第十四話:突撃開始
申し訳ありません。先週はお休みさせていただきました。少し年始はゆっくりしていて書ききれていませんでした。
追記
キーワード設定をいじりました。ご不便をおかけしてごめんなさい
突撃の合図が鳴った。その音を皮切りにあたしたちは裏口から侵入をし、目の前にいる護衛のような人たちを少しずつ無力化していった。
「よし。とりあえず入口のところの人たちは無力化できたよ」
「ほんとに墨坪の能力は便利だな。おかげで難なく相手を気絶させることができたぜ。まぁ刀を抜けないから鞘でたたくしかないけどな」
鞘に入ったままの刀を腰に戻して笑顔で言ってきた。なんかとても振ってる姿がおもろいわ。
「・・・ま、まぁ。君たちそこそこ、できるんだな。何にもできないただの壁かと思ったけど。それなりに役には立ちそうだな。それでもまだ僕の奥の手があるから君たちには引けを取ってないよ。・・・・・・」
保良柳さんは少し焦ったような声で言った。その後もぶつぶつとなんか言っていたが、あたしと春久は気にも留めずに先の様子を見ていた。
「ちょっと聞いているのか、鷹島春久。僕はまだ君のことを認めてはいないんだぞ。おい、何とか言ったらどうだ」
「あの少しうるさいですよ。巡査部長さん。今は作戦実行中です。気を引き締めてください。そんなんだから突撃作戦が何度も失敗するんだよ。・・・すみません。盾持っている人は少し前に出でもらえますか。多分この先拳銃や能力を持った人とかで出来ると思うので」
「あ、わかりました」
春久はいつにもまして真剣に黙々と任務をこなそうとしていた。それはきっとあたしの命を守るためなんだろう。適切に指示を出して前へ進んでいた。あたしは不思議と心拍数が上がっているのを感じた。
「くっ!。その通りだが・・・。」
「保良柳巡査部長。ここは意地を張ってないで彼らに従いましょう。潜り抜けた死線の数がきっと違いますよ」
悔しそうにする保良柳さんをまた同じ部下の人たちがなだめていた。すると先頭にいた盾持ちの人が言う。
「すみません。この先階段があるんですけど。このまま直進して廊下を進みますか?どうすればいいでしょうか?分かれますか?」
「そうだな・・・。おれは廊下を進み続けたほうがいい気がする」
「あたしもそれでいいよ」
「いや、僕は階段を進んだほうがいいと思うな」
対抗心を燃やしてか、はたまたただの気まぐれか。保良柳は階段のほうがいいと言ってきた。すると少し考えたのか春久君が言った。
「・・・・ここは多数決で行こう。右手を廊下をそのまま直進。左手を階段を上るとしよう。全員いいかな」
そして春久君の「せーのっ」の合図でその場にいた全員が手を上げた。
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突入開始してから早十分。千楽寺、東雲、白浜の部隊は難なく正面を制圧していた。
「さすがですね。やはり最終兵器である黒弾の千楽寺さんが付いていると心強いです」
「いやそんなことはないですよ。本当に。仲間がいるおかげですよ」
謙遜と過去の自分の不甲斐なさに委縮してしまう。素直に褒められているがそれでもどこかにまだ自分を許すことができていないのだろう。この先の出来事を知っているから俺は少し気が気でなかった。
「千楽寺君。今のところは大丈夫ですか?。まだまだこの先もあると思うのですが・・・」
「ああ、平気だ。なんせ今回は30%も能力を解放してもらっているからな」
「無理してはだめですよ」
香熾はいつものように心配をしている。心配されないように明るくいってみたが不審そうな顔を向けられた。信頼されていないわけではないのだろうが、信用はされていないみたいだな。少し悲しくなった。
「そういえば、白浜警部。こんなことを申すのは大変恐縮ではあるのですが、なぜ何度も突撃が失敗しているのですか。警部や今さっき聞いた保良柳の能力などを鑑みても十分に制圧できたと思うのですが」
「千楽寺君!?。」
香熾がびっくりしたように返事をした。いや言いたいことはわかる。失礼を承知で言っているんだよ。すると白鳥警部は少し落胆した表情で答えた。
「・・・。いやぁ、確かに千楽寺さんの言う通りで実力としては我々だけで十分なのですが、ZLKのメンバーは研究所に何人もの人質を取っていて、撤退せざる負えない状況にさせられてしまって」
白浜警部はいったん落ち着きながら続けて言った。
「迅速に対応していただける部隊を探していたところにあなたたちの噂をお聞きしたのでお力添えをしていただこうと思ったのです」
