登場人物(ネタバレ有り)
基本的にネタバレ有りです。
番外編などの執筆に際し、設定が追加される場合があります。
【第一章】
●クラウディア・リンジー
本作の主人公であり、公爵令嬢。
異母妹にはめられ娼館へ行き着くことになるも、先輩娼婦たちに可愛がられて人生を学ぶ。
娼館で一番親しかったヘレンの死をきっかけに逆行。
二度目の人生では妹に負けない悪女を目指すも、根が優しいため結果的に完璧な淑女となる。ただし、見た目はエロい。
唯一彼女の嘘を見破った王太子殿下に興味を持たれて溺愛される。
外見:黒髪、青い瞳
一人称:わたくし
●シルヴェスター・ハーランド
本作のヒーローであり、王太子殿下。
逆行前は異母妹と結婚したが、真意は不明。
人の醜い部分を楽しむ傾向があるため、クラウディアには勘違いされてアプローチが通じなかった。
独占欲が強い。
外見:銀髪、黄金の瞳
一人称:私
○ヴァージル・リンジー
クラウディアの兄。
逆行前は断罪をおこなったが、逆行後はクラウディアを可愛がる。
社交界では氷の貴公子と呼ばれるほど冷たい一面もあるが、気心の知れた相手には気さく。
シルヴェスターとトリスタンを弟のように思っている。
外見:黒髪、青い瞳
一人称:俺
○フェルミナ・リンジー
クラウディアとヴァージルの義母妹。
逆行前は企てを成功させ王太子妃にまで上り詰めるが、逆行後は断罪され修道院送りとなる。
見た目は可愛らしく外面は良いけれど、世界は自分を中心に回っていると信じてやまない。
とにかくクラウディアが嫌い。
外見:ピンクブラウンの髪
一人称:あたし
○ベネディクト・リンジー
リンジー公爵。クラウディアとヴァージル、フェルミナの父親。
穏やかな性格だが自分に甘く、子どもの中ではフェルミナを一番に可愛がる。
逆行後はクラウディアとヴァージルの姿勢を見て、考えを改める。
外見:黒髪、青い瞳
一人称:私
○リリス・リンジー
クラウディアの継母で、フェルミナの実母。父が一代貴族の男爵。
リンジー公爵に愛され関係を持つものの、愛人だったことに負い目を感じている。
どちらかというと真っ当な感性の持ち主で、リンジー公爵同様に穏やかな性格。
一人称:わたし
○ヘレン・ホスキンス
クラウディアの心のお姉様。元伯爵令嬢。
逆行前は先輩娼婦だったが、逆行後にはクラウディア付きの侍女として公爵家で雇われる。
お姉さん気質で、クラウディアを実の妹のように可愛がっている。
一人称:わたし
○トリスタン・ニューベリー
シルヴェスターの気のおけない友人であり、将来の側近候補。父親は騎士団長で、侯爵位。
正道を好む、真っ直ぐな性格。
逆行前はクラウディアを詰めたが、逆行後は彼女の人となりを信用している。
外見:赤髪、オレンジ色の瞳
一人称:僕
○ルイーゼ・サヴィル
シルヴェスターの婚約者候補の一人である王族派の侯爵令嬢。
クラウディアのことは淑女として認めており、ライバルではあるものの悪感情は抱いていない。
シルヴェスターに恋心を抱いているが、本作終盤では諦めの境地。
外見:金髪、翠色の瞳
一人称:わたし
○ブライアン・エバンズ
化粧品を取り扱うエバンズ商会の嫡男で、貴族派の男爵令息。
クラウディアを女神と崇め、派閥の中ではリンジー公爵家同様、中立に位置する。
よく通る声を持っており、本作ではその声を生かしてクラウディアを援護した。
一人称:おれ
【第二章】
本国:ハーランド王国。バーリ王国と山脈を隔てて北に位置し、東側は海に面している
隣国:バーリ王国。ハーランド王国の南に位置し、東側は海に面している
●ラウル・バーリ
隣国、バーリ王国の王弟。
本国で王太子が生まれたことで、王位継承権第二位になる。
軟派な見た目で、人柄は陽気。
外見:ダークブラウンの髪と瞳。肌は褐色
一人称:オレ
●レステーア・デガーニ
隣国、ラウルの側近。
ラウルと一緒に留学してくる、バーリ王国の貴族令嬢。
わけあって男装している。
外見:青髪に碧眼。色白の男装の麗人
一人称:ぼく
