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カエル小説

カエル村に帰れないカエルのカエール

作者: リィズ・ブランディシュカ



 カエル村のカエールは。


 村への帰り方が分からないから帰れない。


 村へつながる、分かれ道。


 その前で延々と悩んで、ずっとずっと立ち止まる。


 さてはて、悩む悩む。


 どっちに行ったらいいのやら。


 カエル村には帰れない。


 カエールは帰れないまま。


 そのままずっと悩んでいても、らちが明かないままだから。


 カエル村に帰るため、カエールは右を決断した。


 右に行って歩いたら、見知らぬ村へたどり着く。


 失敗、失敗。


 引き返して、今度は左へ。


 けれど、失敗、失敗。


 困ったな。


 帰り道がまるで分らない。


 ここはどこかな。


 村はどこかな。


 あっちにあるのかな。


 こっちにあるのかな。


 カエールは悩む。


 分かれ道で悩む。


 ずっとずっと悩んでるうちに、悩んでた事を忘れてしまった。


 だからもう一度右へ行こう。


 失敗、失敗。


 今度は左へ行こう。


 失敗、失敗。



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