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1.無の間





自分が何をしていたのか分からない。


気が付くと何もない場所にいた

辺りを見渡してみる。


....本当に何も無い。


何だか懐かしい感じもするが、

白いだけの

気味の悪い場所だった。


こんな場所はしらない 急に不安になってきた。


頭がからっぽで記憶が混濁している....


「やぁ 君が最初か、....うん。まぁまぁだね」


っ!!


突然話しかけられてビックリしてしまった。



「あ やばい!  何も繋がってないじゃん!」



誰かそこにいるのか!

助けてくれ!何も見えない!



不安になっていたので、思わず

何も無い場所に向かって叫んでしまった。


その瞬間視界と頭の中が

鮮明になっていく感じがした。


心地いい。


「よし、よし、繋がったね。」


声が聞こえた方を見ると、


そこには人がいた。


いや、自分も人間だと思うのだが、

覚えてないというか、記憶がない。


ぐっ、頭が痛い。



「混乱しているね? けど時間はないんだ。手短に伝えるよ」




目の前の奴は、有無も言わさず

勝手に語りだした。


自分の記憶がないこと、

何なら肉体もないこと、

元々は人間だったこと、


途中で喋ろうと思ったけど、

声が出なかった。自分は息もしてないし、

瞬きもしていなかった。


肉体がないというのは本当のようだ。


?じゃあどうやって

声を聞いているんだろう。


....まさか心に直接!?


恐ろしい事だ、


なんとなく気付いてしまった。

自分は死んだのだ。


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