手術だ手術だ入院だ
そして手術のため入院する日が来た。場所はお茶の水の順天堂大学病院。ちなみに、9/30に院内感染がわかった順天堂大学病院とは別です。
9月24日。台風12号接近中。予報は直撃。
おい!
3年前の屋久島といい、去年の松本そば祭りといい。なんで大事な日に台風が直撃する? と思ったら今年は直前で進路がそれ、悲惨な入院初日とはならなかった。
入院と言っても、緊急でもないし、食事などの制限もない。検査の都合上、検査●●時間前からは水以外を口にしないでくださいなどがあるが、それは想定内だ。
そんな気楽に病院に行った私は、ちょと後悔することになる。
初日からいきなり血液検査3回、MRI(造影剤)、ホルモン検査と5回も注射される。しかも看護師が慣れていないのか、1度失敗された。
手術前と言っても、1日朝昼晩と血液検査があるぐらいだと思っていたが、とんでもない。ホルモン検査などは、2~3時間の間に4回血を採られる。点滴を付ければ、そこから血を採れるからいちいち注射しなくてすむが、数回やると血の通りが悪くなるらしく、最後の回はいつも直接注射で取られた。2日目、寝る前に腕を見たら注射の跡だらけ。
私は注射が嫌いだ。男だろうが、中年だろうが嫌なものは嫌なのだ。あの「チクッとします」の声がかかる度に身構えてしまう。
嫌いと言えば、病院内の空気も苦手である。換気はしっかりしているのだが、どうも独特の澱みみたいなものが感じられる。
私は食事制限などがないため、検査の都合がなければ比較的自由に飲み食いできる。院内感染防止のため、院内の売店が使えないのがつらい。看護師に頼めば買ってきてくれることにはなっているが、やはり自分の口に入れるものは自分で選びたい。品物が並ぶのを前に、どれにしようかと考えるのは結構楽しい時間だ。
持ち込みも可というので、私は珈琲と紅茶、ミネラルウォーターを持ち込んだ。ただ、量の加減がわからない。パンフレットには電気ポットが部屋にあると記載されていたので、珈琲や紅茶にも使うつもりでミネラルウォーターは1ケース(2リットル×6)持ち込んだ。が、よくよく見ると電気ポットがあるのは特別室のみで私の部屋にはない。
珈琲などを入れる熱いお湯はサロンの機械で入れることになっている。そのため
(集中治療室にいる間はミネラルウォーター飲めないし……多すぎたかな)
と少し後悔している。




