1-7 集められた意味
突如現れた大物プロデューサの登場に動揺するメンバー。オーディションの真意が明かされて、いよいよ審査が始まる。
柴田謙。通称シバケン。
ABC100の秋葉原康。バーニング娘の深紅と並んで、今最も注目されるプロデューサーの一人。
世界へと飛び出したテクノポップユニット、SCENTのプロデューサーとして知られている。
彼自身も伝説のロックバンドGGGというユニットで活躍した過去がある。
そのグループは人気絶頂の中、短期間で解散したものの今でもファンの多い伝説のバンドだ。
数年後その中のメンバーだった福川正治と二人でGGというユニットを再結成。
解散後、柴田は音楽プロデューサーに。福川はシンガーソングライターとして別々の道を歩み、それぞれ成功を収めた。福川に至っては今や俳優としても確固たる地位を築いている。
この業界で柴田謙を知らぬ者はいないと言っていい。
「なんで、あんなすごい人がここに?なにこれ?そういうヤツだったの?」
ケイコとツムギが驚きのあまり、開いた口が塞がらずにいる。
「やば、涎出ちった」
「ちょっとケイコ・・・」
「そりゃ涎もでるよ」とツムギ。
「そんなに凄い人?」
ケイコとツムギが眉間にシワをよせて凄い顔でカレンを見る。
「マジで言ってる?」
「もしかして実家にテレビ無かった?」
「ひどぉい。あるよぉテレビぐらい」
ケイコとツムギの言葉にカレンは口を膨らます。
カレン達と反対側の離れた位置で、シバケンが大人達と何やら話し込んでいる。
ケイコとツムギがヤバイ人扱いをした、ベースボールキャップの小太りの男と特に綿密に打ち合わせをしているようだ。その中にいた、一人の女性がつかつかとこちらに向かってくる。
ザ・大人の女性。スーツ姿が決まっている。肩程の長さの髪は軽くウェーブの掛かっていて、微かに赤みを帯びて軽やかな印象を与える。
資料のようなモノを小脇に抱えていて、いかにも仕事が出来そうな雰囲気だ。スタイルも良い。
目鼻立ちも整っていてメイクもバッチリ決まっている。肌は色白で、はっきりした印象の瞳。淡いピンクのリップが艶っぽく、それでいてイヤラシサを感じさせない。
仕事の出来る“都会の女”感が溢れ出している。
つかつかとスタジオの中央付近まで歩み出ると、集まった七人の少女達の顔を、抱えた資料と照らしあわせて確認する。
「よしっ。みんな。揃ってるわね。って見たらわかるけど。この人数だし。私は川滝千鶴。これからみんなの・・・。いや、それはまだ早いか。とりあえず、私がいろいろと窓口になると思うので、何かあったら私に言って。まずは今日の予定についてだけど、間もなく説明があると思うから。みんな、そこに一列に並んでちょうだい」
言われたとおり横一列に整列する。並んでみると身長差がある七人だ。七人中四人が150センチ前後。三人が160センチ以上。低身長の四人と高身長の三人。見た目の雰囲気もだいぶ違う。外見だけでも個性がバラバラだ。
「うん。よろしい。じゃ、そのまま待ってて」
千鶴はくるりと背を向けて大人たちが打ち合わせをしている方面へ戻っていく。
千鶴の報告を受けて大人たちが一斉にこちらを見る。
思わずカレン達は背筋を伸ばして姿勢を正す。
ぞろぞろと大人たちがこちらに向かってくる。
「ってか、あれマイク?音声さんまでいるの?」
ケイコが小声で呟く。
柴田謙。川滝千鶴。ベースボールキャプの男。カメラマン。音声さん。女性スタッフ2名。
大人達も計7名だ。
ある程度の距離まで近づいて来て、立ち止まる。
その中で柴田一人だけが数歩前に進んできて、カレン達の前に立つ。
「こんにちは」
「こんにちは!」元気にカレン達が返す
