友人と
☆ティリノ視点です。
バタン、とわざと少しだけ音を立てて、会議室の扉を閉めた。
……ふ。
っっっっしゃああああああぁぁぁぁぁ、ざまみろだスっとしたああああぁぁ!!
心の中でガッツポーズしつつ大絶叫したが、表情にも出さなければ口にも勿論出さない。口元を引き締め、平然と廊下を歩く。
一歩後ろに、文書作成役をしてくれたセロも伴っていて、こっちも城内では感情を悟られるなときつく言ってある。
ルストやシオンはそういうのは大の苦手だが、セロは我慢強いし自制心も強い、礼儀も弁えてるし、安心できる。
城下町で一人留守番してるルストと、迷いの森近くの村に滞在する事になったシオンには悪いが、……ああいや後者は別に悪くは思わなくていいか。
そのまま、城にある俺の部屋にセロと共に戻って、やっと息を吐ける。
少し気が抜けるだけだ。ここでも、滅多な事は口に出来ない。
いったい何処に聞き耳を立てているヤツがいるか解らない。今はとてもデリケートな時期なので、用心しないと不味い。
「つき合わせて悪かったな、セロ」
「ううん、作成内容の保証者が必要なのは解るから。ティリノ君こそ、お疲れ様というか……うーん」
苦笑を浮かべるセロに、俺も今だけちょっと悪い笑顔を浮かべる。
いいや、悪い事なんか何もしてないぞ?
むしろ、あのクソ大臣どもから押し付けられた役目を、120%完璧にこなして帰ってきたんだ。文句言われる筋合いはない。
無事に戻ってきた俺を見て、先ず門番の兵士が驚きやがったし。ハーピィ達との交渉窓口を確保してきたと報告すれば、大臣が飛び上がりやがったし。俺となら今後も喜んで交渉するとシスが言った事を知れば、親父も兄貴も言葉を失った。
体のいい厄介払いのつもりが、国の今後にも関わる特産品の生産の根幹に、俺を置き続けなければいけないと言う事になった訳だからな。
流石に、俺があいつらに腹を立てている事くらいは、気付いてるだろう。
まあ、そんな事をおくびにも出さず、笑顔で報告してやったけども??
むしろ、盛大にハーピィに気に入られ、俺を選んで派遣してくれた大臣の、流石の慧眼に恐れ入るとまで笑って言ってやったさ。ざまあみろ、どうせ安全確保したあとお前の息がかかった使者送るつもりだったんだろ。甘い蜜なんざ吸わせるか。
「それで、結局向こうに移住するの?」
「そうだな。森までは遠いし、重要な案件の報告の時は直接ここに来る事になるだろうが、基本は森の中に出来る筈の集落で暮らすつもりだよ」
俺に求められたのは、ハーピィ達との直接交渉の役目。
人間側とハーピィ側の調停役な訳だから、このままここに居ても意味がない。森の中で暮らした方が円滑に話が出来る。
そう。これで、俺は大手を振って城から解放される訳だ。
邪魔ではあるが、血筋と優秀さ故に城内で飼われ続け、良い機会だと処分しようとか思われた俺が、ようやくこのムナクソ悪い実家から出れる訳だ。
城での暮らしよりも不便だろうが、気を抜けば毒でも盛られそうな神経すり減らす場所に居るよりも、自由でずっといい。
おかげさまで、部屋に招いた友人に出す茶さえ、王子だってのに自分で淹れてるレベルだからな。身の回りのことは一通り出来る。
「それにしても、思った以上にすんなり通るものだね…」
「セロ達が居てくれたおかげだな。エーレの神官が作った書類に虚偽が許されないのはあいつらも重々承知だし、何よりシスが居た事が大きい」
本当に、今俺が無事で居られているのは、セロ達のおかげもあるが、大部分はシスのおかげだ。
単にメスハーピィだけの普通の群れだったら、こんな交渉にはならなかっただろう。それ以前に、恐らく俺は来月ごろには喰われていた。
オスのハーピィが群れを率いている、と知った時は皆戸惑っていた。恐怖すら浮かんでいたと言っても良い。
魔物の王というのは、ハーピィ以外にも稀に生まれる事が確認されている。
そして、大方のそれは人間にとっては脅威となる。大抵の王を冠する魔物は他の者達よりも賢く、統率力を持つ。駆け出しの冒険者でも注意すれば倒せるであろうゴブリンすら、王の元に統率されればベテランの冒険者グループ、複数での対処が必要となる。
