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第三十五話:お家へ帰りましょう

どうも井中です。すみません。一日遅れました!。ほぼ出来てはいたのですが疲れてしまいそのまま寝ていました。もうすぐ深海の話は終わります。時間があるときに読んでくださると幸いです!。

千楽寺君たちが突入してから真・暁に取り残された私は床で寝転んでいる香純を見ていた。香純は先ほど能力を使ってしまったせいで体が疲れてしまいしばらくずっと寝ていました。


「わたしもなにかお役に立てることはあるのでしょうか」


「・・・あるわよ。そんなにひがまないでちょうだい」


「えぇ!。い、いつから起きていたんですか?!」


「だいぶ前からよ。秋君たちが乗り込んでいった後からかしら?。まぁそんなこといいのよ。あなたらしくないわね。そんなことを言うなんて」


「あ~、はは。そうかしら。いつもこんないつもこんな感じですよ」


少し疲れたような笑いが口からこぼれてしまい、私の姿が力なく映ったのでしょう。香純は眼だけこちらに向けてそこから何かを見透かすように微笑んできます。


「香熾さんは十分に役に立ってますよ。ここの部隊の人たちを見ていたらわかります。秋君も鷹島君も凉ちゃんもしっかりとあなたのことを頼りにしていますよ。なにせ、あなたと一緒にいると心が落ち着くんですから」


「そ、そんなわけがありませんわ。そのような能力は持ち合わせていませんし」


「そういうことじゃないのよ。あなたがいるというその存在が彼らにとってとても安心できることなんですよ。特に私から見てもあなたの所作は一つ一つが美しく見ていて安心できますからね」


にやけた顔をしながら言い終わると、沈没した船から勢いよく何かが向かってきているのが見えた。よく見ると鷹島君とそれを背負っている千楽寺君であった。


「あら。お二人とも早いですね。何かありましたでしょうか?」


「ああ、問題しかない。人が多分三人くらいはもう・・・。それに入ろうとするとかなりの臭いがすごくてなドアを破壊してきたからいずれこっちまで流れてくるかも。すまんな」


かなり緊迫した顔で帰ってきた千楽寺君を見て空気がひりつくのを感じる。向こうの方からすでにかすかに異臭が漂ってきて私の顔は少し強張っていたでしょう。


「!。っそうですか。状況はわかりました。ひとまず香純のほうはかなり回復してきましたので何かありましたらすぐにそちらに向かわせる準備をしておきますね」


「何勝手に答えているのよ。私を人柱にでもする気かしら」


むくりと起き上がる香純にちょっと心無い一言を言ってしまったような気がしますが気のせいだと思い込んでおきましょう。私は意地悪く続けて言う。


「うふふ。いいではないですか。香純の能力であれば何とか出来るかもしれないですしね」


「あなたって人は。私さっきまで横になってた人よ。・・・まぁでも秋くんたちのお役に立てるのならいいわよ」


香住は少しまんざらでもなさそうな顔をして私の方を見ていた。・・・当てつけのように見ていて少し心が傷ついたような気がした。それを聞いた千楽寺君はすぐに香純に話しかける。


「じゃあ、ちょっとすみ。春棒を十分前の状態に直してくれ。そしたらもう一度行くぞ」


「わかったわ。頑張ってね。鷹島君」


ついさっきまで能力を使ったせいで倒れていた人がやるようなことではないように感じつつも香純は医療班としてもプライドかはたまた千楽寺君に頼まれたからか、一生懸命に仕事をしていました。そして鷹島君の状態が戻ると再び千楽寺君たちは異臭のする扉のほうに駆けて行きます。


「・・・大丈夫そうですか。随分と張り切っていましたが」


役目を終え、体の力が抜けたのか急にぱたりとまた仰向けになった香純に言うと以外にも平気そうな声が聞こえる。


「ええ、まぁ。私だって普段から患者さんたちをなおしていたりしてますからね。このくらいなんてことないです。がまぁちょっと動けないので手伝ってもらってもいいですか。そろそろ臭いがきつくなってきました」


