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秋の桜子詩集

夏の夕 近所のぼくちゃん。

作者: 秋の桜子

夏休みが来たのです。 


甘くて赤い


いちごのシロップ


甘くて水色


ブルーハワイ


甘くて黄色い


レモンのシロップ



男の子が お母さんと

 


カキ氷を作るのだって。



冷凍庫から 氷を取り出し


ホームセンターで見つけた


パンダの姿した、カキ氷作るやつ


丸い中に氷を詰めて


一生懸命に、ぐるぐる回す


ガリガリ ガリガリ


ガリガリ ガリガリ


置いた器に 雪の山。



きょうは いちごつくる


あかいの いっぱいかける



笑って話す 近所のぼくちゃん。


暑いお三時おやつの時間


カララン グラスに氷


アイスコーヒー飲みながら


ぼくちゃん

ガリガリしてるかな


鼻の頭に汗かいて、


ぐるぐる回すカキ氷。


挿絵(By みてみん)


夕方 ぼくちゃん出会ったら


ほらみてと、花火の袋を見せてくれた


おばあちゃんと手をつなぎ


田んぼの水を


見に行く途中


私ももうちょい 小さい夏野菜


畑に見に行くその途中。



コレと、コレと、これするの


たくさん入っているその袋から


今晩する分 指差しそれを選んで


ニコニコ笑顔 教えてくれた。



まいにち、花火したいなぁ 


ぼくちゃん おばあちゃんに


そう言ったって。おばあちゃん


毎日ねえ、そうだ、少しづつなら、


おじいちゃんが おばあちゃんが、


おかあさんが 時々おとうさんが、


いいよと言ってくれるから


大雨がふらなきゃ 出来るから


ぼくちゃんにそう言ったらしい


よる、おばあちゃんの日!


花火当番があるのだわ


ご近所さんは笑って話す。



おばちゃんバイバイ


手をふりぼくちゃん 


袋を下げて 


少しずれてるスキップリズム


跳ねるようにして


お家に帰った。




田舎の集落 お日様まだ沈まぬその時間 


離れて 草刈り機械の音が聞こえてくる


涼しくなったらひと仕事。



青草倒れた 匂いが甘い


カナカナ カナカナ


ひぐらし鳴いてる


夏の夕。






































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― 新着の感想 ―
[良い点] ショタ発動してしまいます! かわいい、可愛すぎ。 故郷の田舎の微笑ましさを送ってもらった気分です。 ありがとうございました。
[一言] 微笑ましい詩ですね! 情景が目に浮かぶようです。 私も子供の頃は手作りのかき氷を食べまくってましたねw 子供の頃って、何であんなにかき氷が美味しかったんでしょうw
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