俺が生まれる前の話になるが、オークキングが現れた時には、国を揺るがす一大事となったのだそうだ。
「……本当に、シスがハーピィで、かつあの性格で良かった」
通常の魔物の王は、大抵が凶暴な個体だ。知恵のある凶暴な魔物に統率されるから、王と呼ばれる個体が確認された時は一大任務となって大勢の兵士や冒険者がかりだされる。
だが、元々ハーピィはあまり人間を襲わない。繁殖期を除けば。
決して友好的とは言わないが、こちらから敵対行動をとらなければ、脅威となる魔物ではない。場合によっては、良き森の案内人となってくれる。ハーピィに襲い掛かるような馬鹿は、冒険者としても兵士としても大成せずに終わるだろう。
そして、今回現れた王候補であるシスは、人間に友好的な方だ。いや、ハーピィと住処の森を護る為にあいつは本質は魔物である、という風に演じていたが、確実に俺達に友好的な性格をしている。
ただし単純に友好的なのではなく、人間が中には救えない馬鹿が混ざっている事や、そういう輩から自分達を守る事もしっかり考えた上で、約束を破った時の罰を自ら提案してくるほど、しっかりもしている。
勿論後程、うちの国の馬鹿どもに好き勝手させないように提案するつもりだったのだが、自分から言ってくるとは思わなかった。
かなり厳しい内容だったが、魔物らしさの演出であり、なによりもそうでもしないと調子に乗る馬鹿が存在するのだと、重々承知しているようだった。
他にもすらすらと人間の国との交渉の条件などを出してくる辺り、最初から人間とこの流れに持って行くつもりで、色々考えていたのだろうな。
「本当に、シス君は昔の森の覇者の生まれ変わりなのかな?」
「どうだろうな? ただ、ハーピィ達の王となる個体である事に間違い無い」
見た目で性別は解らなかったが、普通の個体ではない事は疑いようがない。
そして、シオンが言う所の転生者である事も、恐らく間違いないのだろう。
ただ、恐らくもとはハーピィではないだろう。きっと人間じゃないだろうか?
ハーピィとして生まれ、育つことで大分その価値観と本能に上書きされている、あるいはそうしようとしているようだったが、その性質は人間にほど近いように感じた。
簡単なものとは言え、俺が出した数字に即座に暗算を行い理解を示した。計算という概念を持っている証拠だ、本来ハーピィはそんな金勘定はしないはず。
どちらかといえば、『他種族として人間を知っている』のではなく、『人間として人間を知っている』。時代のズレか住んでいた地域が違うのか、物の単位や国の名前といった知識は無いが、人間という種の質を誤解無く知っている。
理性があれど本能が強い、ハーピィのような魔物とは違う。嘘も吐くし、単純に金を欲しがる者がそれなりに居る事を知っている。誰かが欲しがる物に法外な値をふっかける、というような詐欺まがいの事があることも。これからの森の開発に、国自体が全て行うのではなく、許可証を発行し国民や職人に素材や職を与える事で利益を回すよう働きかけるだろう事も、予測している。
少なくとも、それなりの学を持った大人の人間並の精神を持っている。
「おかげで大量開発は出来なくなったが、代わりにハーピィ達の機嫌を損ねない基準と、交渉しやすい環境が整った訳だ。良い事だろ」
「大臣さん達、若干不満そうだったけどね」
「二重の意味で思い通りに行かなかっただろうからな。だが、今更どうしようもない」
そう、今更シスを排除など出来ない。もう居るものは居るのだから。
万一どんな形でも、シスがいなくなればハーピィ達との交渉などマトモには行かない。あいつらに継続の意思が生まれるかは解らないが、いずれどちらかに歪みが生じ、そのうちに元の状況に戻るだろう。
もしもシスが人間の手で害されるようならば、森は完全に人間を拒絶するようになる。場合によっては、近隣の村や、下手をすれば王都に襲い掛かってくる。
森から出たハーピィの脅威度は落ちるが、それでもあいつらの呪歌は強力だ。被害は小さい物ではないだろう。
そこでハーピィ達を淘汰してしまえば、案内人はいなくなり、それこそ入ったら出られない迷いの森に逆戻り。
魔物の王という印象に怯えて討伐などと言い出すほど、流石に王達も馬鹿でも愚かでもないのだ。