「そうですね。操縦室にいけば何とか回避できそうですからそちらに行きましょう。では」


提案をすると香純はうんとうなずき、私は少し意地悪でおいて行こうとすると声を上げて何かを言っていた。


「ちょっと!。意地悪しないでちょうだい!。ごめんなさい。調子に乗ったのは悪かったから!。反省しているから連れて行って!」


「はいはい。冗談ですよ。しっかりと連れて行きますから安心してください」


「香熾さんってちょっとそういういたずらみたいなことばっかりするんだから。意地悪よね」


背中に乗りながら愚痴をこぼす香純をおろそうとすると「やめてやめて!」と慌てふためいて懇願していた。・・・確かに私は昔からちょっと悪い子であることは知っていますがそういうことをするのは仲のいい人だけだということを知ってもらいたいです。


ーーーーー

操縦室に着くとあの匂いは完全にシャットダウンされ、快適な空間へと変貌を遂げた。香純さんをソファーに起き、私は部屋から見える沈没した船を眺める。そこにはすでに千楽寺君たちの姿はなく、中に入っていったのだろう。みんな無事であってほしいと思っていたがすでに何名か無くなっていること知ってしまい気分は少し落ち込んでいた。


気を紛らわすために私は香純に話しかける。


「そういえば香純さんってどうして医療班に入っているのですか?。あなたほどの能力であれば普通の病院とかでも働けましたでしょうに」


「・・・いいのよ。そういうのは。私の志願した理由なんてどうでもいいでしょう」


「隠すことはないのでしょう?。ここには私たちしかいませんから」


「はぁ。いいわ。どうしてここに入ろうと思ったか。一度しか言わないからね」


「はい」


固唾をのんで待っていると香純がボソッと小さな声で言う。


「・・・・・だったの」


「え?。なんて言いました?」


「一目ぼれだったのよ。秋君に」


小さな声でうまく聞き取れてなかった私が聞き返すと少し大きな声が帰ってきた。そしてその答えに少しびっくりして周囲に音が無くなった。


「中学校が同じだったの。そこで初めて見た時にね。ほんと子供っぽいよね。それでもあの時の秋君を見てからずっと眼で追うようになって」


少し辛そうな声で話す香純に私はつい口走ってしまう。


「そんなことないですよ。一目ぼれは誰にだってあります。そんなに後悔しているみたいな言い方しないでください。それはあなたが感じた大切な思いなんですから」


自分もそうであったからなのかそんな風に言ってしまい、言った後で少し後悔をした。かつて初めて秋君と会ったときにも私も同じだったから。


「そう。ありがとうね。そんなこと言ってくれて。・・・ちょっと部屋が熱いわ」


そういいながら顔を手で覆って恥ずかしそうにしているのを少し微笑ましく見た。そうしてしばらくすると香純の方から話しかけてきた。


「そういう香熾さんはどうしてここに入ったのですか」


覆っていた顔からのぞかせたその顔は口角が上がってまるで意趣返しをするような小悪魔な表情で話しかけてきた。


「あなたはいいとこのお嬢様なんですから。むしろあなたこそ本当はこんなところで働かなくてもいいのではないかしら」


「ふふふ、そうですね。まぁ香純の理由を聞きましたのに私のことを言わないのは少し不平等ですよね。そうですね。私はーーーーー」


そうしてしばらく入隊した理由を聞いた香純の顔を見るとそれは何とも以外であったみたいな、予想とは違っていたみたいな顔をしていた。そしてそのすぐに私たちは一緒に微笑みをかけあった。


