表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/20

気になる男①

サチ

「ね〜だから納得出来ないの、、、そうでしょ!トモコ、、、!!」


サチはトモコとアフタヌーンティーを嗜んでいた、、、いや正確にはトモコが、、、


トモコ

「サチって本当に食が細いわね〜そのくせなんでそんなにデカいの、、、ムカつくわ〜」


トモコはそう言いながら最後のサンドイッチを手に取る。


サチ

「わたしスコーンいらない、、、ケーキひとつだけ貰うわ、、、」


サチはそう言って上段のケーキを取る。


トモコ

「あんたね〜!」


そう言いながら豪快にサンドイッチを食べるトモコ。


サチ

「別にいいでしょ!サンドイッチとスコーンを、トモコが食べれば、、、」


サチは口を尖らせて、ケーキをフォークで一口サイズに切り取って口に運ぶ。


トモコ

「まぁ〜そうなんだけど、、、それよりも、さっきの話、、、結局、もう一度お話をしたいって事?」


サチ

「なに聞いてるの?そんな事、一言も言って無い!!」


サチは机を叩き抗議する、、、。


トモコ

「はいはいそうね!でも、納得出来ないんでしょ?ならもう一度聞けば?」


トモコはスコーンを手に取り、反対の手で振り払う様に手を払う。


サチ

「ムカつく〜もう〜なんなのよ〜」


サチも勢いよくフォークでケーキ差して、豪快に口に頬張る。


トモコ

「でも、あんたあまりのんびりしてられないわよ、、、」


サチ

「なにがよ、、、」


トモコ

「タダノ君、、、女子の評判いいのよ〜ただでさえ、数の少ないうちの女子連中が、彼を注目するなんてね、、、」


サチ

「フン!わたしには関係ないわ!」


トモコ

「本当に〜実はわたしも、、、ほら、彼って結構ハンサムでしょ?しかも背も高いし、頭も良い、、、ちょっとミステリアスな部分も、なんか魅力的だし〜」


わざとサチを煽る言い方をするトモコ。


サチ

「、、、、そう、、、」


急に元気が無くなるサチ、、、。


トモコ

「ごめんごめんおねーさんが悪かった、、、ちょっとサっちゃんが可愛いから〜」


トモコはサチをからかった事を素直に謝る。

トモコはサチの二つ年上、、、二浪して文科一類に合格した。


サチ

「うっ、、う、、トモコ〜」


思わず涙ぐむサチ


トモコ

「はいはい、自尊心傷つけられたんだよね〜タダノ君は悪い人だね〜こんなに美人を見向きもしないでね〜」


トモコはそう言いながらサチの頭を撫でていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