勝機あり?
トモコ
「はぁ〜?、、、何言ってるの?、、、あんたバカなの?自分から都合のいい女をお願いする人初めて聞いた、、、信じられない、、、。」
トモコに電話越しで言われる。
サチ
「まぁ〜普通ならそうだよね、、、私もそう思う、、、。」
客観視しても自分の言動がまともじゃ無いと理解している。
トモコ
「じゃ〜なんで? どうしてそこまで自分をさげすむ必要があるの?」
強い口調で言われる。
それだけトモコは心配してくれて証拠でもある。
サチ
「簡単だよ!だってノリヒト君だよ、、、まともじゃないでしよ?」
トモコ
「、、、それはそうだけど、それ〜あんたが言うの?」
電話越しでも苦笑いをしてるのがわかる。
サチ
「よく考えて見て、普段からあれほど、女子が周りに居るのに、誰かと恋仲の話も、手付きの話もないでしょ?高校生でもあるまいし、、、。」
トモコ
「そうだけどさ〜」
サチ
「つまり、彼は恋愛の経験が無い、もしくは、興味が無いんだと思うの、そう考えれば、私がどんだけ、アプローチをしても、なびかないのよ」
トモコ
「それって、、、脈無しって言わない?」
サチ
「ううん、、、逆をなの、つまり意識させるの少なくとも、今日はそれに成功させた。」
トモコ
「ちょっと意味わかんないんだけど、、、
仮にだよ、あんたの言う、都合の良い女になったとして、体の関係を求められたら?」
サチ
「そこは、、、まぁ〜成り行きかぁなぁ〜
でも、それって普通人の考えだよね!
さっきも言ったけど、彼はそう言う感覚が、欠如してるんだと思うの、そうじゃなきゃ、とっくに、私のアプローチに乗るか、そう言う関係を求めてくると思うの、、、。」
トモコ
「これまたすごい爆弾発言、、、でも変に説得力あるわね、、、。」
サチ
「でしょ!だから、他の人と違う、地位、、、が必要なの」
トモコ
「それが友達以上恋人未満だってこと?」
サチ
「うん!とりあえず、他の子よりは一歩前進してる、、、少なくとも彼は私を意識する、、、と、思うの〜」
トモコ
「なんで最後に自信をなくすかなぁ〜」
サチ
「それは〜彼だもん、、、私だって全部は理解出来ない、、、。」
トモコ
「まぁ、とりあえず、あんたが恋の盲目で正気を失って無いことは分かったわ、さっきまで、今度会った時に、引っ叩いて、正気に戻そうかと思っていたわ、」
地味に怖いこと言うトモコ。
サチ
「ありがとう、、、心配してくれて」
トモコ
「まぁ〜彼に襲われたら、私に言いな!そん時は、豚箱に放り込んでやるから、、、。」
サチ
「ふふふ!よろしくね、、、でも正直、そんな人だっら、もっと楽に落とせるけどね〜」
トモコ
「あはは、、、確かに、、、頑張るんだよ!おやすみ。」
サチ
「うん、本当にありがとうねともちゃんおやすみ」
そう言って電話を切る。