微笑みあっていると操縦室のどこからかメールが届いたような着信音が来た。


「・・・こんなに深いところでも連絡って届くのね」


「そうですね。このようなときに連絡が来るということは危急の知らせかもしれません。確かこのあたりでなっていたような。」


私は机に取り付けられたモニターみたいなものに軽く触れてみると画面は明るくなり、案の定、指揮官から連絡が来ていた。


「指揮官からみたいです。少し読んでみますね」


「特別殲滅部隊の諸君へ


大至急任務を切り上げ、帰還を命ずる


HPF本部」


「今すぐ帰ってきてということですね。地上の方で何かあったのでしょうか」


「確かにこの文ではそういう風にとらえることもできますが、何か別の意図がありそうですね。ひとまず理由を尋ねてみてはどうですか」


「そうしますね。・・・はい。送信しました」


慣れない大きなタブレットで文字を打つのに苦戦をしながらも送ったメールは送った数十秒後に帰ってきた。


「帰ってきました。早いですね。どんな内容なんですか」


「そうですね。読んでみますね」


「追記


そこにZLKのメンバーがいる。名まえは人波エイトであり、能力は洗脳、接触は非常に危険である。


警察との話し合いにより、申し訳ないが全員連れて帰ってきてとのことだ。迷惑をかける」


「急いで帰れだのやっぱり連れて帰れだのなんかめんどくさいね」


香純はそういい、窓の外を見た。


「何がめんどくさいんだ?」


その声がする方を振り向くとそこには千楽寺君が経っていた。千楽寺君は少し疲れているような顔をしていたが手には本を持っていた。私たちは先ほどあった出来事を千楽寺君に話す。


「そういえば先ほど本部のほうから連絡が来ました。どうやらこの沈没した船にZLKのメンバーがいるとのことです」


「そうか。やっぱりか。俺も部屋の中を捜索しているときに違和感を感じていたが中にZLKがいるとは。でそいつの情報はもう出ているんだろ」


「はい。名前は人波エイトと言うらしく、洗脳の能力者です」


「厄介だな。とりあえずありがとう。このまま外には出ないようにしていてくれ。今から俺はまた戻って中にいる人をこっちに連れてくる。それで代わりにこの本の中身を見ておいてくれ。きっとこれは船員の日記のようなものなんだが可能な限り読んでおいてくれ」


そう言い残して千楽寺君は再び戻っていった。渡された日記にはかすかに部屋の臭いがついていた。


「とりあえず読んでみましょうか。名前なんかは書いてあるのかしら」


「表紙を見ている限りではそのようなものは見えないですね。・・・」


中身を確認をしてみるとそこには沈没してからの日常が書かれていた。


=====

沈没してから一日目。

沈没したのに船に水が入ってこない。この船はなんかすごい人が作ったらしく沈没しても船に空気の膜を作って水が入ってこないようになっているらしい。すごい。

浮上するための装置はないらしく、このまま救助が来るのを待つしかないらしい。御飯も今は一週間以上は持つくらいあるらしいけどこの船には結構船員がいるから大丈夫かな?


沈没してから二日目。

沈没してから電気系統が部屋以外軒並みだめになってた。特に困ることではないけど。今のところみんなの中はよい感じ!


=====


「こんな感じのばかりね」


「そうですね。この持ち主さんが書き続ける限り続いて行くのでしょうけれど、五日目までは同じようなことばかりですね」


=====

沈没してから六日目。

船員の一人が軽い脱水症になった。水も次第に少なくなってきていて、他の人たちも同じ感じになってしまうかもしれない。海水はとっても塩分が濃すぎてあまり飲めたものではない。艦長は積極的にみんなに声をかけていて、まだどうにか平常である。


沈没してから八日目?

誰かが船に残っていた食料をほとんど食べてしまってもう食べるものがそこを突き始めた。誰がそんなことしたのかといがみ合いが起きている。艦長も副長もみんなをなだめていたがあまり効果はなさそうだった。


沈没してから十日目?

死者が出た。どうするか話し合いが行われていたが、とりあえず空いている部屋に置いておくそう。腐りそうでいやだな。


=====

「・・・」


「・・・。まぁそのあれですね。・・・とりあえず続きを見ましょう」


=====

寝てから十二回目?

