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真っ向勝負

サチ

「もしもし、私、サチだけと、、、うん、

ノリヒト君には会って話がしたいの、、、

うん、出来れば今からダメかなぁ?、、、

うん!ありがとう、、、じゃ、いつもの場所で、、、うん、、、また後で!」


サチはいつもの場所に向かう。

一緒に帰る時に立ち寄る小さな公園、、、二人でブランコに座りながら話をする大切な場所。


サチはブランコに、座りながら考える、、、。


サチ

(もし、これが失敗したら、、、でもこれ以上の事が浮かばない、、、間違ってはいない、、、。)


そう強く自分を信じて奮起させる。


程なくしてノリヒトがやってくる。


夕日を背に向かってくる、ノリヒトの笑顔に心がときめく。


ノリヒト

「お疲れ様、さっちゃん!どうしたの急に?」


ノリヒトは、サチの隣のブランコに座る。


サチ

「お疲れ様、ノリヒト君!ちょっと会いたくなってね、、、、ところで、今日はどうだったの?」


話題を変える。


ノリヒト

「いつもながら、楽しい人でね〜、、、」


そう言いながら、今日の出来事を話すノリヒト。


ノリヒトは最近、とある助教授(准教授)に気に入られ、研究室に、招待される事が多くなっていた。


変人は変人を求む、とでも言うのか、互いに気が合い色んな話をしている。


ノリヒトの話を聞くたびに、サチは嬉しく思う、夢中になって、話をしてくれるのは、自分だけだと自覚しているから、、、。


ノリヒトの話が、ひとしきり終わった頃に、


サチ

「あのね、ノリヒト君、、、確認なんだけど、私たちって、友達だよね!」


首を傾げ上目遣いで、言葉を選びなるべく可愛く、見せれるように話す。


ノリヒト

「うん!俺、さっちゃんが、好きだよ!大切な友達だよ!!」


笑顔であっさりと言うノリヒト。


サチ

「うん!ありがとう!すごく嬉しい、、、けどね、実はお願いがあるの、、、?」


わざと不安そうな顔で言う。


ノリヒト

「なんだい!なんでも言って!協力できる事があれば、なんでもするよ!」


いつもと全く、態度が変わらないノリヒト。


サチ

「わたし、、、ノリヒト君が好きなの、、、友達じゃなくて、、、男性として、、、だからね友達以上の関係になりたいの、、、お願い出来る?」


流石のノリヒトも黙り込んで考えている、、、突然カウンターパンチをもらったような顔をして、、、。


ノリヒト

「それって恋人って事?」


サチ

「ううん、、、そうじゃ無いの、、、本当はそれが良いんだけど、、、それだとノリヒト君、、、断るでしょ?」


またまたノリヒトは考え込む、、、そして


ノリヒト

「やっぱり君って面白いね!確かに恋人になって、って言われれば断るね、でもそれなら良いよ!」


サチは満面の笑みで


サチ

「ありがとう!ノリヒト君!じゃ〜今日から友達以上恋人未満で、よろしくお願いします!!でも、私のことがすごく好きになって、恋人にしたいと思ったら、いつでも告白してね!絶対OKするから!!」


晴れて?サチは友達以上の関係になる事に成功した。


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