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おすはぴ!  作者: 美琴
41/64

提案




「……そっか。確かに、他種族の領域を無断で通ったのは、確かだね」


 再び、ひとっとびしてエルフの湖まで来て、かいつまんで事情をお話した。

 元々エルフの森も、勝手に入ってくる人間があまり好ましくないらしいので、その辺りの事情は納得してくれたみたい。

 …流石に、カタラクタでエルフさん虐待事件があったとは、言わないでおこう。

 余計に人間キライをこじらせるだけです。出来る事なら、そのうち和解とまではいかなくても、集落の人間さん達と有事の際に力を合わせるくらいにはなって欲しい。

 今しばらくは、彼らには心の傷をいやす時間が必要だと思う。

 この問題については、解決しなきゃいけないけども。


「いちおうお聞きしまーすが♪ サフィールさんたちは、人間さんのお金とか、お持ちでーす?♪」

「多少は……と言ったところだね。ただ、この人数の通行料を払えるほどでは、無いと思う」


 むしろ持ってるのが驚きだけど、そういえばシンセを出るまでは、ある程度人間さん達とのやりとりがあったのか。

 有事の際、明確な通貨があるのは便利だ。土地が荒れると、物々交換も難しくなってくる。その時に、欲しい物と手軽に交換できる、長期保存も出来る、労働の対価として示しやすい、通貨は便利な物なのです。

 エルフさんにその概念があったかは解らないけど、ある程度人間さんと交流し協力し生活していたのなら、そこを共通した方が利便性は高まるから、ある程度手に入れたお金を彼らが持っていても不思議ではない。

 ……ただ、カタラクタが提示してきた金額は、ほいほい持ち歩ける額じゃない。この国のお金を見せて貰った事があるけれど、かつて僕が住んでいた世界の硬貨よりも、大きくて重い。かさばる。ファンタジー感ある。


「そーおーのカチのある、ものでも良いとは言ってまーしたが♪」

「君達に渡すつもりだった対価用の、魔道具はいくらか予備がある。それから、この湖から採った魔石で新しく作る事も、出来なくはないよ」

「まどーぐって、作るのどれくらいかかるでーす?♪」

「簡単な物なら、子供でも作れるけれど。国に通行料代わりに渡す質にするとしたら、一月はかかるかな……」


 うーん。

 待ってくれるだろうか。彼らもあたらしいおうちを作ったり、ここを住みやすく整えるのに働いてる真っ最中なのに。

 魔道具の値段がどれほどのものかは解らない。数個で提示金額を満たすのかな?

 ……でも、カタラクタの大臣さんが欲しがっているのは、お金でもなければ新しい魔道具でもない。単純に、エルフの労働力だ。

 とすれば、いい加減な難癖をつけてくる可能性だってある。

 そもそも、良い魔道具が作れると教えてしまえば、それこそ今度はどんな手を使ってエルフさん達を確保しようとするか。

 ……うん。やっぱり魔道具にして渡すのはやめよう。


「サフィールさん。ボクから一つ、ていあんがあるのです♪」

「うん? なんだろう?」

「カタラクタへの通行りょーがわりに、おくすりを作って下さいませんか♪」

「薬……?」


 考えた結果、やっぱり僕の案を利用しようと思う。

 魔道具でも良いんだけど、この方がもっと安全というか、解りやすくできる。


「夏に、まちではやつねつびょーって、ごぞんじでーすか♪」

「ああ……森を出たエルフや、人間もかかるって聞いたことがある。森でかかるエルフは、そうは居ないけれど」

「はい♪ それにきく、…んー、とっこーやくではありませんが、よぼーやく♪ 作ればきっと、よろこんでもらえます♪」


 回復魔法なんてものが存在する、この世界でも薬は大事な物。

 怪我を癒すお薬なんてのもあるけれど、それ以上に重要なのは病気に対する薬。

 なんでも、病気は魔法では治せないのだ。不治の病は、この世界にもある。

 ……なんでって、まあ僕から言わせてもらえば、身体全体に回復魔法、元気になる魔法をかけたら、必然的に体内の病原菌まで元気にしてしまう。身体の免疫力が上がっても、同じくらい病気の原因を元気にしてたら、あんまり意味がない。