昨日で三人死んだ。一人は殺され、二人は自殺と判断された。今回私が死体を運ぶ番になって三人をもって部屋に入ると腐敗臭がした。さすがにハエは湧いていなかったが体は少し溶けかかって気持ち悪かった。三人を放り込んで私はすぐに帰った。


寝てから十三回目?

食料が無くなった。水もなくなった。


寝てから十四回目?

またひとりしんだ。カンチョウはそれをたべることにした。きりわけられたおにくはまっちでほのおをつくって焼かれた。私はたべない。


ねてからじゅう???

もうだめ。あり??う。おか?????うさ?。ごめん

=====

「・・・ここで日記は終わってます。ううぅ」


「つらいのはわかりますが気を確かにしてください。副隊長でしょう?」


「そうですね。ごめんなさい。この人のことをかんがえてしまうとつい。・・・もう大丈夫です。この後もまだありますからね」


「はい。まだありますからほら向こうから人が来ましたね」


船の甲板に千楽寺君が四人を連れていてその後ろから二人が追いかけてきていた。一人はよく知っている人でもう一人は初めて見る人であった。そしてしばらくした後に千楽寺君が操縦室に入ってきた。


「おかえりなさい。上から見てましたがあれで船にいた人は全員ですか?」


「ああ、そうだ。・・・すぐに浮上するぞ」


「え」


千楽寺君は帰ってくるとすぐに機械を操作して浮上し始めた。しかしまだこの船には鷹島君が乗っていない。それでも船はお構いなしに浮上し始めた。すると気づいたのか香純が激しく抗議した。


「どうしてですか!。まだ、まだ鷹島君が乗ってないじゃないですか!戻ってください!」


「だめだ。もうこの船を支える空気の膜がこれ以上保てなくなってきた。それではここにいる全員が死んでしまう。それにさっき墨坪に会ったが異常だ。アイツ洗脳にかかっていやがった。直すためにもいったん帰るぞ」


「くっ!。見損ないました」


「言ってろ。それに俺はあいつは必ず戻ってくるってわかっている。そんなことよりまず本部から何か来てないか調べてくれ」


何を焦っているのだろうかわからない私たちは言われたとおりにメールを確認すると一通来ていた。そんなに長文ではなかったが書いてある内容は極めて勝手であった。


「本部から


指定の位置まで船を運んでくれそこに航空部隊を派遣するから特別殲滅部隊並び朱鷺香純はそちらに乗ってくれ。船は動かないようにそこで破棄だ。


あとは警察に任せることになった」


「だそうですよ。秋君。どうするんですか?」


「向かう以外ないだろそろそろ海上に出るから出たら指定ポイントまでオートで走行する。その間にすみは救助した人たちがここから出て手前二つの部屋に食事を出してくれ。香熾少し手を貸してほしい」


「わ、わかりました」


「了解です」


操縦室は緊迫した雰囲気が漂っていた。しばらくすると船は海上に出てきてそのまま走行し始めた。香純は既に準備していた軽い軽食を持ち運びに行き、私は千楽寺君について行った。私はどうしてなのかを半ばわかっている状態で聞いた。


「千楽寺君。私を連れてきたのって能力を封印するためですよね」


「ああ。洗脳はさすがにまずい。今まで食らったことが無いからどんな感じかもわからなかったから俺も迂闊に手が出せなかった。こんなこと任せてすまないな」


ドアの前まで来ると中から声が聞こえてきた。仲睦まじいようなそんな会話が聞こえてきた。私は千楽寺君の顔を見ると千楽寺君はわかっているようで軽くうなずいた。チャンスは一回。失敗したら一貫のおしまいに私は震えていた。


