5:転生後2日目の朝
部屋に光が射し込んでいた。
「んーーーー おはよう」
目覚めたミホが眠そうに目をこすりながら、いつもどおりミホの隣にいるはずのブリアンに声をかけると、
「おはよう、ちゃんと眠れたか?」
ちょっと前に起きて毛繕いをしているブリアンが応えた。
「うん」
とミホが答えると
コン、コン、
とノックの後、ゆっくりと部屋の扉が開いた。誰が来たのかと思い、2人が扉の方を見ると
「おはようございます、ミホ様。ご気分はどうですか?」
ミホの執務のシレースが部屋にはいってきた。
「朝食はこちらの部屋でお取りになりますか、それとも魔王様たちとご一緒にとられますか?」
聞いてくるシレースを見て、
(ここはゲームの世界じゃなくて、本当に実在してる世界みたいだから、しっかりと接しなきゃ!)
とミホは決意し、
「みんなと一緒に取ります。っていうか、私、昨日スライムゼリーを待ちながら寝ちゃったんだー」
「はい、昨夜、スライムゼリーの準備ができたので、ご報告に来ましたが、お二人ともお休みになっておりました」
シレースが笑顔で答えた。
「そ、それはごめんなさい」
「気になさらないでください。いろいろあってお疲れだったのでしょう」
あやまるミホにシレースは城内で過ごす用の軽装な服を差し出した。その服は不思議とミホの体のサイズにあっていた。ミホとブリアンは魔王達が集まっている食堂に行くと、
「「「ミホ様、ブリアン様、おはようございます」」」
先に食堂に着いていた魔王達はミホとブリアンが来たことに気づき、席を立って挨拶した。
「「おはよう」」
ミホとブリアンはあいさつし、シレースに案内された席に座った。ミホが着席すると、魔王達も着席した。
「ミホ様、朝食にされますか、それともスライムゼリーにされますか?」
皆が着席したのを確認し、グランダが発言した。
「朝からスライムゼリーでもいいの?」
「もちろんでございます」
ミホが聞くとグランダがにっこり笑って答えた。
「ミホ様、こちらがスライムゼリーのメニューになります」
すかさずアシュメが写真付きのメニューをミホに手渡してきた。
写真付きのメニューは一流レストランで使われるようなブック形式で、スライムゼリーは高価なデザートなんだとミホは感じた。