 だから、病気に対するものは、魔法ではなく薬。

 専門の研究者もいる。お医者さんだって、普通に居る。外科医は居ないかも。

 そして当然、原因不明の病に対する薬なんてものが新しく見つかれば、それは黄金にも等しい価値になるわけだ。


「夏の熱病の、予防薬……? 聞いたことが、無いけれど」


 きょとん、と長生き物知りエルフさんですら、聞いたことが無い存在に目を丸くする。

 そりゃねえ。経験や実験で何の薬が何の病気に効くのか、そんな風に薬は作られているんだろうけれど、根本的原因はどうもわかってないみたいだ。

 ……顕微鏡が、あるとも思えないしね。

 言ってしまえば、夏の熱病、恐らく熱中症は病原菌が原因でかかる訳じゃない。

 そのまんま、夏の暑さに体がオーバーヒートするのが原因だ。そして、森に住む、普段涼しい場所に住んでるエルフさんは、熱さに対する適応力が低い。

 鍛冶を生業にし、火山地帯にも住むというドワーフがかかりにくいのは、その逆かな。

 ……というか、この分だとドワーフさんには、生まれながらに火の精霊の加護とかありそう。


「ちょーど、ボクがぞんじております♪ それを作ってみませんか♪」

「僕らで、作れそうなものなのかい?」

「かーんたんでーすよ♪ ボクらには手がありませんからムリですが、みなさまならば♪」


 果物絞ったり、砕いたり混ぜたり、そういう加工は僕らにはちょっとね。

 相変わらず、ハーピィに細かい作業は向かないのです。


「ざいりょーを申し上げます♪ キレイなお水、ハチミツ、おしおのいし、リモネのかじつ♪」

「ちょ、ちょっと待って。水とハチミツ、果実はいいとして。ここは森の中だろう、塩なんて…」

「ございます♪ このみずうみから、ひがしへ少し♪ しょっぱい石のお山があります♪ そこへはハーピィがごあんないしますので、とってきてくーださい♪」


 普段ハーピィが使ってる岩塩の山よりも少し小さいんだけど、まあいいでしょ。

 …っていうか、あっちが大きいんだよね。まさか、全部岩塩の塊とは思えないけど。


「リモネをしぼって、ぬのでこして♪ おしおといっしょにお水にまぜて♪ ハチミツは、のみやすいようにおこのみでたして♪ これなら、エルフさんものめますよーね♪」


 どうも、エルフさんは動物性のものを食べられないらしい。

 お肉は勿論、ミルクも卵もチーズもアウトというから、やっぱり森で生きるのがいいよね。

 となると、主食は植物。穀物やナッツ、山菜や果実、ハチミツは本来花の蜜から出来ているから、大丈夫だと思う。

 熱病にかかるのは主にエルフさんのようだから、彼らに合わせないと。そして、エルフが飲めるものは人間でも大丈夫でしょう。彼らは基本、雑食だ。


「薬草も何も使わないものが、薬になると…?」

「はい♪ まあ、ものはためしに作ってくださーいな♪ もちろん、ていあんしたのはボクですから♪ もしもしっぱいした時は、ボクがせきにんとりまーすよ♪」


 失敗するとは思ってないけど、その時は決まりよりも、森の恵みを採取しもち出すことを許すことにしよう。

 サフィールさん達をカタラクタ本国に渡すつもりは、さらさらないですよ?

