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吾輩は猫では無い  作者: 六月
10/15

猫は本を読む

 俺は家の書庫にて調べ物をしていた。


「う~ん、これでも無い、これは違うどれだったかな~」


 俺はギルドで依頼された時に合ったエルフのエリーに言われた言葉をで思い出していた、猫人その言葉はあの時はその場しのぎで同意していたが、昔書庫で世界の事を調べていた時に猫人の単語を見た記憶があった。


「にー様」


 俺を探していたユーリが書庫に入って来た。


「居た猫にー様、ユーリと遊んで~」


「ユーリ、お兄ちゃんは今日は調べ物があるから母様に構ってもらいなさい」


「いやいやいや」


 ユーリは床を転げ回って暴れる、俺はため息をつきながら本棚から二冊ほど取りだしたてユーリに声を掛ける。


「ユーリ本を読んでやるから大人しくしていてくれよ」


 ユーリはガバと身体を起こして俺に体当たりをかましてくる。


「ぐふ」


「猫にー様だーいすき」


 ユーリの体当たりは一種の愛情表現なのだがユーリの小さい体何処にこんな力があるか不思議である、俺の体毛に顔を埋めているユーリを横の椅子に座らせて先ほど取ってきた本はユーリのお気に入りの物語である。


 物語の内容は囚われのお姫様を猫が助け出すお話と神様に人間になりたいと願った猫が言われた課題をこなして人間になって美しい女性と結婚する話だった、ユーリにこの話を読み聞かせたら将来はにー様と結婚すると言い出した、まあ子供の言うことなので大きくなったらどうせ一緒に洗濯物を出すなと言い出すに違いない。


「~めでたしめでたし」


「わ~、猫にー様もう一回、もう一回読んで」


「ユーリ、そろそろお昼の時間じゃないか」


「あ、そうだね、行こ猫にー様」


 俺が机から降りて四つ足で構えると予想道理にユーリが俺の上に乗った事を確認してから歩き食堂を目指す、ユーリと母様とで食事を取ると予想道理にユーリはお腹が満たされてまぶたが重くなっている、母様が抱き上げて寝室まで運んでいった。


 さて、書庫に戻ってやっと調べ物が出来るな、あれ、さっきユーリに読んだ話に猫が人間になった話があったな。


 俺はユーリに読み聞かせた一つと取るとタイトル読んだ。


「神様と猫人」


 がく肩を落としたいつもユーリに読み聞かせていた物語だったがタイトルを注意しないで読んでいた事に気がついた、気を取り直して、なるほど神話系の古文書を調べた事があった事を思い出し古文書の文献を数冊を本棚から取り出す。


 何冊目かの古文書と新書に目当ての猫人の事が書いてあった。


 猫人・・・猫や猫獣人の祖先で力を有する猫人は基本四足歩行で歩き猫より巨大であり、猫獣人は猫人を崇拝しており二足歩行を基本としている事四足歩行は神聖な行為とされている、猫獣人の手は人間に近いが猫人は猫と同じなのだ、個体は人間になることも出来、神からの使者や吉兆の象徴とされている、現在は猫人の目撃は皆無である事。


 町に行く際は二足歩行でいれば猫獣人で通せる事が分かったのは大きい、エリーに出会った際に分かってら四足歩行で逃げなかっただが、まあ今度合ったら口止めしておこう。


 更に読み解いていくと猫人=招き猫と図式が分かったがアナグラム家に来て五年が経過しているがそんな様子は無いが子供扱いされているから分からないかな、今度母様に聞いてみるか。

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