遭難二日目~出会い
今回は食材は出ません
「やっとおとなしくなったわい森がいつもより騒がしと思ってきてみたらまさか神のしもべがおるとはなしかもかなり暴れておったのう」
誰かの声が聞こえる。
「そろそろ意識が戻りそうだな今のうちに消しておくのがいいのじゃがどうしたものか」
あれ、俺は何をしていたんだったけ確かセレスに異世界につれていかれてそれから巨大な熊に腹を突かれて
「いてーーー、あれ痛くない?」
巨大な熊に腹を突かれたことを思いだし叫んでしまったが痛みがなく驚いてしまう。
「あれ、何で確かあの時俺は」
「やっと起きたかさて覚悟は出来ておるのじゃろうな」
自分の今の状態に困惑をしていたら上の方から声が聞こえた。
「誰だ?あれ、体が動かない」
声のした方を向こうとしたがいたくもないのに体が動かなかった。
「ふむ、暴れておったの影響か、なら好都合じゃのうほれ」
「うわっなんだ?」
突然体につるが巻き付き持ち上げられ近くの巖に座らせられる。
「近くで見るとアホそうな顔じゃのう」
「しつ、なっ!」
失礼なと言おうとしたが目の前に光景に驚いてしまった。
「なんじゃ、わしの顔に何かついているのか?」
「木が喋ってる!」
巨大熊よりも更に巨大な大樹が喋っていた。
「なんじゃ、木がしゃべることなんぞ珍しくもないじゃろうが」
「そうなのか」
そうだったここは異世界だった異世界なら木が喋っても当然なのか。
「そんなことはどうでもよいそれよりもお主は何をしにここに来た」
「何をって俺にも分からない」
説明も何もなくつれてこられたからな。
「何お主はここを破壊しに来たのではないのか」
「破壊?俺はここに無理矢理つれてこられただけだぞ」
「なら、あの破壊の力はなんなのだ?」
「破壊?」
俺にそんな力はなかったけどなあっさり殺されそうになったし。
「あれ、そういえばあの巨大熊はどうなったんだ?」
「巨大熊、ローグベアーのことかのうそれならお主が殺したのではないか」
「俺が殺した?」
あり得ないだろ、あの時動くことするら出来なかったのに。
「と言うことは、あれは暴走しておっただけだと言うことか」
「それより何かくれないかな、腹が減ってるんだが」
忘れていたが落ち着いて来たら腹が鳴った。
「やれやれ、とりあえず様子見ということにしておこうかのう」
「何か言ったか?」
「なにもいっておらんよ、何も覚えておらんのなら教育でもしておこうかのう」
密かに俺が教育されることが決定してしまったが今の俺には関係ないことだった。
「遅いなシグレ、もう来ても遅くないのに私は退屈だよ~」
一人ベットでセレスはごろごろしシグレの到着を待っていたがシグレにセレスのいる場所にいく方法を教えていないことに気づくのはまだ先の話である。
今回はスキルも食材無し次から出てきます