柴田は満足げに頷いている。
「まずは二次選考合格おめでとう。今から三次選考会を始めます。先に結論から話すと、今日の選考会は君たち七名で全てです」
カレン達の表情が少し戸惑いに揺れる。まさかとは思ったが、本当にこの七人だけだとは。ほぼ全員が意外そうな顔をする。そして互いの様子を横目で伺う。
「今日の選考会で誰一人合格しない場合もあるし、7人全員が合格する可能性もある」
少女達の心拍数があがる。一人ひとりの息遣いが聞こえてくるようだ。
最悪の場合全員不合格。同時に全員合格の可能性もある。
オーディションというよりは、最終試験のように聞こえる。
「それと、もうひとつ。見ての通りカメラが入ってる。つまり、今日の様子を撮影させてもらいたい。NGの場合は申し出て欲しい。モザイク処理するので。要望次第で顔だけモザイクか、場合によっては音声も変えるし、希望があれば、全身モザイク処理にも対応する。」
七人の少女はわずかに動揺して互いに顔を見合わせる。
「ちなみに撮影クルーは、オヒサマテレビの方々だ。撮影した内容については、いづれテレビ番組として放送される。従って、今日の選考会の様子から、君たちのデビューまでをカメラで追いかけることになる。アイドルドキュメンタリー番組の撮影だ」
オヒサマテレビ。日本を代表する主要局のひとつ。誰でも知っている。人気番組“わちゃわちゃ行こうぜ”は国民的人気バラエティ番組だ。
七人の中の誰かが、今にも口を開いて質問をぶつけたそうな雰囲気だ。許されるならば、積極的にあれこれ聞きたいだろう。だが、今この瞬間も選考が始まっているとすれば軽率な動きは出来ない。全員が様子をみている。最後まで話を聞く姿勢だ。
「これは君たちを主人公にした。リアリティショーだ」
リアリティーショー?デビューも決まっていない一般人で?その手の番組は確かに数多くあるが、まさか自分達のが受けているオーディションがそうだったとは、誰一人予想していないことだった。事前に告知がありそうなモノだが、テレビ業界というのはそういうものなのだろうか。少なからずメンバーに戸惑いが生じる。
「ちなみに、既にカメラは回っている。応募要項を確認してもらえれば、撮影を行う可能性について記載されているのでコンプライアンス的に問題は無いはずだ。」
募集要項を細かく読んでいなかったことをカレンは反省する。そう言えば書いていたようないないような、その程度の認識だ。しっかりと書面を確認するべきだった。実際のところ、悪質な制作会社に騙されて意図しない撮影をされてしまう被害例は良くある。甘い考えで規約を良く読まずに書類にサインをして不利な契約を結んでしまい、泣き寝入りをしてしまうことが多い。
「最後まで説明してから、質問を受け付ける。ただし、今の段階で降りたい人間は降りてもらっても良い。いつでも企画の辞退を受け付ける。もちろん。今すぐでもかまわない。」
柴田は皆の顔をぐるりと見回す。
「説明を続けさせてもらうよ。いいかな?」
間をおいてそう一言挟んでから話を続ける。
「君たちへの課題は、今日中に自分達でパフォーマンスを仕上げることだ。制限時間は17時まで。今日の内であれば、どの時点で切り上げても良い。もちろん、最初の数時間はプロによる指導をひととおりさせてもらう。その時点で完成だというなら、それでも良い。その時点で審査をする。時間一杯使ってもかまわないし、早く切り上げてもかまわない。掛けた時間は多くても少なくても審査基準には関係ない。準備が出来たら。その時点のパフォーマンスを見て合格者を決める。その結果。合格者は一人もいないかも知れないし、全員かもしれない。」
