5 Fランクな考えの、抜け出し方。
ざっくり伝えたいこと
・人と自分を比べているうちは、心のFランク!
・親に感謝できることは、とても大事!
・都市部=Aランク、田舎=Fランク。これからは、そんな考え方が変わるかも!
自分、Fランクだなあ……。
そう思って悩みこむ原因のひとつに、人と常に比べるクセがあります。
あの人が羨ましい。この人よりは自分はマシだ。
そうやって自分の物差しを使って劣等感を抱いたり、優越感に浸ったりするうちは、最低な自分から抜け出すことは難しいです。
よく親から言われませんでしたか?
「よそはよそ。うちはうち!」
自分の人生を輝かせるためには、人を自分勝手に判断するクセをただちに止めることです。
比べていいのは、過去の自分と今の自分だけです。
そして、自分に与えられた試練に対して、一所懸命に取り組んでいけば、必ず昔の自分よりも素敵な今の自分が見えてきます。
私は大学生の頃、とても未熟でした。
親が、学費や、生活にかかる費用をすべて負担してくれていたのに、これっぽっちの恩も感じておらず、当たり前のことだと思っていました。
今思えば、何と浅はかだったのだろうと、恥ずかしい限りです。
親がどれほど大変な思いをしているかに気づき、こまめに感謝の言葉が口にできるようになった現在の自分は、昔よりも幾分かマシになりました。
親に限らず、相手がどんな思いをしているかに配慮して、喜ぶことを考える。
人のためになることに、自分の時間と労力を使う。
それが出来るようになって、初めて大人と言えるのかもしれません。
親はたいてい、自分よりも先に死にます。
どれほど煩わしいと思っても、老いれば一人でトイレに行くこともできなくなり、その世話を誰かがやらなくてはならなくなります。
老人ホームに入ってくれる、ありがたい親だったとしても、受け入れてもらう為の書類の手続きには、子どもである自分の協力が必要になります。
前回のお話で、海外経験を持とう、と書きました。
若いうちの海外経験は、絶対にやっておいて損は無いことなのですが……。
グローバルな企業に入って、地元から飛び出たり、海外に赴任したりして、世界的に活躍する。
そんな姿は格好良いように見えて、実は老いる親に対し、とても無責任なのです。
親族や兄弟がいて、誰かが親の面倒を見てくれるならば、その人に感謝して、自分は地元でないところや海外で活躍するというケースは有りでしょう。
しかし、少子高齢化が進む今、一人っ子の家庭はとても多いです。
私もその一人です。
私は、父を数年前にすい臓がんで亡くしました。
病気の判明から、亡くなるまでの8か月間、だんだんと寝たきりになって動けなくなる父を、母は懸命に介護していました。
母のおかげで、私は時々母の代わりに面倒を見させて頂くだけで済みましたが……。
それでも、私が暮らしているところも、実家も、愛知県内だったので本当に良かったと思いました。
今は、月に二度ほど週末に一人暮らしをしている母のところへ遊びに行っていますが、そうした関係は、近くに住んでいないと出来ないことです。
親と絶縁状態でない限り、親に感謝の気持ちが少しでもあるならば、一人っ子の場合は仕事をしても実家から出ないか、程よい距離で自分は暮らすという選択肢を選ぶことをお勧めします。
実家にいながらにして、そのありがたみを感じることは難しいことです。
だからこそ、若いうち、親が元気なうちに海外での経験を積んで、戻ってきてまた親と暮らすか、スープの冷めない距離に住むことが良策と考えます。
これは、地方から都市へと、大学へ学ぶために出て行く学生さんにも当てはめられます。
地元の友人らや親兄弟との折り合いが悪く、絶対に戻りたくないという人ならば、都市部で一人暮らしをして働くことも良いでしょう。
しかし、故郷を慕う気持ちがすこしでもあるのならば、Uターンをして、地元で就職することをおすすめします。
最近は、田舎といってもだいぶ文化的になり、近所にイ〇ンがあって気軽に買い物に行ったり映画を見たりできるところも増えてきています。
そして、都市の人を受け入れる許容のある田舎は、都会よりも、より先進的な、素敵な場所へと変わっているところもあります。
東京に出なければ、時代の最先端の空気はつかめないという時代は終わりを告げました。
地元で、町おこしをして自分たちの町の魅力を再発見し、ネットを使って全世界に発信していくのが、今の最先端のトレンドです。
最新の「面白い! 素敵だね!」と思えるものは、田舎にこそあるのです。
例えばスマホのアプリで、世界的な大人気になっている「旅かえる」や「ねこあつめ」というゲーム。
これは、株式会社Hit-Pointというところが作っているのですが、名古屋に本社がある会社です。
ネットやスマホの浸透で、ゲームといえば東京発、高いハードとソフトを買わなければならないという時代も変わってきています。
最近ではGoogleがゲーム産業に新たな風を起こそうとしているようです。
ネットワークがつながれば、どこでもゲームや音楽や動画などが楽しめる。そして、何より仕事ができるようになる。
それならば、人が多すぎて、ごみごみとした、ビルの立ち並ぶ都市圏よりも、自然にいつも触れられる田舎で仕事をしたい。
そんなふうに考える都市の人たちも静かに増えてきているようです。
これまでは、都会がAランクで、田舎はFランク。そんな風潮がありました。
これからは、むしろその立ち位置は、逆転するものであると言えるでしょう。
地元の無名の学校を出て、無名の会社に入り、ネットで娯楽を楽しんだり、発信者になったりして余暇を楽しみながら、最終的には、老いた親の面倒を見させて頂く。
そんな流れが、主流になっていくかもしれません。




