4 Fランクは、何でもできる。さて何をしよう?
ざっくり伝えたいこと
・学歴の「Fランク」なんて、人生には当てはめられないもの!
・若くて時間がたっぷりあるなら、プログラミングと海外渡航を経験しよう!
元々は、大学の難易度レベルを示していたFランク。若い時は視野が狭いので、それを人生のすべてに当てはめてしまうことが間違いの始まりです。
世の中をちょっと見てみましょう。
曰くAランクの大学の最高峰である東大からは、官僚がたくさん輩出されますね。
世の中のためになろうという、優秀で善良な官僚の人たちがほとんどですが……。
統計をごまかしたり、不正を働いたり。
そんな最低なことを行う人もいるのは、ニュースでご存知の通りです。
今をときめくような、キラキラ輝くように見えるタレントや、スポーツ選手。
殊勝な心がけで、尊敬できる人もたくさんいますが……。
不倫したり、暴力事件を起こしたり、ドラッグをやって捕まったり。
輝きの裏で、最低なことをやっている人がいるのもまた事実。
彼らは、一体人生のAランクでしょうか、Fランクでしょうか???
人生は、とても流動的で、学歴を示すランク付けでは説明できない深みを持っています。
無名であるFランク大学を卒業して、社会人となり、小さな会社で一所懸命に働く人々だって立派で、そういうどこにでもいる人たちが、世の中を必死に支えているのです。
社会で働くことができる人は、まずまずの立場にあるといえるでしょう。
でも……。
Fランク大学すら落ちて、大学に行けないことになった人。あるいは、合格して通うことになっても学校の雰囲気や方向性が自分に合わず、中退してしまった人。会社に入ったけれどブラック企業に当たってしまって、とにかく逃げて生き延びた人。
そんな立場にある、プー……つまり働いていない若者に、日本の社会はとても冷たいです。
まさに人生Fランク。
親や知人からそうしたレッテルを貼られて、家で息苦しさを感じて、死んじゃいたいと考えてしまう人もいるでしょう。
しかし! 学校や会社に行っていないからといって、自分を暗く悲観して、否定するのはやめましょう!
そして……人生をここから逆転して、なろうで言うSSSランク、最強レベルにすることだって出来るんだ! と考えましょう。
若いときの時間は、人生のなかでとても貴重です。
その時間が獲得できたあなたは、とても運がいい人なのです。
それでは、若さ溢れるときの時間が出来た人は、何に使えばSSSランクになれるのか?
それを、これからご紹介しましょう。
1 プログラミングをやってみよう!
今の時代、パソコンやスマホは使えて当たり前。ネットワークに車や家電さえもつながるようになってきています。
気になることがあったらまず検索。好みのお店をネットで予約。ツイッターやブログなどのSNSで、ワイワイみんなで盛り上がる。
そんなことは当たり前のような毎日を送っていますが、このIT、ネットワークの技術が裏でどのように動いているか考えたことはありますでしょうか?
数年前までは、パソコンでインターネットをやるといったら、自分でホームページを作って公開する、というやり方が主流でしたが、今は便利で人の集まるサイトでSNSを気軽に使っておしまい、という人も少なくありません。
そんな中で、IT技術の裏側を知っておいて、まず損はありません。
数年後には小学生がプログラミングの授業を受けることになる時代です。
ただ便利で手軽なものを使う立場にあるだけではなくて、その成り立ちや作り方を知っておく。
それは、とても重要なことです。
プログラミングは、インターネットにつながるパソコンが一台あれば、自分で学習していける利点があります。
一人での学習が不安な人には、プログラミングスクールに通うという手もあります。
パソコンやスマホの裏側で無数に動くプログラミングの世界。ぶっちゃけ簡単に言うと、コンピュータに分かる言葉でいろいろ動いてもらう為の言語、それがプログラミング言語です。
世界に英語、中国語、タガログ語、ポルトガル語……とあるように、プログラミング言語にもたくさんの種類があります。
C、Java、Python、Ruby、PHP、Javascript、……エトセトラ。
プログラミング初心者が始めやすく、また得た知識がすぐに活かせるのは、HTML、CSS、Javascriptです。
プログラミングには、サーバー側の設定や知識が必要になることも多いのですが、HTML、CSS、Javascriptはそれが少ないです。
パソコンで表示される様々な画面を、自分でHTMLやCSS、Javascriptのコードをガリガリ書いて作るという経験は、ただ使うだけだった人から、作る側に回るという感動が得られます。
インターネットでこれらを学習することもできますし、本を手に入れて、自分で復習するのもいいでしょう。
なろうでも、ただ読んでいる側から、作品を作る側になると、物の見方が変わります。
下手くそでも人まねでもいいので、とにかくネットを使った「表現者」の側に回ること。
今後はその経験が、とても必要になってきます。
そして、プログラミングの学習をして、小説を書いて公開したときのように何かを作ることが楽しいという実感が湧いたなら。
プログラミングを自分の仕事にしていくことを考えましょう。
メインの仕事にはしなかったとしても、どこの会社でもITを使っていないところは無いので、勉強して無駄にはならないもの。
それが、プログラミングなのです。
2 海外に行こう!
若い時に、時間がたっぷりとあるなら。
ぜひ、海外に飛んでみましょう。
旅行、留学、ワーキングホリデー。方法はいろいろとありますが、とにかく日本の外に出る経験をすることです。
海外には、日本とは違う、いろんな価値観を持った人がいます。
そして、いろいろなハプニングも付き物です。
渡航先で起きた問題に、頭を悩ませて何とか解決する。その経験を、ぜひ若いうちにしてもらいたいのです。
海外に滞在する期間が長ければ長いほどいいです。
親や知人に日本の社会での「Fランク」とレッテルを貼られて、家で肩身の狭い思いをしなければならないくらいなら。
「Fランク? なにそれおいしいの?」「遠いところからよく来てくれたねえ!」と笑ってくれる海外の人たちに囲まれたほうが、気分も楽になるというものです。
そして、今の時代、海外経験は企業がとても欲しがるステータスです。
特にワーキングホリデー。
これは、海外で一定期間働くという経験になるので、日本に戻ってからも、就職しようとしたときに企業に対して、とても好印象になります。
ワーキングホリデーには年齢制限があるので、若い時にしか経験できません。
自分の視野を大きく広げるために、ぜひこの制度を活用しましょう。
プログラミングと海外経験。それは、会社に入ってしまうと、なかなか自分の時間が取れずに習得できないものなのです。
本当は大学生のうちに、長期の休みを使って自主的にその経験を積むことがベストですが、若いなら大丈夫!
体力も知力も漲るその時期を、家にこもって使わないのは、本当にもったいないのです!