ありがとう
♦ ♦ ♦
1人じゃなにもできなかった私が、できるようになったのはみんなのおかげ。
相談したり、頼ったりしてもいいと教えてくれたのはあなたでした。
ありがとう。
本当にありがとう!
♦ 6月と地獄の始まり ♦
6月に入り、そろそろ新入生も学校に慣れてくる時期で学校はにぎわっていた。
朝から集会とか、部活動がハードになったりとか。
色々なことが本格的になって行ったりしたけれどただ1つ変わらないものがあった。
それはクラス自体のふいんきだ。
あいからわずうちのクラスは氷河期真っ只中。
男子と女子の中はやはり悪いままだった。
「なんとかなんないかな?」
とか、必死に考えはするものの
結局全部だめで終わる。
別に、ただの氷河期で済むならいいのだけれど問題は
❄傷つく人が中にはいる❄
ということだ。
どういうことかというと、まず
男子から聞く言葉で女子が傷つくことがある
これが大胆に言ったかんじだ。
悪口、陰にひそかに言っているよりは目の前で言ってもらった方がいい
確かにそう思っていたが、でも目の前で言われれば言われるほど傷は深くなっていくものだと
最近感じた。
そう、私も言われる中の1人なのだ。
つらいし、学校なんか行きたくないなんて、何度思ったことか。
でも実際現実はこんな弱音を吐いたら何も変わらない
むしろ、悪化する。
そこで私が思ったのは、どんなに辛くても悔しくても。
泣かない、絶対に笑ってやるんだ!
そう決めたんだ。
そして何より私が望んだのは男子であろうと女子であろうと、
皆は笑顔でいてほしい。
私にできることは精一杯頑張って、皆が笑ってくれれば私はそれだけで十分。
大きな幸せなんていらない、皆が笑顔でいられたらそれでいい。
だから私はこの日から頑張った。
♦ 自分に何ができるのか ♦
今の自分に何ができるのか、皆がやりたくないと思ったりしたら私が代りにやったり、
迷惑になることはひたすらさけたり。
笑っていれば誰かが笑うと信じてたからこそ
毎日笑って、耐えてきた。
どんな悪口も皆が笑顔になれるならそれでいいと思えた。
でもやっぱり、辛いものはつらいんだなっておもった。
だけど・・・
泣けない。
泣いちゃいけない。
ひたすら耐えるしか・・・。
☆ 闇 ☆
ある日のこと、普段道理学校へ向かって
体育があるため運動着へきがえた。
「更衣室の中で変な臭いがするの!」
これを言われたのは体育が終わったあと給食が始まる前だった。
そのこは言ってしまえば嫌われている女子だった。
私はなんだろうっておもって中へ入った
「なになに?」
中へはいると甘い香水の臭いがした。
それは更衣室の中全体を包み込んでいた。
私の嫌いな臭いだった。
「臭いのもと探してたらさ、このバックってわかってさ。これ、あんたのじゃない?」
そういって彼女が指差したのはあたしバックだった。
確かに私のバックで…
ここからにおう。
まさかとは思ったけど…
まただ。
1年生のときにもそんなことがあった。
ほんとは臭いだけでもきずいてた
でもそんなこと言えるわけない、きずいたら泣きながら保健室へいっていた。
「泣かないって決めたのに、またなんで…」
そう思ってももう遅くて
止まれって思っている涙はゆうことをきかず頬をつたる。
「もう…戻りたくない。あの教室へ、あの学年へ…」
犯人が誰かなんてわかってた。
わたしに臭いのことを教えたあのこだ。
でも知らんぷりだし。
クラスは違うけど、まだ嫌ってたんだ私のこと。
そう思うとまた激しく流れ出す。
そんなときに助けてくれたのは皆だった。
いつも話を聞いてくれる2人とよく遊ぶ1人
その3人だった。
「何があったの?」
「いってくれなきゃわかんないよ」
「またあいつら?」
皆、スッゴい優しかった。
でも今のわたしが答えたら、きっと心配させてしまう。
暗くなってしまう、皆の笑顔がわたしのせいで、少なくなる…。
そんなの、いやだよ…。
だから私はなにも言わなかった。
そしたら
「うちらは全員あんたの見方だから」
言われてきずいた。
きっと、私が言わないのはあんな理由じゃなくて。
皆が離れていくのが怖かったんだ。
だから、言えなかった…。
そう思った瞬間
「友達がいてよかった」
って、心のそこから思った。
「ありがとうみんな」
ずっと、そう心の中で思ってた。
☆ 優しい心 ☆
また別の日、よく話を聞いてくれる先輩と話していた。
みんなが笑えていればそれでいい
そう思ったりしたことを話した。
「優しいなぁ」
って、いってくれた。
本当は錯覚かな?っておもってたけど、
何度見直しても文字に変かはなかった。
驚いた、嬉しかった。
初めて言われたから、すっごい嬉しかった。
でも、わたしのどこが優しいのかっていうのが
わたしにはさっぱりわからなくて
「どこがですか?」
とか、ずっといいかえしてた。
本当に分かんなかったから。
自分で、こういうのを天然と言うのだろうか、と思った。
この先輩には大半のことをしゃべってきて、思ったことがあった
「私はこの人を頼りすぎじゃないだろうか」
これ以上はなしたら迷惑な気がする。
だから、本当は辛いことがもっとあったけど絶対にいくつも言わないってきめて、
その上ではなしてた。
でも、やっぱり不安になるから、聞いた。
「先輩、私は先輩をたよってもいいんですか?」
迷惑だったらはっきりいってもらおうっておもって、
思いきって聞いたら。
「勿論!」
ってかえってきて…
人を頼ったことがない私が、いいのかなって思ったけど。
すごく嬉しかった。
「ありがとうございます。」
それしか返せなかった。
本当は頼って、先輩がいなくなったらどうしようとか、
ずっとかんがてた。
でも、
「いなくならないよ」
っていってくれて。
自分がどれだけ助けられているのかがわかった。
☆ 涙 ☆
もう2度と泣かないと決めてから
何度流してきただろう。
どうすればいいのかわかんなかった。
そしたら、
「人前じゃないんだったら泣いても良いんじゃない?」
っていってくれた。
最初は
「え?」
と思ってしまった。
でも、わかんなかった、ひとりになったら
なんか…。
涙が流れてて、知らずのうちに
ここまでダメージおってたのか自分って
思い返した。
☆ 大切にしたかったこと ☆
「死にたい」
何度か思ったことがある。
でも、死んだら悲しむ人がいるってことを知った。
それにいまは、生きていたいって気持ちの方が強い。
もっともっとたくさん遊んで、笑って、
世界がえがおで一杯になればいいなっおもったりした。
大切な友達がいて、逃げないようになった。
皆が泣くならそのぶん私が背負おう
どんなに重くても。
みんなを笑顔にすると決めたから。
今伝えたいのは、
皆に、助けてくれた人に。
「ありがとうございました」
って言う一言。
私、皆に出会えてよかった。
本当に
ありがとう!!!
End