え、よく決勝まで勝ち進んだものだ。

 今年はまぐれではなく実力で決勝までいかなければならない。

 そして優勝。


 あと七試合分の体力があるか否かが問題だ。

 ダンディーと稽古をした挙句、走って会場入りした。

 結構疲れている。

 今戦ったら、スタミナ不足で負けそうだ。


 本当に優勝できるのか?

 そもそもこんな体で勝てるのか?


 それでも運の良いことに、昨年準優勝したおかげで、一回戦目の試合は最後の方になっていた。

 試合まで少し休もう。



 ダンディーに言われたことは何だっけ?


 前へ出ろ。

 形を試すな。

 あと、格好よく勝とうとするな、だっけか。

 とりあえず前に出て剣を振れば勝てる、ということか。


 そんな簡単じゃねえよ。

 心の中で文句を言う。



 昨年のまぐれは期待しない。が、実力でなら昨年よりは上だ。

 実力で勝てるだろうか。


 とりあえず振れ、というのは少しわかる。

 振らなければ勝てない。

 振れば、まぐれ当たりもあるだろう。


 昨年よりは、少しだけ体も大きくなった。

 肉を食わせられたせいか。


 体力も付いた。

 朝の稽古と走らせられたおかげで昨年よりマイナスかも知れないが。


 技術も付いたと思う。

 この一か月はダンディーとしか稽古していないが。


 これで、ただ剣を振れば、この大会は勝てるそうだ。

 勝てなかったら、騎士見習いとして口利きをしてくれるとのことだ。


 しかし、俺は優勝して州大会に出る。

 そこでまぐれでも勝ち進んで騎士見習いになる。

 アイネと一緒になることが運命なら、俺は絶対に勝てる。

 努力は最大限した。

 あとは自分を信じて剣を振るうだけだ。



 そう思ったら、少し眠くなってきた。

 試合会場の呼び出し付近なら、少しくらい寝ても大丈夫だろう。


 俺は目を瞑った。


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