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革命の使徒  作者: よしお@暇人
4/6

訓練③


戦況はかなりカイン君が有利だ…

そもそもバルキリア弐式が旧世代のNAなので性能差が出るのは分かっている。

だが、性能差で負けてるくらいなんだ!俺は常に戦場でこいつと共に生き抜いてきた!

こんな所では負けられねぇんだよ!


「俺は正々堂々お前とケルド三号機を倒して見せる!」


隠れていた岩陰から出るべく、ブースターから火を噴かせて距離を詰めていく。

それをレーダーで捉えていたカイン君は、またレーダー頼りの大雑把な弾を降らせてきた。


「それはもう効かねぇよ!これでも喰らえ!」


手に持っていたトマホークで近くの岩を砕き、手頃な大きさに岩を削り取る。

その岩を両手で掴んで投げ飛ばす。


「それhさっき見ました!当たるわけ無いです!」


赤い砂を舞い上がらせてホバー走行を開始し、あっさりと躱されてしまった…

岩を投げ飛ばした反動でバランスを崩したところを反撃の集中砲火を喰らってしまった。

何とかパイロットの乗っている胸部は被弾を防げだが全身がペイントまみれになってしまった。

これは非常にマズイ…

とりあえず、岩陰に隠れよう。


「今なら降参で手を手を打ちましょうか?隊長がそれでいいなら僕は構いませんけど?」


「何を言ってる若僧が、俺が負けると思ってるのか?もし思ってるならお前はバカ野郎だ」


「そうですか…ではさっさと負けて新機体に乗ってください!」


「嫌なこった!俺はこいつと誓ったんだ!死ぬ時までこいつに乗り続けると!」


俺とカイン君がお互いにブースターを加速させて近づいてきた。

俺はサブマシンガン、カイン君は二丁のビームライフルと二対のバズーカ砲を構えて。


「これでも喰らえや!」


腰のホルスターから手榴弾を取り出して投げつける。(実際は爆薬を抜いた空の手榴弾なのだがな)

すると、まさか投げてくると思っていなかったのか慌てて後ろに下がろうとしていた。


「隙ありぃぃ!」


近くに転がっていた岩を掴み投げ飛ばすと、たまたまケルド三号機のホバー走行をするための排気穴に岩が入ってしまった…

急に片側の排気穴が詰まってしまったケルド三号機は盛大にこけてしまった。

今がチャンスだ!今攻めないでいつ攻めるんだ?イマデショォォ!!


「悪く思うなやカイン君!オラオラオラ!」


バルキリア弐式がケルド三号機に跨り、サブマシンガンをガガガガガ!と連射するとビー、ビーと警報音が辺りに鳴り響いた…

俺の勝ちだな…

新機体に乗らなくて済むぜ!やったぜ!


「クソー!やっぱり隊長は強いな~…まさか岩を入れてくるなんて!」


岩が入ったのは全くの偶然なのだが俺のメンツを潰さないためにも誤魔化しておくか…


「当たり前だろ?俺は戦場で誰よりも戦って生き残ってる男だぞ?カイン君ごときが俺に勝とうなんて三年早いわ(笑)」


「さすが隊長です!これからもご指導のほどよろしくお願いします!」


「お、おう!任せておけ!ビシバシ鍛えてやるから覚悟しろよな!」


これで後から偶然でした!なんて知られたら俺の威厳が無くなってしまうからバレないようにしなくてはな。


「今日はこれくらいにして戻って飯でも食うか」


「そうですね~、やっぱりNAに乗ると腹が減りますね…」


「あれだけ激しい動きをしてるし、集中力を使うからな~」


俺も腹が減ってきたな…

さっきから腹がギュルギュル鳴ってるしな~。


「では隊長!ここからどっちが早く着くか競争しませんか?負けた方が奢るってことで」


「いいなそれ!じゃあ勝負な!」


「了解です!」





訓練はこれで終わりです

次からは本格的な戦争にしようと思いますのでよかったら見てください

では、最後に読んでくださった皆様ありがとうございます!

皆様も色々あると思いますが頑張ってください

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