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5.転生


「お、決まったみたいだね、そろそろ転生しちゃう?」


ああ、転生、するぜ!頼んだ!


「じゃあ、とにかく死なないようにねー困るからー」


何か特別な儀式をするわけじゃないんだな

管理者が勢いよく手を合わせる。


・・・・瞬時、目の前が暗くなり、

またも強い頭痛の感覚である。


転生する瞬間、

ほんとに、一瞬だった。

何かが見えた。


そこには、人の形をした何かと、

人にもみえないような、形をした

何かが、いくつか見えた気がした。


・・・・多分。


もう覚えてない、どれだけの時間がたっただろう、

小さくなって、膨らんで、


・・・・・・・・・・・・



ここは・・・・?

気が付くと、泣いていた。

力の限り、大声で。


「ーーー!ーーーーーーー!」


男が叫び、怒鳴る声が聞こえる。

そうだ、自分は生まれたのだ!

転生だ!


しかし、自分は泣くことしかできない赤ん坊だ


叫んでいるのは・・・・父親か?

叫ばないでくれ、何があったんだ。



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