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45.一期一会


馬車で旅を初めて、

11日が経った。


途中近道を通ったので、

予定より、すこーしだけ

速く着くことが出来た。


盗賊?いやぁ出なかったよ。

流石に町と都市の間の街道は、

人もたまに通る。


そして、例の如く、

暗くなってきたところで、

街灯が見え始める。


運良く列がそこまで長くなかったので、

すぐに入れた。


・・・・前々から感じていたが、

称号の【不運】は

運が悪くなる、

みたいな物じゃないらしいな。


今回は、都市に入る時、

通行税を取られた

もちろん従魔の分もだ。


合計銀貨1枚と銅貨2枚。


わりかし痛い金額だ・・・・


だが、やっと、やっと冒険者になれる!


そして、少しの間だったけど、

馬車の乗客ともお別れだ。


名前は知らない。


というより、

教えない、詮索し過ぎない。

というのが、馬車でのマナーらしい。

(乗る前に御者の人に教えてもらった)


この世界らしい、

一期一会を

大切にするようなマナーだ。


最後に一言挨拶をして、

それぞれ違う道へ進む。


もう会うことは

ないかもしれない。


ただ大切な思い出になるだろう。


今なら、当てもなく

放浪の旅を、続ける人達の

気持ちが わかる気がする。


今日はなんだか

感傷的な雰囲気になってしまった。

僕らしくもない。


早く宿を探して休もう。

お尻が痛くて走れない・・・・


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