「強張るな。落ち着いて。今の香熾は無敵だ」


落ち着かせるような声が脳を木霊し、落ち着きを取り戻す。そして私はドアに手をかけて勢いよく開いた。開けた先の男の人に指を差し能力を唱える。


「シーリング!」


「っ!。なんだ急にいきなり入ってきて。ちっ!食らえ!。・・・っ!。能力が使えない!」


人波エイトは私に向けて手をかざしていたがなんの能力も発動せずに何度も腕を振りかざしていた。墨坪さんは何が起こっているのかわかっていないのか唖然としていた。


「すまないな。君には少しここで休んでもらうために能力を封じさせてもらった。ZLKのメンバーさんよ」


「くッ!。どこでその情報が・・・」


「秘密だ。それよりこの先から君は警察と仲良くするんだからな」


千楽寺君が勝ち誇ったような顔で高笑いをすると人波エイトは絶望したような顔をしたがそのすぐに含みのあるような気味の悪い笑みを浮かべた。


「ふふ、ふははははははははっは。こっちにはまだ秘策がある。このスマホにはこれまでの調査で得た記録が残ったデータがな。これを送信してしまえばお前たちにはどうすることのできない。ははは。凉!」


「は、はい。何ですかぁ」


「今すぐこの人たちを動けなくしろ」


私たちに向かって指をさして命令しているがおどおどしているようで動こうとはしていなかった。そしてしびれを切らしたのか人波エイトは墨坪さんを殴ろうとしていた。しかしそんなことを私たちの隊長が許すはずもなく間髪入れずに割り込みそのこぶしをつかんだ。


「やめろ。墨坪はうちの大切な仲間で大切な人なんだ。それ以上なんかしてみろ。お前のこぶしを粉々にする」


「っ!。イタイイタイッ!やめてわかったわかったからはなせよ!」


「・・・。墨坪。大丈夫だったか。こっちにこい」


かなりの握力でつかまれていたのか手の形は少し変なっていた。痛がる人波エイトを気にしないで千楽寺君は墨坪をこちらに連れてきて私に預けてきた。


「あ、あとスマホは破壊させてもらったよ。なんも細工されてなかったから簡単に壊せたわ。お疲れ」


「な!。くそ」


「もし本気で俺を相手にするつもりならリーダーでも呼びな。まぁもう会えないと思うけど。それじゃあ拘束させてもらうね」


千楽寺君は手早くロープを生成し人波エイトの身体を身動きが取れないように何重にも巻き動けなくした。その間にも何か世迷言を吐いていたが特に気にしていない様子でむしろ少しの怒りすら感じ取ることが出来た。


「それじゃ、ゆっくり反省してろ」


そう言い残して私たちは廊下に出た廊下に出るとそこには肩を借りて歩いている鷹島君と香純がいました。二人はこちらに気づき力なく、笑みを浮かべこっちに寄ってきました。その後何があったかを操縦室で聞きました。


ーーーーー

「いやぁ。死んだと思った。いやマジで。聞いてくださいよ!。頑張って昇っている最中に能力が切れて危うく減圧で死ぬかと思いましたよ。なんでおいて行ったんですか!。相棒!」


「すまんな。なはは。いやぁ~。事情があったんだよ。むしろなんで帰ってこなかったんだよ」


「いや凉に能力で動きを止められて。・・・てかなんであんな奴の言うことを聞いてたんだよ。だいたい検討はつくけどさぁ」


「あ、えっとそのごめんなさい。別にあたしは春久君のことを嫌ってたわけじゃないんです。体が勝手に動いたんです。ごめんなさい」


墨坪さんは眼に涙を浮かべながら鷹島君に謝っており、鷹島君は少し複雑そうな顔をしていた。そして疲れがどっとやってきたのかそのまま倒れるようにして眠ってしまいました。その後も船は何の妨害も受けることなく指定の場所までやってきました。


甲板に出るとすでに航空部隊の輸送班が到着しており、私たちは降りてきた隊員の人に掴み輸送機に乗り込み日本へと帰りました。


真・暁の周りにはすでに警察の乗った船がやってきていて乗り込まれていくのを見て私は眼を放しました。無機質な輸送機の帰路は行よりも快適でした。

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