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89.投擲の実力


次は・・・・【投擲】をしてみるか、


名前的にはそのまま投擲、

投げる動作が強化されそうだが・・・・


なにか投げるモノ、


投げナイフも一応持ってきたが、

もっとやり易いモノがいいな。


ふと足元に転がる

手頃な小石を見つける、


まるで自分を投げてくれとでも

言うかのような

デコボコしてるけど

握りやすい石だ。


・・・・そんなこと

言ってないと思うけど。



次はマトを探そう、


木でも良いけど動いてるモノ・・・・

鳥でも居たら良いんだけど、


空を見ても大きな鳥は居ない。


小鳥は飛んではいるけど、

魔物としてのランクは低そうだ。



仕方ないので、平原に埋まった


1メートル程の適当な岩を

的に見立てて、投げる事にする。


80メートル程離れたか?


ちょっと遠すぎたかな、

まぁいいや、


正しい投げ方のフォームとか、

石の握り方とか全く知らないので


とにかく力いっぱい投げよう、

まずは【投擲】を使わず!


普通に、投げる!!!



腕に力を沢山込めて、

がむしゃらに投げる。


手から離れた石は、

勢いを殺さず、


そのまま的にヒット!!!


岩は大きく音を立て、真っ二つ!!!



・・・・とはならず、

少しコースを外れて、

20メートル程手前に

ポトリと落下した。



誰も見ていないのに、

凄く恥ずかしい!



方向は悪くなかった。


正しい投げ方も知らない

初心者が投げたにしては

勢いも良い感じだった、


ただ絶望的に

自分の力量を分かってない。



石を回収して、

次は【投擲】込みで

投げてみる。


もちろん的との距離は

40メートル弱に、


近くなっている。



これなら当たるだろう、

魔力を込めて・・・・【投擲】!!




・・・・投げた瞬間


自分でもびっくりした、

一瞬なにが起きたか分からなかった


何がそんなにって、

投擲は、予想したような

投げる動作が強化されるスキルじゃなくて、



「投げるモノ」に魔力を込めるスキルだった!


確かに感じた

投げる瞬間、石に、

魔力を持っていかれたんだ。


投げた石はというと

的の岩には当たらなかったけど、


地面を少し抉って、

半分地中に埋まっていた。


これを投げナイフでやったら

どうなるのか、


思った時には既に

投げナイフを手に持っている

くらい気になる。



投げる事が強化されるスキル

じゃないと分かったので


当てる前提で、

岩の近くに寄って、



投げる。【投擲】



ガギィ!


岩とナイフがぶつかり、

刃物と岩が当たった時

特有の音が鳴る。



・・・・結論から言う。



ナイフが勝った。


岩が脆かったとかじゃなくて、

ナイフの硬さと切れ味が

岩の硬さに勝っただけだ。


岩はナイフが刺さった所から

ヒビ割れていて、


これは岩を割ったと

判断して良いだろう。


良かった、【暗算】と違って、

ちゃんと使えるスキルだった。



岩に刺さったナイフを抜いてみて、

刃先を見ると、


先は潰れて、

いくらか刃毀れもしていた。


流石に無傷ではなかったか、


ウェウスポーンで

投げ売りされてた

安物だしそんなものかな、


過信は禁物・・・・



今もっと良い事を思いついた、

ナイフをもっと硬い金属に【変質】

してから【投擲】すると、


刃こぼれしないのでは

ないだろうか。


早速やって・・・・



いや、興奮し過ぎだ、

一旦クールダウンしよう。


ここでさらに踏み込んだ事をしたら、


残りのスキルを把握するだけの

MPがなくなるかもしれない。


気になるけど、とりあえず

【変質】との組み合わせはお預けだ。


今はスキルの

把握をしている最中だからな・・・・


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