出来が悪いからと全員不合格とはならない。その中で生き残る人間もいる。連帯責任ではない。
「さて、質問を受け付けるが、ここまで聞いて、聞きたいことはあるかい?」
すっと一人の少女が手を上げる。
高身長の女性の一人だ。
まるでお人形さんのよう。という表現がしっくりくる。ブロンドヘアの美少女。
気の強さと意思の強さが見て取れる。長いまつ毛、ぱっちりとした瞳。誰が見ても文句なしの美人だ。
万人が認めそうな整った顔立ちをしている。
「どうぞ、名乗ってから質問を頼む」
「桐島理子です。私達は、どういう基準で二次審査をクリアできたのですか?」
「なんでそんなことが気になる?今ここに立っていることに自信を持てばいいと思うが。質問の意図がわからないな」
「あのぉ、すいません」
カレンが遠慮がちにオズオズと手を上げる。
「私も、それ知りたいです。あ、守島花怜です。」
「わたしも」
ケイコも小さく手をあげる。
「そんなに手ごたえが無かったか?」
ツムギがバシッと手をあげる。
「知花紬です。全っ然、手応えありませんでした」
「ふっ。そうか」柴田がコメカミを人差し指で掻きながら苦笑いする。
「教えてください。知りたいです。どういう基準で私達は選ばれたんですか?」
改めて桐島理子が尋ねる。
「ビビッときたからだ。」
「へ」
思わずケイコが漏らした声が部屋中に響いたので、慌てて両手で口を塞ぐ。
「裏を返せば、どんなにスタイルが良くとも。顔が綺麗でも。歌唱力が優れていても。“ビビっ”と来なければ選ばない。それぐらい重要なことだ。だから君たちは選ばれたことを誇っていい。」
少女達は互いに顔を見合わせる。抽象的すぎて、ピンとこない。答えになっているような、なっていないような。納得して良いモノかどうか戸惑いの表情を見せる。
「他には?」
メンバーの動揺をよそに、次の質問を促す。
長い黒髪が美しい、切れ長の瞳の美少女がすっと手をあげる。
「安倍澪です。全員不合格だった場合。もう一度、一次審査からやり直すのですか、それとも二次審査で落選した人たちから選び直すのですか。その際、私達にもう一度チャンスはありますか?」
「そうだな・・・。考えていなかった。落選者からもう一度選ぶというのは、気が向かない作業だな。どうにか君たちの中から合格者が出てくれれば助かるのだが」
「ということは、最低一人は選ばれる可能性が高いということですね。そうしなければこれまで選考に費やした時間が丸々無駄になりかねませんよね」
なんとなく場に緊張が走る。
「出来ればそうしたいが。約束は出来ない。俺の目が節穴だったという可能性もあるし。ただ、合格する素質のある人間だけを集めたつもりだけどね」
柴田は頭をボリボリと掻きながら、ふははっ。と声に出して笑い出した。
「どうやら、君たちは選考結果に疑問を持ってるみたいだね、顔に書いてある。一つ言えることは、君らは今大きなチャンスの目の前にいるってことだ。ひょっとして、君たちは自分自身が秘めたポテンシャルに気付いてないんじゃないのか?自分が自分を信じてあげなくてどうする。そんな奴は絶対にこの世界で通用しない」
サングラス越しでも、鋭い視線でこちらを見ているのが感じ取れる。
飄々としてた態度を見せていた柴田から、それまでに無い強い威圧感を感じる。
七人のメンバーは思わず、姿勢を正した。
「とにかく。始めよう。やってみなきゃわからないし、やってみればわかるよ。きっと」
そう言って両の手をパチィンと合わせる。室内に叩いた手の音が響き渡る。身体を後ろに捻ってオヒサマテレビのクルーに視線を送る。
「ということで、レッスン始めます」
