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吾輩は猫では無い  作者: 六月
5/15

猫爆誕 それから時が流れ

まだ猫は死んでないです


隔日でアップ出来るよう頑張ります

 ハーベストは無類の猫好き?の様で、オレを見るたびに追いかけて来たり、オレのために廊下に置いてあった美術品などを取っ払いオレが歩いて怪我をしないようにする。

 しかもハーベストはオレに引っ掛かれて喜んで突っ込んで来る、一瞬この家系はマゾかと疑いたくなった。


「ニャー、ニャー」


 最近ニャーと鳴くことに少し抵抗する気が起きなくなっているな、金持ちの家猫だからか、向上心が無くなるよな。


「ああ、ネコ様おはようございます」


 メイドの膝にすり寄るとメイドが嬉しそうにオレを撫でる。


「ネコ兄様、どこですか?」


 オレはびっくと体が反応する、振り返るとユーリがオレを探していた。


「ネコ兄様、見付けましたよ」


 前方に逃げ様としたが、前方からハーベストの足音が聞こえたから、大人しくユーリに捕まることに。


「ああ、今日も毛並みが綺麗です」


 オレがネコになってから5年の月日が過ぎたからオレの体も大分デカくなったサイズで言えば中型犬ぐらいのデカさだ猫なのにだ、後あれから進化の事や魔法を調べたかったが、進化は何かしらの経験を積むとなるらしいが、人の本これ以上の事は載っていなかった、まあ、人間は進化しないからな、そして魔法は高位になれば人の姿になれそうなものもあるが、未だに修得は出来ていない。


「ネコ兄様今日はなにをします」


 ユーリの部屋に連れて来られて、ふうと一息つくとユーリが、オレの体に顔を埋めユーリはご機嫌な口調で聞いてくる。

 ユーリはオレが喋られること知っている少ない人物で、ユーリとユーリの母親であるシーディングとメイドの一人だけが知っている、なおハーベストには秘密にしてあるオレが喋られること知れば暴走して何をするか分からないために秘密だ。


「このまま寝てもいいんだか、たまには散歩してこようと思っている」


 モゾモゾ動き出すとユーリは名残惜しそうな顔をしているが、オレは気にせずに壁にかかっている外套を着る。

 オレの猫の手は秘密の道具類を出せる猫型ロボットの手の様に、不思議構造で正に手に吸い付く様に物を持てる。


「ちょと散歩してくるよ」


「ネコ兄様私も」


「ユーリは留守番していてくれよ、そしたらお土産を買ってきてやるからさ」


 お土産と聞いたユーリは手のひらを返す様に素直になり。


「分かりました、ユーリ留守番してます」


 オレは猫の俊敏動きで屋敷を抜け出したのだった。


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