 でも、魔道具ではなく新薬であれば、先ずは使ってみなければわからないから、一旦猶予が生まれるし。

 使う相手は多人数になるから、大臣さんが握りつぶすことも出来なくなる。

 効果があると解れば、それはとても価値のあるものと認定される。

 上手く使えば、エルフの森との和解のきっかけにも出来るかもね。

 そこまでは責任取らないけど。


「……ひとつ、尋ねてもいいかい?」

「はい? なんでーしょ♪」

「どうして、僕らにそこまでしてくれるのかな」


 笑みを浮かべず、真剣な……若干疑惑も混ざった表情で、サフィールさんは僕を見つめる。

 やっぱり、他者への疑心暗鬼はあるんだろう。

 同じ森に生きる民として、人間よりはマシ、という理由でここを選んだんだろうし。良くされる為に、僕に好まれようとして優しく接しているのも、やっぱりそうなんだろうな。

 彼の質問に、ちょっと考えてから、僕は笑顔を返した。


「この森は、ボクらの森です♪」

「……うん」

「アナタがたは、この森にすむことをのぞみました♪ ボクはそれを、受け入れました♪ アナタがたは、この森に生きるもの♪ この森のいちぶ♪ であれば、ボクは森を守るためにも、アナタがたを守ります♪」


 この森は僕らのもので、この森は僕らの国。

 人間さん達のようなルールや決まり、法律や税といったものがある訳じゃないけれど、僕が森の住人と認めたのだから、国のトップとして守るべき対象だと思う。

 森を守る事が、僕ら自身を守る事にもつながる。

 ティリノ先生達のような、一時滞在、間借りの居候とは違う。彼らは、僕らの森に同じく住む存在。

 いわば、王が僕とするならば、彼らは国民みたいなもんだ。

 王様は、国民を守るもの。


「まあ、もちろんたいかはいただきますが♪ ちゃーんと、たくさんおはなし、してくださいね?♪ ボク、まだぜんぜん聞いてないです♪ おうちだって、作るのみたーい♪」


 決して善意100%ではないけどね!

 こんなトコで知恵袋を手放すほど、僕はお馬鹿さんじゃないですよ?

 ま、善意だけで成り立つ関係なんて、そうそうないです。物事は、いつだって等価交換。

 実際、その方が信頼関係が出来ますよ? 無償奉仕なんて、大抵される方がつけがっていくもんだから。正当な対価を払ってこそです。


「……。…本当、君がハーピィの王子で、良かったよ」

「ほめられてますー?♪」

「そのつもり。善意を装って手を差し伸べて来たり、厚意を要求してくる人間ほど、性質の悪いものはいないから」


 浮かべた表情は苦笑だったけど、僕に対して呆れたりした訳じゃないみたい。

 ああ要するに、大変だろうから手伝ってあげるよ、気にしないで、とか言いながら何かを企んでいたり。大変なんだから手伝え、勿論緊急事態だから無償で、なんて言うタイプに、いい加減辟易してるわけね。

 それらが暴走した結果、彼らは森を失ったようなものだもんね。

 僕は、保護の見返りをきっぱり求めてる。

 形があるものじゃないけど、知識や情報はそれ以上の価値があるし。

 ……実際、本当に良いヒトも居るはずなんだけどねー。ただ、無償奉仕して貰っても、された方はなんか気に病む気がするから、僕それあんまり好きじゃなーい。

 感覚が動物的なんだろうな。見返りがあるから、何かするってトコある。わんこだってイルカだって、ご褒美があるからいう事聞くし芸もする。

 まして同族や家族ならともかく、他人相手じゃね。

 よほどの気まぐれでも起こさない限りは。それだって、何の利害も考えずには、やらないと思う。

 こないだ、トリィを助けたのだって、その方が後々良い方向に転がると思ったからだし。


「解った、君の言う通りに、やってみるよ」

「おねがーいしまーす♪ あ、入れ物はセンセがよういしてくれますかーらね♪」

「先生?」

「人間さんのしゅーらくだいひょーさんです♪ カタラクタにもってって、サフィールさんたちはこの森にすむから、っておはなしもしてくれるそーですよ♪」

「……信用できるのかい?」

「はい♪ だいじょーぶ、センセもサフィールさんたちがカタラクタにつれてかれるの、そししたがってましたから♪」


 人間にも、サフィールさん達の味方はいるよ?

