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詩全集

アイスブルー

作者: 那須茄子

冬の霜が降りた君の髪に

思わず見とれてしまう

露濡れの滴を纏う

儚げな少女は

人肌の恋を

これから知っていくのかな


誰かに恋するなら

せめて僕であって欲しい、と

身の丈に合わない

望みを抱きながら

曇りきった空の下

いつものように君を待つ


昨日笑い合っていた話も

やけに随分前のことに思えてしかたない

君が話す度にどこか

一人取り残されていく感覚に陥る


ふと目を離した隙に

知らない誰かの隣にいる君が

霞んだ景色の向こうにいた気がした

気のせいだよねなんて

思い込みたくなる


冬の霜が降りた君の髪に

思わず見とれてしまっていた

臆病な僕にはただ

見つめることで精一杯だった


露濡れの滴を纏う

儚げな少女は

人肌の恋を

知っていく











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