「そういった経緯だったんですね」
「ええ、私もこう何度も突撃するのはね。身体的に何か来るものがある」
白浜警部は、最後和ませようとしたのか笑っていたがどことなく元気がなかった。俺たち二人は黙って話を聞き続けていた。すると白浜警部から衝撃な一言が出てきた。
「しかし今回、私はどうしても行かなければならなかった。捕まっている人質の中には私の娘もいるんだ」
「え…」
「……」
俺を除いたその場にいる全員が驚きと戸惑いの反応をした。白浜警部の部下も知らなかったのかその中の一人が聞いた。
「ど、どd、どうして我々に言って下さらなったのですか?。そんな重要なことをなぜ隠していたのですか?」
「・・・すまない。決して君たちのことを信頼していないわけではない。しかし私がこの話を話す気になれなかったのだ。なんせその情報をつかんだのは一週間前で、突撃作戦を計画していた最中であったからな。良くも悪くも指揮に影響が出てしまうと思ったのだ」
たしかにそのとおりであると思った。所属している組織が違えどこれから前線に立つ者たちにとって混乱を招くようなことはご法度である。
白浜警部が言うと部下の子たちはしぶしぶ納得したようであった。そして数秒後、何かを覚悟したかのさっきの子が言った。
「であれば俺は白浜警部を絶対にお守りします!。命がなくなるまで守り続けます!!」
するとその子に続いて続々と周りにいた人たちも触発されたのか、各々励ましと白浜警部に対して激励をしていた。香熾も気合が入ったかのような顔をしていた。・・・いやなんだその”フンス”みたいな顔は。
「ありがとう君たち。そうだな。私には頼れる優秀な部下がいたな」
少し元気を取り戻した白浜警部の目にはやる気に満ちた部下たちの姿が映っているに違いないだろう。
そして一息ついたところで香熾が言う。
「そういえば、白浜警部。人質は何人いるのですか?。具体的な人数の把握をしておきたいのですが・・」
「そうだな。情報共有は大切だからな。・・・人質は全員で7名だ。3人はどこにつかまっているかはわかっているが、残りの四人はまだわかっていない。私の娘もその一人だ」
「なるほど、ありがとうございます。でも今にも全員の居場所はわかると思いますよ。ね、千楽寺君」
「ああ、もう見つけたぞ。多分先ほど言っていた三人は今すぐにもこちらに転移できる。別の三人は一緒にいるのが見える。があと一人が見えない。・・・能力がジャミングされているなこれ」
「え、ほんとか?」
余りにも早すぎた詮索に警察の皆さんは驚きを隠せそうになかった。まぁ以前にも似たようなことがありましたしね。
「よし転移の準備ができた。よし転移します。少し離れてください」
みんなを少し散らしてから下に魔方陣を生成して、能力を発動するとまばゆい光とともに三人の子供が現れた。光の中から出てきた三人は頭が?となっていて理解が追い付いていないようであった。
「!!?。大丈夫かい?。君たち」
白浜警部も少し戸惑っていたがすぐに冷静さを取り戻して三人に話しかけていた。すると三人は状況を理解したのか、その場で泣き出しいた。どの子も幼い様に見える。
しばらくすると落ち着いたのか一人の子が話した。
「助けて?くれてありがとうございます。私の名前はマキ。美國マキって言います。とても苦しかったのでほんとにありがとうございます!」
「そうか。自己紹介してくれてありがとうな。・・・そのマキちゃんはほかの二人とは知り合いなのかな?」
「はい。同じ中学校の同級生です。」
白浜警部は一呼吸おいてから言った。
「とりあえずここにいては危険だから外に連れて行ってくれないか。美國さんたちよくここまで耐えていてくれたね。よく頑張ったな」
そう言って部下の人たちは三人を外に連れて行った。
「ひとまずこのことを鷹島君たちに伝えておきますね」
「ああ、お願い。伝え終わったら、俺たちはこのままほかの人質を救出しに行きますか。それでいいですか白浜警部?」
「ええ。大丈夫です。先ほどの様子から我々も早くいかなければなりませんしね。行きましょうか」
そういって俺たちはこの先へと進んでいった。運命の時はもうすぐ来てしまう。その前に何とか阻止をさせなければ。
向こうから吹き抜けてくる風が妙に暖かいことに気づかないふりをした。
気づかぬ間にPVとユニークが200を超えていました!!!!。呼んできださった方々には大感謝しかありません。今後も読んでくださるとうれしいです。!!