多少の危険や恐怖があっても、益があれば利用を考え、きっかけがあれば手を伸ばす。……そういう人間の欲も、シスはよく解っているのだろうな。
「それで、もし良ければなんだが、引き続き俺の護衛依頼を受けて貰えないか」
「森の中の拠点が出来るまで、安全確保の為の護衛は要りそうだからね。後でルストとは相談してみるけど、反対しないんじゃないかな?」
「シオンはいいのか?」
「断ると思う……?」
「それもそうか」
森の中は凶暴な野生生物もいる。
一番の捕食者であるハーピィからは安全が保障されたが、それ以外の動物はその限りではない。
アーラが譲ってくれた羽があったから、あの晩は安全に過ごせたが、毎度そういう訳にもいかないだろう。
一応、シオンは動物除けの魔法陣も張れるが、村を常に護るのは無理だろうし、今後常に拘束する訳にもいかない。
……いや、心配するセロやルストを押しきり、『あたしはここに永住するんだ』とまで言い張ってあちらに残った辺り、拘束に関してはいいのかもしれないが。
ともあれ、加工用の施設や滞在用の宿、動物除けの防衛施設が完成するまでは、多めに護衛役が必要になる。
ここに来て、護衛役に俺の暗殺目的のヤツを混ぜてくるとは思えないが、万一って事があるからな。
セロ達を頼れるならば、それに越した事はない。色々と突っ込みたい時は多々あるが、この三人は根っからの善人で、信頼に値する友人なのだから。
「しっかしシオンと言えば、色々やらかしてくれたが、結果的におおよそ全て良い方向に行ったよな」
「うん…。いつもの事なんだけど、今回は特に神がかってた」
出会い頭にハーピィの王子に飛びつくわ、あの破壊兵器を振る舞うわ……。場合によっては交渉決裂どころか、命に係わる失態になり得るものだった気がするのだが、終わってみれば全て問題無く、むしろプラスにすらなった。
シスが非常に温和であり、そして大変空気が読める性格である事が解ったのは助かったし、あの破壊兵器がハーピィにとっては美味だというのも驚いた。
明らかに、あのパイの後はハーピィ達の態度が軟化していた。
「いつもの事って……」
「ルストもだけど、シオンも凄く運が良いというか……。勢いでやったことが、なんだか上手く行く事が多いんだよね。たぶん、計算じゃないと思うんだけど」
「神官であるお前よりも神がかっているというのも、不思議だな…」
「あははは……。でも実際、信仰心とかけ離れてそうな人にこそ、神や精霊の加護が備わっていたりするんだよね。むしろ、それがないからこそ神に祈って奇跡を貰うものだから」
「成程な、そういう考え方なら納得出来る」
どういう基準で備わるのか知らないが、世の中には神や精霊に愛された者がそこそこ居る。
その加護の強度はそれこそピンからキリまで差が激しいが、シオンに何らかの幸運の加護があるとするならば、それはかなり強力なものなのかもしれない。
「あれで、性格と性癖がマトモなら、本当に優秀な人物なんだがな……」
「う、うーん……その辺はほら、個性というか…人それぞれだから」
「最終的に上手くは行くが、それまでの胃痛が半端ないだろ、特にお前は。いったい、お前らはどういう馴れ初めがあるんだ」
「ふあ?!!」
何気なく尋ねたら、突如セロが素っ頓狂な声を上げた。しかもなんか、頬を赤らめて。
珍しく取り乱した様子で、かちゃんっと音を立てティーカップを置いたセロに、俺は首を傾げる。
「な、ななななな馴れ初めって、別に僕とシオンはなんかそういうのではっ」
「……。…セロとルストは、元々幼馴染だと聞いていたが、シオンは魔女なんだから違うだろ? …どんな経緯であいつを仲間に入れたんだ、と聞いたつもりだったんだが……」
「?! な、ならそう言って! なんで馴れ初めなんていうの?!」
「いや、それはすまん。……でも、そうか。そういう事か」
「ちがっ、違うから!! ホント違うからね?!」
これほどまでに説得力がない否定も、なかなかない。
赤らんでいた程度の頬が、もう耳まで真っ赤状態になっている。まあ、つまりはそういう事なのだろう。
失礼を承知で思うが、…趣味悪くないか?
