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気に入らない男

男はみんなバカばっか、、、大学は入れば終わりと思ってる、、、やれサークルが合コンが実にくだらない、、、。


私は生まれも育ちも頭の良さも違う、私は特別将来は財務省、外務省に入省してゆくゆくは事務次官に、そう思っていたけどあの男のせいで、、、。


トモコ

「サチ、、、なんか機嫌悪い?」


同じ大学で仲良くなった同級生のトモコが尋ねてきた。


サチ

「う〜ん、、、なんか最近イライラするんだよね〜」


机にうつ伏せになりながらトモコの先にいる男が目に入る、、、。


文科一類に入る為に死に物狂いで勉強して合格したけど、、、トップ合格では無かった。


トモコの先にいる男、、、。


タダノ ノリヒト、、、。


彼は圧倒的なスコアを叩き出し見事にトップ合格をした、、、。


サチは珍しくそんな男性に興味を持ち話しかけた。


サチ

「こんにちわ!タダノさん初めまして海野です。

今日からよろしくお願いします。

ところでタダノさんは将来どこに入省しようとか考えてますか?」


文科一類は当然法学部に行く、そうなればその先は必然と官僚になるのが基本、サチはそう考えていた、、、。


ノリヒト

「にゅうしょう?、、、はて?あんまり先のことは考えて無いなぁ〜」


ノリヒトは上の空で別のことを考えながら答えていた、その証拠にサチの顔を見ることも無かった。


サチ

「えっ、、、だって、、、」


サチは言葉を失った、、、。


彼女は二つのプライドを傷つけてられた。


一つは、圧倒的な学力がありながら、この男は、まさにスコアを取っただけ、つまり彼にはこの試験はゲームだったこと、そして、自他認める美貌の持ち主である自分を見ることもしないこの男の態度、、、。


サチに言い寄る男は腐るほどいた。

けど、、、この男は、、、自尊心を傷つけられたサチは、無言でその場を立ち去った。


そんな事があってから1ヶ月がたった。


トモコの先に映る男、、、タダノ、、、

実に気に食わない、、、。


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