○シャーロット・ロジャー
一つ年下の、シルヴェスターの婚約者候補。本国貴族派の伯爵令嬢。
大きい胸がコンプレックス。
外見:ピンク髪に飴色の瞳。ロリ巨乳
一人称:あたし
【第三章】
隣国:アラカネル連合王国。ハーランド王国の北東に位置し、小さな島々の集まり
教会:きまぐれな神を唯一神と仰ぐ宗教団体。大陸全土に影響力を持つ
●スラフィム・アラカネル
隣国、アラカネル連合王国の王太子。
フットワークが軽く外交を盛んにおこなう。
国益に反する教会を目の敵にしている。
外見:金髪にグレーの瞳。落ち着いた物腰の美青年
一人称:自分
●ルキ
犯罪ギルド「ドラグーン」の構成員で暗殺が得意。
スラフィムの同い年の異母弟で、瓜二つの容姿を持つ。
血縁に思い入れはなく、ドラグーンを救うため奔走している。
外見:金髪にグレーの瞳。黒のフードマントを着用し、顔は常に隠している
一人称:おれ
○ナイジェル枢機卿
教会からハーランド王国へ派遣されている修道者。
枢機卿は修道者を取りまとめる役職を意味する。
独自の考えでドラグーンを支配している。
外見:白髪交じりの金髪に碧眼。純白のローブ姿に、枢機卿を表す白銀の帯
一人称:私
【第四章】
隣国:パルテ王国。ハーランド王国の南西に位置する小国
●ニアミリア・ベンディン
パルテ王国内の有力家族の一人娘。
朗らかで気さくだが裏がある。
老齢の侍従を慕っている。
外見:緩やかなクセのあるスカーレット色の長髪に、濃紺の瞳。絵に描いたような淑女
一人称:わたくし
○ウェンディ・ロイド
シルヴェスターの婚約者候補の一人である貴族派の侯爵令嬢。
物静かで深窓のご令嬢とうたわれていたが、苛烈な態度でクラウディアを責める。
親交のあった商人を慕っている。
外見:スミレ色の髪に深緑の瞳。スミレを模したブローチを着けている
一人称:わたくし
【第五章】
●キール
実家が牧場を営む、聡い少年。
不運を逆手にとって探偵として活動している。
外見:ふわふわな黄色の髪に緑の瞳。丸眼鏡を着けているのが特徴的
一人称:ぼく
○イゴール
パルテ王国出身の脱走兵。
筋肉自慢の、自称キールの助手。
外見:短い萌黄色の髪に、二メートルを超す身長の巨体
一人称:自分
【第六章】
●エリザベス・サンセット
通称パトリック夫人、サンセット侯爵家の嫡男パトリックの嫁。
王妃の従姉妹であることから、社交界に影響力を持つ人物の一人。
自分の容姿にコンプレックスを抱いており、嫌みな性格の四十二歳。
外見:鈍色の髪に、ベージュの瞳
一人称:わたくし
○トーマス伯爵夫婦
近年新しく当主の座に就いたトーマス伯爵とその妻。
王族派であり、先代から中立派のリンジー公爵家を敵視している。
家の歴史からサンセット侯爵家とも軋轢がある。
一人称:わたくし
【第七章】
●シスター
生まれによる不平等を恨む女性修道者。
離島の修道院にいたところ、ノリス司祭に聖女としての可能性を見出される。
一人称:わたし
○ノリス司祭
方々の修道院を巡る、宣教師。
シスターに聖女候補になるよう勧める。
外見:短い黒髪に、碧眼
一人称:私
【第八章】
既出のため割愛。
【第九章】
●リーウェイ・ファンロン
東洋、ファンロン王国の王太子。
スラフィムと同じ二十六歳。王太子妃がいるものの、後宮にも絶えず新しい妃を迎えている。
クラウディアに興味を示す。
外見:長いストレートの黒髪に、黒目。背が高く、丸眼鏡をしている
一人称:自分
○メイユイ・シュワンウー
東洋、シュワンウー王国の第二王女。
十六歳で、華奢な見た目だが、強かな一面もあり。想像力に富む。
好色なリーウェイを警戒している。
外見:長いストレートの白藍の髪
一人称:わたくし
○ミンユー・チューチュエ
東洋、チューチュエ王国の第一王女。
十六歳で、童顔ながらも肌はよく焼け、健康的。口調が堅い。
好色なリーウェイを警戒している。クラウディアと話す機会があり、打ち解ける。
外見:長いストレートの赤みのあるピンク髪
一人称:わたし