「ういっ。了解っす」
ベースボールキャップの男が答える。カメラマン、音声担当が動き出す。見栄えの良い画角を求めて動き回る。多彩な角度からメンバーの表情を捉えようとする。
近づいて七人の全身、容姿をカメラに収めようと、嘗め回すように様々なアングルを向ける。
柴田が後ろを向いて、奥に待機しているスタッフを手招きする。二人の女性が小走りに近づいてくる。
何か指示を受けてその二人がどこかに走っていく。
「さて、まずは歌を覚えてもらう。まずはスピーカーから流れる曲を皆で聞く。次は各自にポータブルプレイヤーを預けるから自由に覚えてくれ」
戻ってきたスタッフが慌ただしく機械操作を始めるとスタジオ内にあるスピーカーから曲が流れ出す。ボーカル部分がピアノで演奏されている。ひととおり聞き終えると今度はプリントの入ったクリアファイルがメンバーに手渡される。
その中に入っている紙には楽譜と歌詞が書かれている。一度目の再生が終わり、二回目の再生が始まる。それが終わるとスタッフが再生をいったん止める。
「じゃあ、30分だ。30分経ったら独りづつ歌ってもらう。さ、自由な方法で覚えてくれ。」
各自手渡されたプレイヤーとヘッドホンで音楽を聴きながら歌詞を見て口ずさむ。
柴田は窓際のほうへスタスタと歩いて移動した。少女達が必死に曲を聴きながら歌を覚えようとする姿をカメラが撮影する。
30分後。柴田が皆を集める。
「さあ。集合してくれ。早速、順番に歌ってみようか。まずはそうだな。理子くん。君からだ」
リコが一歩前に出る。後ろに並んでいるメンバーを柴田が自分の横に並ぶように指示する。
「正面からみんなで聞くんだ」
リコ一人を立たせて他のメンバーは正面方向からリコを見つめる。カメラクルーやスタッフもだ。
場の空気が静まって緊張感が充満する。柴田がスタッフに曲の再生を指示するとスピーカーからイントロが流れ出す。伴奏に合わせてリコが歌い出す。
いきなりの歌唱テスト。しかも一人目。プレッシャーのかかる場面だが、リコは動揺を見せない。
音程がしっかりとれていて正確。澄んだ歌声。クセが無く聞きやすい。
音程を外すことなく正確に歌い上げた。教科書どおりといった印象。丁寧で美しい歌声なのだが、メリハリに欠ける。面白みが無いと言えなくもない。合唱部の歌という感じだ。
「よし。次だ。じゃあ君。澪くんだ。」
ミオとリコが入れ替わる。ミオもまた落ち着いている。彼女もまた、正確に歌い上げる。音程を外さない。リコよりもいくらか低音域が安定した声でハスキーとまではいかないが味のある声、歌い方をしている。メリハリもあり聴きごたえがある。
「よし、じゃぁ君。紬くん。」
ミオとツムギが入れ替わる。その歌声は元気でエネルギッシュ。ハリのある声質。声量があり力強い。ミオ以上にメリハリがあり、それでいて大げさすぎない。キレがあり疾走感を感じる。ロックスターのような雰囲気がある。
「次。柏葉美里ちゃん」
ちゃん?急にちゃん付け?ケイコが訝し気な表情をするが、呼ばれた子の表情を見て少し納得してしまう。
小柄で髪を一つにまとめている。ケイコ同様ポニーテール姿だが、ケイコのストレートでスタンダードなポニーテールとは雰囲気が異なり、短めのふんわりした髪をまとめたローポニーでおくれ毛も可愛らしい。垂れ目がちでつぶらな瞳のリス顔。優しい雰囲気が漂う。
ふーん。品定めするようにケイコが観察する。
歌声は見た目のイメージ通り、少し鼻にかかる声で、かといって不快ではない。少し音程が怪しいところもあるが、それもチャーミングポイントとなるから不思議だ。
「次、守島花怜さん」
