人間について
この世界は作られてできてるのではないか…と私は思う。私達は玩具の世界で決められた設定があり、生きているのではないか。外界の人間が私達を操作しているのでは…。
「藤宮堺!!」
私の名を呼ぶ声がする。
「また、変な自論を言ってるんですか?」
「変とは失礼だな」
いきなり、私の論を貶してきたこいつは、金屋佐久私のクラスメイトだ。何故か私の論を否定してくる失礼な奴だ。
「藤宮が言っている事はとても、理解ができないよ。」
「人間は操作されて生きている!生きているのではなく生かされている!」
「人間は自分の意思で動いてます!生きたいから生きてます!」
「ほぅ、理由は?あるのか?」
「人間は自分達で考えて法やルールを決めてます」
「決定か否決かは外界の人間がボタン一つで決めてる!」
「うぐッ…人間は…日々進化してます」
「ふっ、馬鹿らしいw。人間が進化してるだと?進化はしてない!」
「でも、猿から人間ができたのは、進化じゃ…」
「そんなもの入れ換えたに決まってんだろ!Aさんを進化させたいなと思った外界の人間が、AさんとA´さんと入れ換えただけだ」
「えーーーーーー」
「ふっ論破だな」
「藤宮1ついいか?」
「なんだ?」
金屋は言いたくなさそうに言ってきた。
「お前の論、外界の人間に聞かれてるけど大丈夫か?」
「それは答えられん、大人の事情ってやつだ」