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二十一話 入道雲と雨

二十一話 入道雲と雨


 カイリ達は船の上で歓声をあげた。

「やったー!」

「ひゃっほい!」

 なんと、積んでいた食料の中にあの美味しいカレーのレシピの紙があったのだ。

 そのあとたっぷり十分くらいは喜び合った。


「ぜえぜえ。」

「はあはあ。」

 疲労困憊ダウン寸前になって尻もちをついた。

「ふー。いい運動になったぜ。」

「うん。結構いい運動になったね。」

 船の上では運動不足になりやすい。特にこんなに狭いと。

 成長期の子供には、これくらい運動が必要なのだ(床が抜けないように気を付けています。)。

 宝石はちゃんと進行方向を指している。青い空を見上げる。

「いやー。快晴だな。透き通っているように見えるぜ。」

「うん。…げっ。やばい(危険・危険だ・危険な)。あれは多分、入道雲だ。」

「うそっ!あ、ほんとだ。舵を一八〇度回転させよう。」

 シンカは急いで船の後の方にいった。

 一八〇度ゆーっくり回転した。

 今までなかったような速度で船は滑り出した。

 でも、遅かった。

 雲はもうすぐそこまで迫ってきていた。

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