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【第0話】新たな世界

初めまして喉から仏です。定期的に投稿しようと思っているのよろしくお願いします。


 朝の光が、窓からそっと差し込んでいた。

 レオは目を閉じたまま、その光をぼんやりと見つめる。

 今日も、外には出ない。けれど、世界は静かに動いている。


 前世で僕は極度のひきもりだった。

 中学に入ってからは理由もなくいじめられ

 周りの視線に恐怖を抱き、気づけば自分の殻に閉じこもっていた。


 今、僕が生きる世界には前世のような科学は存在せず、剣と魔法の世界。

 それに魔物といった見たこともない生物もいる。

 他の誰かなら、心を躍らせて期待や興奮を胸に抱くだろう。

 けれどこの世界でも、僕は自分の殻に閉じこもり、家から出ようとはしない。


 家の中は朝の静けさに包まれていた。

 キッチンでは母が朝食の準備をしている。香ばしい匂いが少しだけ心を和ませる。

 父の姿はもう見えない。今日は村の外れの警備に出かけたのだろう。

「……俺は、今日も外に出ない」

 母はちらりとこちらを見て微笑むだけで、何も言わなかった。

 父ならきっと、「少しは外に出て体を動かせ」と言うだろう。

 でも、今の僕には、その一歩を踏み出す勇気はまだない。


 この世界で物心が付いたとき、ぼんやりと前世の記憶がよみがえり

 最初は混乱した。だけど、外が怖いことに変わりはなかった。

 両親は外を怖がる僕を見て

 優しく声をかけてくれた。

「外に無理に出る必要はない、いつかレオも一歩踏み出す時がくるだろう。

 そのときまで俺たちは見守ってやる」

 あの言葉は僕を少しばかり救ってくれた。

 そんな考えごとをしていた時、父であるジャックが帰ってきた。

「ただいま。セレナ、レオ」

 母が振り返り、微笑みながら声をかける。

「ずいぶん早いわね。何かあったの?」

 父は少し得意げに肩をすくめて答える。

「ああ、警備してたら、あいつがこの村に来たんだ。

 せっかくだから、息子を紹介してやろうと思ってな」


「あいつ……?」

 心の中で疑問を抱くレオ。外に出るのが怖い僕にとって、“あいつ”が何者なのか、それだけで胸がざわつく。


 そのとき、村の入り口に見慣れない男が一人、ふらりと歩いてきた。

 茶色のボサボサ頭に軽装の服、肩には小さな荷物。

「……やあ、こんにちは」

 男はにこやかに笑った。少し疲れた顔をしているが、どこか陽気さもある。

「君がレオか。俺はギル。今日はたまたまこの村に立ち寄ったんだ。よろしくな...」

 ギルは軽く肩をすくめて、どこか気楽そうに話す。

「ま...まずはあいさつってことで...」

 見知らぬ冒険者の出現。レオは思わず後ろに下がる。

 外の世界の匂いと、未知の存在。怖いけど、なぜか少し気になる――

 これが、僕の“外の世界との初めての出会い”だった。





初めての執筆なので誤字、脱字は大目に見てください。

感想を書いていただけると非常にうれしいです。

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