プロローグ:すべてのハジマリ・今の痛みは次の活力
世界を守ろうとする人類と新生物の戦いの一幕
この先の戦いは長くなるだろう
この世界は、非情で残酷である。何をしても無駄であった。
約70年前、突如出没した謎の生物、世界各国はこれを新生物と呼び、人類はそれぞれの国でこいつらに対処してきた。
世界の多くの国は人類防護軍 通称 HPF(Humanity Protection force)を立ち上げて、新生物を倒しつつ、平和な世の中にしようと尽力して戦ってきた。あるときは陸戦。あるときは海戦。あるときは空戦。今まで築き上げてきた建物も破壊されてきたがそれでも心折れずに人々は戦い抜いてきた。
しかし、ある時人類を嘲るように飛来してきたソレは、街を、都市を、国すらも一瞬で灰燼と化した。
空から飛んでくるまばゆい光はいままでの苦労を苦痛を苦難をすべて無に帰した。
空から落ちてきた塊は人が紡いできた歴史は元からなかったかのように消し去った。
宇宙から飛来してきた物体は人類はある日突然増え始めた特殊な力があってもアレたちには敵うことがなかった。
HPFに入隊して早5年、俺は無力であることを思い知らされた。才能がなく、努力することからも逃げて、差し伸べられた手を振り払ってきた。
こんな俺がしてきたことは時間を飛ばしていやなことから逃げるばかりだった。
でもそんなおかげで能力の幅が増えたことが無意識的に理解できた。
いやでも理解しなくてはならなかった。すっと体に入り込むそれは俺を後押しするように支えてきた。
理想ばかり掲げていても行動をしなくては意味がないことを知った。
・・・俺には絶対に成さねばならないことがある。
じゃあどうすればいいか。簡単だよ。過去に戻りこんな結末を繰り返さなければいい。
だから俺は祈った。
一世一代の大勝負だ!
火に囲まれた中で力が尽きるほどの大声で俺は叫んだ。
ぁぁ
「こんな終わり方は嫌だ!このまま死ぬことなんてできねぇ!俺にはまだやり残したことがあるんだぁ’’ぁ’’ぁ’’!」
無我夢中で叫び、能力の発動するのが分かる。全身がはじけ飛ぶような痛みに俺は気を失い、そうして俺こと千楽寺ーーの長い「旅」が始まった。
どうも。井中フロッグです。初投稿ですので、誤字脱字などがありましたら、遠慮なくいって下さるとうれしいです。




