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英語が大嫌いな筆者は、どうにかして英語を失墜させようと必死なようです

作者: 丹篠雨音

このエッセイは筆者が英語のせいで成績がふるわない愚痴を、論理だててそれっぽく書いただけだと思って読んでいただくと面白くなると思います。


このエッセイにおいてイギリスは帝国主義を行なっていた時代のイギリスであり、現在のイギリスを批判する意図は一切ありません。


「月極駐車場」の「月極」を「ゲッキョク」だと思ってましたが、今日も日本は令和です

「this is a penって使ったことある?」

麻生太郎氏の国会答弁の一節だ。


思い返してほしい。

読者の10年、20年、30年…という人生の中で、

「これはペンです」

などという文章を使ったことがあるだろうか?


恐らく思い出せないだけであると思う。でもそれを言った場面はどういう時か考えてみてほしい。


あくまでも筆者の推測だが、これは英語に文句を言うときにしか使わない例文ではなかろうか?


「『これはペンです』なんてつかわねーよ笑」

みたいに英語教育に対してその実用性を否定することを、学生なら一度はしたことがあるはずだ。


読者がアンチ英語民なら脛骨が折れて死ぬほど頷いてくれているだろう。


Ф      Ф      Ф      Ф      Ф


そもそも英語はブリテン島の南の方で使われていた言葉でしかない。


特段覚えやすいとか、文法が簡単とかそんなわけでもないただの自然言語。


それがたまたま使用者が力をつけて広まっただけで、なぜこれほど英語が優遇されねばならないのだろうか?


看板、論文などは英語で書かれる。

外国語という名の授業のくせに英語しか教えない。

大学受験では数学・国語は避けられるのに英語は避けられない。


これは藤原○也に叫んでもらうしかない!


もちろん日本語やスオミ語よりは標準語としてマシだと思う。


「漢字をぶっ殺す!」

みたいになった経験は日本人ですらあるのに、それを外国人に強いるのは気が引ける。


ではでは、どんな言語なら優遇されてもいいだろうか?


筆者はその最低条件として人工言語を挙げたい。


Ф      Ф      Ф      Ф      Ф


人工言語には習得が簡単なものが多い。


エスペラントやベーシック英語など、その文法は比較的簡単にされている。


特にエスペラントは優秀で、アンチ英語民なら一度は苦しめられたであろう冠詞。これを省略しても表記してもいいのだ。


また不規則動詞は一つも存在せず、knowのような黙字もない。読み方もローマ字読みでアクセントも規則的。


とにかく英語に較べるとめっちゃくちゃ簡単なのだ。


エスペラントは人々が簡単に意思疎通を取れるようにするために作られた言語だからこそ、その習得に格差はなくなる。

受験に英語のせいで落ちるという経験も一切なくなる。


もし英語というクッソ難しい言語を学ぶ必要がなくなれば、その分の時間を科学の振興や生徒の探究活動に使えるようになる。


もちろん論文が読めなくなるという課題もあるが、優秀なGoogle翻訳さんにかければ問題ない。


今後翻訳の精度も上がっていくのだから、エスペラントに一任すべきだと思う。


Ф      Ф      Ф      Ф      Ф


まあ英語教育を撤廃しないにしても、IPAの授業は取り入れるべきだと思う。


IPAとは国際音声記号の略称であり、簡単に言えばクソ万能な発音記号のことである。


例えば

「photoのphってなんやねん!fotoでええやん!」

「contextのnとmを毎回間違えるねん!」

みたいな悩みを解決できるようになる。


photoがphなのは単純に発音の問題だ。


つまりfと違う音だから表記も違うのだ。


thankをsankと書かないのと同じである。


phは/ф/

fは/f/を表している。


ここで何が違うのか話すと長くなるので、気になった人はWikipediaで調べてほしい。


簡単に言うとfはvの無声化、phは藤原○也のフの音だ。


Ф      Ф      Ф      Ф      Ф


英語圏の人だけが得をする制度ならやめたほうがいいと思う。


言語習得の負担を皆に等しく分配するのは悪いことではないはずだ。


英語教育を押し付けている人たちは、中学の理科で一人のガリ勉眼鏡に実験をやらせて結局レポートは写す文系陽キャと変わらない。


ちなみに筆者は前者だ。


英語はイギリスが帝国主義を広めた結果優遇されるようになった成金言語だ。

つまり玄関で100円札を燃やすおじさんと同じタイプだ。

どうだ、明るくなっただろう?


きっと世界史を勉強してイギリスが大嫌いになった同志はたくさんいるだろう。


ズールー族の勝利を心の底から喜んだだろう。


イギリスが帝国主義で広めた言語を使っていくのはナンセンス。


人工言語エスペラントに乗り換えていってもいいんじゃないかな?


どちらにせよ議論を起こすことは民主主義において重要だ。

行動しないよりはマシだろうと思ってこの文を書いている。


だから最後に行動することの大切さを物語った日本の環境大臣の深ーいお言葉を引用して終わりたいと思う。


「今のままではいけないと思っています。だからこそ日本は今のままではいけないと思っています」

月極は「ツキギメ」と読みます。

読めないよね普通。読めるわけないよね!

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― 新着の感想 ―
[良い点] エスペラント語食わず嫌いだったけど、合理性はよくわかりました。ありがとう。
[一言] エスペラントいいですねー。 冠詞を省略してもいいですし、knowのkのような黙字もないなんて、素晴らしいですね。 ちなみにグーグル翻訳はポンコツだと私は思ってます。「アホが見るブタのケツ」を…
2020/03/28 13:25 退会済み
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