 いや、サフィールさん達の味方っていうか、カタラクタの敵、…は言い過ぎか。

 思い通りに行かなくて残念だったな、ざまぁ。ってやりたいのもあるだろうな。

 それはそれとして、先生はちゃんとした良識と道徳を持っている人だから、大丈夫。正しい損得勘定も出来るしね。


「まあー、人間さんは、いろいろいらっしゃいまーすからー♪ 中には、ボクらのミカタをしちゃうよーな、かわりものさんもいるってことでーすよ♪」

「君が、大丈夫だと認めているのなら、異は唱えないけれど……。あんまり、人間を森に迎え入れない方がいいと思うよ?」

「そこは、ボクらも卵のカクホがひつよーですので♪ まあ、そのたいかです♪」

「……ああ、そういう」


 そういえば、その辺の話してなかったっけね。

 僕らが人間さんと同盟を結んでるって話はしたけど、その理由が僕らとしては平和的に卵を産むため、っていうのを今納得したみたいだった。

 結果として、サフィールさんが喰われる事も無かった訳だし、いいじゃない。

 最初は嫌がってる感じだったけど、納得したのか、ちょっと複雑そうな顔になった。

 僕らも結構、困った性質なもんだからね。同族だけで繁殖できないのも大変なのです。

 とりあえず、理解してくれたみたいだから、いいってことで。







 材料を揃えて、飲みやすい配合を見つけて、完成させるまでちょっとかかる。

 人間さんの集落の人達に、5つほど樽を作って貰うのもあるし、そこに取り付ける魔道具も用意しなきゃいけないし。

 まあ魔道具作成に関しては、容量増加・重量軽減・品質保全の魔石が数個あったみたいだから、それを使う事で制作期限は大幅削減出来て良かった。

 ここまで来るのに水や食料を確保していた筈だし、こうして住みやすい環境に辿り着けたんだから、とりあえず必要がなくなったので流用できるみたい。

 一旦取り付けた魔石を、他の道具を合体とか、出来るんだなー……

 で、そんな準備期間のうちに。


「ぴい!」

「ぴゃあ!」


 僕らの住処の長老木では、可愛い産声が上がっていた。

 最初に孵った卵は二つ。ぱかりと殻が割れた、その瞬間から元気に鳴き始めた。


『まあ、とても元気の良い子!』

『待っていてね、すぐにごはんをあげるから』


 卵の温め当番だったハーピィが、すぐに埋まれたての雛を抱き上げて、あやすように揺する。

 もうすぐだろうと予想して、周囲で心配そうに見守っていた大人達も、ほっとしたように息を吐く者、喜びの歓声を上げる者とさまざま。みんな、とっても嬉しそう。

 残り3つの卵も、僅かにゆらゆらと揺れている気がするから、今日中か、明日くらいには孵るかもしれない。


『みんなー、センセからもらった、ヒナ用のふく、これねー』

『ああ、そうでした!』


 当たりまえだけど、卵から出て来たばかりの雛は裸んぼだ。

 小さくて、柔らかくて、寒さに弱い。暖かな季節ではあるけれど、それでも赤ちゃんはちゃんと保温してあげないとね。

 僕らが普段着てるものよりも、更に柔らかな素材で出来た産着を、雛に着せてあげる。

 ちゃんとボタンで留めてあげられたらいいんだけど、僕らだけじゃあ難しいからね。前は、一個ついてるボタンにもう片方についてる輪っかになったヒモをひっかけるだけ。


『さあ、ごはんよ。いっぱい食べて、立派なハーピィにおなりなさいね』


 じきに、タイミングを見計らって狩りに出ていた大人が肉を持ち帰り、僕らの時と同じように口の中で噛んで柔らかくしたお肉を、雛達に与える。

 うんっ、流石にハーピィ生活3年目にもなるとね、血の滴る生肉とか、解体最中のスプラッターな獲物とか、正直美味しそうにしか見えなくなったよ!