「で、なんでパーティ組んでるんだ? セロは守護騎士見習いの修行中で、ルストは……ルストはなんだ?」
「元々冒険者志望だったよ、ちっちゃい頃から。僕が修行の一環で冒険者をやる事になった時に、一緒に来た」
「なんとなく光景が目に浮かぶようだな」
ちっちゃい頃からやってたんだろうな、あれ。
いや、ああいうのをちっちゃい子がやる事はいいんだが、そのまま大きくなっちまったんだな……
闇の波動だの秘められた力だのとしょっちゅう言っているが、当人に魔法の才能が一切ない辺りが、助長しているのかもしれない。
剣の才能であれば、国内でも相当なランクに居るとは思うのだが。
「シオンは?」
「…シオン、は……。僕らが村から出る時に、馬車にたまたま一緒に乗ってて」
「そのまま意気投合か?」
「そう、なのかな? 元々、シオンはもう10年くらい冒険者してるんだって。かなりのベテランなんだよ、僕とルストは今A1ランクだけど、シオンはA5だし」
「3年でAランクになってる時点でおかしいからな」
冒険者にはランク付けがある。SからDまで、その中でも5から1まで。
大抵の冒険者は、まあCで怪我をしたり限界を感じたりして引退する。Bランクであれば、かなり腕が良いと思っていい。それだって、何年も地道に研鑽を重ねた末だ。
田舎から出てきて3年でAランクなど、聞いた事が無い。よほどの天才か、何かギルドにコネでもあるかだ。
やっかみの原因にもなるだろうに、セロは至極真面目で清廉潔白だし、ルストはまあ…シオンも合わせて、あの……ある種の邪気の無さなので、割と仲間達からも好かれているようである。
「それも、殆どシオンのおかげだよ。冒険者としての心得とか、色んな事を教えて貰ったし。戦い方の指導とか、狩りをする獲物の特徴とか、本当に色々ね」
「なるほど、師匠役なんだな。……それこそ、なんで仲間になったんだ?」
「うーん、その馬車が王都に行く途中でね、魔物の群れに襲われて」
「……ほう」
「真冬で魔物の動きも鈍いし、本当に田舎の村だから馬車に護衛も居なくて。戦える冒険者はシオンだけだったんだけど……」
「お前とルストは?」
「一応ある程度の修行はしてたけど、これからギルド本部に行って登録って時だったから……勿論シオンは魔法使いだから一人じゃ群れ相手は難しくて。なんとか僕とルストで彼女を守って、シオンに群れを一掃して貰って、生き残った感じ?」
「なるほど。そのまま、パーティを組んだのか」
「そうだね。なんでか、そのまま面倒を見て貰ってる感じ」
ということは、勧誘したとかでは無く、シオンがくっついてきたのか。
その頃既に魔物を一掃できるほどの冒険者であったなら、駆け出しのセロ達と対等の相棒になれるとは言い難い。
たぶん、セロ達も仲間になってくれとは言えなかっただろう。そんな厚顔な事は出来ない性質だ。
なのにシオンからついてきて、そのまま今もパーティに居るのだから、相当に気に入られたのかもしれないな。
「シオンは魔法使いなんだから、元々別のパーティに居たとかじゃないのか?」
「あー、思うまま気の向くままにあちこち行くから、今まで固定パーティで行動したことはないみたい。だいたい1人か、臨時で加入するくらい」
「……まあ、あのノリに常に付き合うのは大変だろうな……。セロほど我慢強いかルストのようにある種の同類でもない限りは」
確かに、言ってはなんだが群れる性格ではない。
自分の好きなように行動し、思うままに旅をしたがるのは納得できる。元来、魔女はそういう自由なヤツが多いようだ。
中でもシオンは抜きんでて自由だとは思うが。
「そのシオンが数年単位でパーティを組んでいるんだから、意外とまんざらでもないんじゃないか?」
「はう?!」
単に意気投合した、だけなら少しすればひょいといなくなりそうなヤツだ。
それがもうずっと一緒にいるのなら、それなりのこだわる理由があるんじゃないだろうか?
