γ和風折衷:和イベ 共通シナリオ
ひょんなことからイベントの精霊が見えるようになった私は、日々の生活にリアルはないのだと知る。
「それは私のものだ」
「はやいもん勝ち~」
「桜の精霊と雛祭りの男雛の精霊がハンバーガーの取り合い!?」
「くそっポテトがあああああ」
「あーはっはっはっ」
「男雛は和の人形らしく和食でも食ってろ」
「桜の精、そちとて似合うのは和食であろう」
「外国にだって桜はあるし~ブロッサム~」
「ちょっとさすがにそれはキャラが…」
目の前で醜く争う精霊たちに生暖かい視線を送るしか出来なかった。
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「鬼は外ぉおおおおおおおおおおおお」
「ぎゃあああああ」
「なにこの悲鳴と騒音は!?」
「節分よ鬼風情が正月を笑うとは何事か!?」
「正月さんを笑ったわけじゃなくて正月の話をクリスマス終了後にしている人間を笑ったんですよ!」
「はあ?ふざけないで」
「彼女もこう言っている」
「うわああああ」
「ふう、スッキリした」
「豆でも食っていろ」
「あまっ…甘い!これお節の黒豆じゃん!」
「大豆より枝豆のほうが上手いからな
その影響で節分豆を生産できなかった」
「ええっ!?」
「ところでお前はこの中で誰が好きなんだ?」
「いきなりすぎる!」
◆決定の日-B
【正月】
【花見】
【雛祭】
【節分】
【端午の節句】