 慣れって、凄いね!

 でも、出来れば自ら解体は、したくないな!!

 さておいて、二羽の雛とも肉を拒絶するような事も無い。一口ぶんずつ与えられるお肉に、もっともっとと言わんばかりにぴいぴい鳴いている。

 実に健康的で元気な雛です。良かった良かった!


『そーいえば、ぜんぶメス?』

『そうです……、…ね。少なくとも、この二羽はメスのようです』


 おなかいっぱいになったのか、大人しくなった雛の尾羽を広げて確認。

 僕からは見えないんだけど、ハーピィのオスとメスとでは、尾羽が違うらしい。形ではなく、模様というか……

 メス達の尾羽は基本が白で、先の方だけほんのり黄色い。尾羽だけでなく、他の羽もそう。

 で、僕の尾羽は中の方の羽に、黄色い横線みたいな模様がいくつかある。

 ……これだから、鳥の雌雄の見分け方って! 違いがあるだけ、いい方か!

 もっと、クジャクとかキジくらい、パっと見で解るレベルで違えばいいのに。インコかオウム並の差じゃない。


『さすがに、そうホイホイとオスは生まれないかー……』


 もしかして、1種族に王子……プリンス種は、一匹しか生まれないのかな?

 少なくとも、王ってくらいだから、キング種は一匹なんだろうな。進化するってくらいだから、候補が複数居ても不思議じゃないと思ったんだけどな。

 女王蜂とかみたいに。確かアレも、候補の幼虫は複数いるはず。

 ……で、最初に羽化したのが、他の候補を殺しちゃうんだよね。わあ、それを考えるとナシだねナシ! 他にオスが居なくて良かった!

 家族内で、殺す殺されるなんて、そんなのやだよ。

 自然界的には珍しくないだろうけど、ハーピィは家族大事な種族だからねっ。


『王子は、私達の大切な、唯一の王子ですから!』

『メスばかりでも、とても大切な雛ですよ。早くあと3つも孵らないかしら』

『楽しみね! お前達には、王子が名づけをして下さるのよ。とても幸せね』


 あっ、そうだったそれもだ!

 考えなきゃ、あっちやそっちに意識を奪われてばかりもいかない。

 どうしようかなー、やっぱり可愛い名前がいいよね?

 まだ、僕らの時を思えば少しだけ考える時間はあるはず。それまでに、とりあえず5つ考えておかなきゃ。

 いつの間にか、満足したのかすよすよ眠り始めている、桃色の髪と、赤い髪をした雛を眺めながら、候補の名前を考えておくことにする。

 ……ところでこの髪の赤い子は、アーラの子なのかな。桃色の方は、ハーピィにも人間さんにも該当者がいないから、全く解らないけど……

 その辺の遺伝って、どうなんだろ。

 いや、僕と同じ色の髪のハーピィもいないし、一緒に生まれたフレーヌグリシナとも全然違うから、その辺での予想なんて、全く当てにならないんだけどね!







 王子様は多忙であらせられます。


 ちなみに、ハーピィの髪色は割とランダムです。親の色が遺伝する事もあれば、全く関係ない色になる事もあり。

 一応、銀色が混ざるのがプリンス・キング種の特徴ではあります(ハーピィに限らず)。

 ついでに言えば、プリンスが複数生まれる事は、あります。

 元々生まれる確率が天文学的な数字なので、偶然で同じ世代に生まれる事は、無いでしょうけれどね……(偶然でない場合は普通にあり得ますが)




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