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吾輩は猫では無い  作者: 六月
7/15

猫の始めての依頼

いやー、仕事忙しいし、ゲームもやってるから

アップ不定期ですいません。


皆様の応援で作品が進みます。

 今回ギルドの依頼は獣花の採取だ。

 獣花は獣に寄生する植物で森の中でしか生きられないし繁殖力も高くないので依頼としは低級ランクの依頼だが、放っとくと寄生された獣が魔物可するとランクが跳ね上がる。


 まあ、魔物可したのを見たらギルドに報告するだけで報酬額に色が付くので、安全性のマージンを考えれば美味しい依頼だな。


「そう言えばさ」


「なんですか」


 周囲を確認していたエルフ少女がこちらを見る。


「お互い名乗ってなかったな、オレはネコだ」


「知ってますよ、猫ですよね」


「いや多分言っているのとは字が違う正しくは根古だ」


 木の枝で地面に字を描いてやる。


「なんですかその字は?見た事の無い字ですね」


 やっぱり漢字は伝わらないか、この世界での字でネコと書くと、エルフ少女は納得した様だ。


「猫にネコですか、安直ですがいいですね、あ、私の名前はナリー・マーシャルよろしくね猫さん」


 エルフなのにマーシャルって、どこぞの格闘家ですかナリーさん、しかも猫猫言っている気がするが。


「よろしく」


「猫さんは獣花を探しているんだよね?」


「そうだよ、どんなのか知っている?」


「見れば分かるよ、何度か受けた時があるけど、久しぶりに獣花探しするけど大丈夫」


 なんか不安を煽ってるが大丈夫なのか?


「じゃあ私、獣花を探してくるからここで待っててね」


 しばらく待っているとナリーが走って来て。


「猫さん、いましたよ」


 ナリーに案内されて着いた先には猪の様な生き物の頭に花が咲いていた、なんだかとてもシュールな生き物に見える。


「あれが獣花?」


「はい、今回はイノノに寄生していますが、他に寄生している事もありますから」


「それでどうするあれ?」


 オレが獣花を指て聞く。


「え~と、イノノ場合は真っ直ぐに突進するのを気を付ければ大丈夫です、獣花を採ってしまえばイノノも大人しくなりますし」


 ふーん、そうなのか、時間も無いしさっそく行ってみよう。


「キシャーー」


 ちょっと待て、イノノ前に飛び出したオレは面を食らった、猪に似ているからそう言う鳴き声だと思っていたら、これゲームとかに出てくるモンスターの鳴き声だよ。


「猫さん、危ない‼」


 面を食らっていたオレにイノノが突進してくるが、オレは猫の様にって言うか猫だけど、イノノの頭を飛び越える、次いでに頭の花を採って華麗に着地を決める、うん、体操選手も顔負けの身のこなしだ。


 いやぁー焦った、まあ、猫になったからか身体の切れいいな、イノノを見ると獣花を取ったら大人しくなって森の中に消えていった、ナリーの方に目をやるとナリーは呆然と立っている、あ~れ~、オレなんかヤっちまった?


「おーい、ナリーどうした?」


 オレの声で我に返るナリーが肩を掴み揺さぶる。


「ね、ね、ね猫さん」

「な、な、なんだよ」


「すごいですよ、獣花って基本、寄生されている獣を仕留めてから採るですよ、そんな取り方するのは上級クラスですよ」


 ナリーは興奮気味に言う、しかしこんなもんで上級なのか、オレ今のスゲー余裕だったが。


「これで依頼完了だな、あ、ナリー、オレの事は秘密にしておいてくれよ」


「分かってますよ、けど、今度は一緒に依頼受けて冒険しましょう」


「まあそれくらいなら構わん」


「約束ですよ」


「じゃあギルドに報告しに行くよ」


「私も今日は街に帰ります」


「じゃあ街まで一緒に帰るか」


「はい」


 ああ、そう言えばユーリにお土産を買っていかなきゃな、そうしないと泣かれて大惨事になるからなオレがと考えている帰り道

御愛読ありがとございます

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