今度はさんづけか。そう思いながらケイコはカレンに激励の視線を送る。カレンもそれを受けて静かに頷き返す。
ツムギとはまた違った意味での、元気な歌声。ハリがある。聞く者を明るく前向きにさせる。そんな声だ。曇り空も晴れ渡るのではないかという、ひたむきさと真っすぐさを感じる。音程は及第点といったところだ。
「次、相沢恵子くん」
また、くんに戻った。その使い分けに意味はあるのだろうか。カレンと目配せして歌に臨む。
とても安定感のある歌声。低めのキーゾーン。目立つ歌声ではないが耳障り良く心地よい声質。
「よし。ラスト。玉置唯くん」
あまり存在感が無い。控えめな外見。メンバーの中で一番背が低い。黒髪のショートカット。切れ長の目。顎のラインはゆるやかに丸みを帯びていてどちからと言えば丸顔タイプ。童顔の部類に入るだろう。
どことなく頼りなく、危なっかしい。
だが、その歌声はスタジオの空気を一変させる。
圧倒的な歌唱力。安定した音程。良く響き通る。ハスキーがかったその声はパワフルでソウルフル。それでいてしなやかで美しい。場にいた全ての人間がその歌唱力に引き込まれる。
別次元。
そう感じさせる実力の持ち主だ。
唖然とするオーディションメンバーの中で、カレンが思わず笑顔で拍手をする。ケイコも続いて拍手をすると、他のメンバーの続く。桐島理子を除いて。
「さて、皆一緒に歌ってみようか」
柴田の合図で七人全員が声を揃えてで歌い出す。
まるっきりバラバラでまとまりがない。個性と個性がぶつかり合い、音程すらうまく取れないメンバーもいる。その中でも正確に歌い上げたのは桐島理子と安倍澪の二人だった。
「うん。じゃ。ダンスいこう」
柴田は歌の出来栄えを気にする様子も無く振り返って、後ろに控えている二人の女性スタッフを呼ぶ。
「じゃ、二人の指導をよく聞いて、ダンスをマスターしよう。では頼む」
柴田は二人のスタッフに場を任せて大きく後ろに下がる。カメラクルーの横に並んで腕組みをしながら様子を見る。そこに川滝千鶴が並んで立つ。
「どうなの?実際」
「ちょっとコーヒーでも飲もうか?」
柴田に休憩を促され、千鶴がその後ろをついていく。二人はスタジオを出ていった。
自販機の並ぶ喫煙所で二人はコーヒーを購入してテーブルに置く。二人ともタバコに火をつける。
「で、どうなの?」千鶴が改めて問う。
「見ての通り。」
相変わらず、面倒臭いな。そう思いながら千鶴は重ねて問う。
「バラバラな個性の七人ね。どういう基準で集めたの?」
「君もそれか」
タバコを深く吸い、煙を吐き、コーヒーを一口飲んでから柴田が答える。
「伸びしろかな。良く言えば。悪く言えば、穴のあるメンバー。不完全な才能」
「そう?何人か仕上がってる子がいた気がしたけど」
「そう見えたか?だとしても、そのまま通用するレベルじゃない」
「そりゃまあ。そうでしょうよ。だけど、全員を仕上げる算段があるのよね」
「ないよ」
「え?」
「振れ幅が大きい方が見て手面白いだろ?」
「面白い?」
「ああ。テレビの依頼だからな。」
「意外ね。そんなふうに仕事する人だとは思わなかったけど」
「何が?」
「仮にテレビの仕事だとしても、いいかげんなプロデュースはしないでしょ?」
柴田はすぐには答えずタバコを吸い灰をトントンと落とし、コーヒーを口に含む。
「実は即戦力クラスの子も数人いてね。そっちもキープしてある」
「はい?」
「そっちはそっちで別コースで進めている」
「はい?」
「マネジメントは田丸に任せてる」
「はぁぁあ!?」
千鶴は不快感を露わにして勢い良くコーヒーの入った紙コップをテーブルに置くと中身が勢いよく飛出して、数滴溢れてこぼれた。
次回
1-8 三次選考会の結果