勿論魔法使いとして前衛が居るに越した事はないだろうが、それに拘って自分の行動を制限するような性格じゃないだろう。ある意味長生きしそうにない。
極単純な予測だと思うのだが、聞いたらセロがまた赤面した。
「そ、それはその……よほど気が合ってるというか、弟子みたいなものだから、気になってるというか、まだ心配なんじゃないかと……」
「シオンに教えられてそこまで行ったのは本当だろうが、ランクは嘘を吐かないだろう。お前もルストも、既に一流だと思うぞ」
「そうかな…」
「あとは自信がつけば、すぐにでも守護騎士認定貰えるんじゃないか?」
「そ、それは、その……まだ神官として未熟ですから、もう少し……」
「そうだな、見聞を広めるのも目的だから、3年はまだ早いな」
「そうだよ!」
「シオンともまだ旅をしたいだろうしな」
「そうっ……、…いうんじゃ、なくて!!」
「へえ、違うのか」
「やめてよ!!」
とかく、真面目なこの友人は、からかうと楽しい。
真面目だからこそ、素直になれないというのも難儀なものだなあ。
ただ、怒らせると本気で恐ろしいので、ほどほどで止めなければならない。引き時が肝心だ。
「まあでも真面目な話、そういう事ならさっさと言った方が良いんじゃないか? いつまたふらっといなくなるか解った物じゃないんだろ?」
「そ、そうだけど……そういうところがシオンな訳だし。それに、確かに僕はシオンよりは年下だけど、守備範囲からは出てると思うし……」
「……それはそうだろうな」
今回新たに少年もシオンの性癖に加わったようだが、だとしてもセロは育ちすぎているのは間違いない。
そうか、そうだな。一番の難敵は、何よりあいつの性癖か……
それでも、言わないで後悔するよりは、と思うんだが。セロの場合は真面目で我慢強いものだから、そこで関係が壊れるよりは今の居心地の良い状態を続けて居たいと思うんだろうな。
俺とセロでは考え方が違う。
男女の情など感じた事も無い俺が薄っぺらい励ましを送るのも、失礼か。
「……まあ、暫くは俺の護衛として森に滞在して貰う事になるだろうし、その分にはシオンは何処か行ったりしないだろ」
「そうだね…」
というか、数年単位でハーピィの雛を愛でそうだ。
まさか、本気で永住するつもりじゃないだろうな……。俺は構わないが、ついでにハーピィも歓迎しそうなのだが、セロが泣くしやめてあげて欲しい。
異種恋愛タグは仕事をしています←
(人間と魔女を異種として良いかはちょっと疑問ですが)
というわけで、また会議シーンになってしまう事に気付いたので、その辺りは華麗にダイジェストにしました。ギスギス会議書いてもつまらない←
あんなに自由なパーティメンバーで胃に穴が開きそうなのに頑張ってるのは、セロにとってはルストは幼馴染で慣れていて、シオンに対しては淡い恋心があるからですね。
尚、三人でセロが一番年下です。
シオンは言うまでもないですが、ルストよりも二つ下です、セロさん。
なのにリーダーをやっている理由は……そうだね、消去法だね!!
尚、ティリノは更にセロの一個下です。
(ティリノ17、セロ18、ルスト20、シオン3×)




