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茶吉の日常

ヒナノちゃん

作者: 茶吉

クラスに5人しかいない女子なので、みんな仲良しで何をするにもいつも一緒にいるのは女子4人組で、ヒナノちゃんは気づくといつも男子の中にいて、男子を従えている。それでも女子組は、何かするときは一応、ヒナノちゃんを誘うし、お昼ゴハンの時にはいつもちゃんと席を用意して、ヒナノちゃんを呼びに行って女子組に連れて来て一緒に食べる。

もうじき長い夏休みが始まる。宿題は、唯一、ロボットの自主制作だけだが、みんな誰もが頭を悩ます。宿題が自主制作しかない分、自主制作で成績が決まってしまうからだ。ロボットに情熱のすべてと積み上げてきた学業の成果をすべて込めた。

最優秀賞を受賞したのは、ヒナノちゃんの執事ロボットだった。ヒナノちゃんがいつも男子学生を従えていた理由は、執事ロボットを開発するためのデータ収集が目的だったのだ。

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