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マシュマロ

作者: 騒音

うるさい

耳の奥でずっと耐えられない騒音が流れる

悲鳴のような 絶叫のようなそんな音


耳を塞いでも消えてはくれない


なぜだ なぜだ なぜだ


今度は鼓膜を破ってみた

それでも消えはしない


なぜだ なぜだ なぜだ


すると今度はとても心地の良い音楽が聞こえる

とても幸せなそんな音


出来るのならずっと聞いていたい


耳を澄ませる

もう耳なんてないけれど


幸せだ 幸せだ 幸せだ


それをもっと聞きたくて目を閉じた

そこには花に囲まれたそんな幸せな光景が見えた


幸せだ 幸せだ 幸せだ


だけどいつの間にかその音は消えてしまった

あの騒音さえも聞こえやしない


口の中で溶けるマシュマロのように形も残ってはいなかった


なぜだ なぜだ なぜだ

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