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過去と現在と未来の話  作者: kaenn
3/6

プロローグさん

時間が空きましたが次話投稿しました!


色々ありましたが再開します


プロローグ?さん


…………時…軸を修……ました……権……アシュ……に……あれ…………


ーザ…ザザザー…ザ……ー


「……はこの不浄な身体から魂を抜き出し私の作り出した完璧な神の器に移し替えるだけだ!!おいっサイファー行くぞ早くその小僧の穢れた肉体から……」


ーザ…ザザザー…ザ……ザーー


「…ハッ!何だ?今のは…いやにリアルだったけど……」



「…………温は……しやすいでし……ジャケットは持っていた方が…………でしょう。

…では次のニュースです、テロ集団ヤバルマドからの犯行予告が軍施設に届いた為、都市内の警備が強化されています住民の皆さんは不審者や不審物を見つけたら直ぐに教皇軍までご連絡を…」


サラダを食べながらニュースを見て正夢か?いや、そんな馬鹿なと、思いながらも先程の幻影が気になったアシュレイは、食べ終わった食器を手早く片付けると戸締りをして"1度部屋に戻り護身用の加護のかかったジャケットに着替えてから"家を出た


「………………ふむ、あの御仁が◯◯◯◯◯殿でござるか?どう見ても男性でござるが?お師匠様が言うからには嘘ではござらんと思うが………"ムム、念の為お師匠様にもお伝えして置くでござるか…"」


アシュレイが自宅の戸締まりを終えて家を出る、駅まで歩いて行くアシュレイを見送るように屋根の上に佇む赤い装束を着た少女がそう呟いてから自身の胸元に手を差し込むとスマートフォンを取り出して師匠に連絡を取った



「あれ?……此処ってもしかしなくても夢で見た教皇軍の施設じゃ……」


自宅を出たアシュレイは大学の教授から貰った地図を頼りに駅を降りた直後、見覚えのある景色に困惑しながら歩いて行く

地図の場所に到着したアシュレイはやはり同じ場所だ…と、夢の中と全く同じ軍人が多い施設の前に立ちつくしていた


「おい君、聴いているのか?此処には何の要件で来たんだ?」


呆然と佇むアシュレイを不審に思ったのか白い軍服の教皇軍の兵士が近づいて要件を聞く


「…え?はっ、はい!えーと…大学の教授に呼ばれてこの地図の場所まで来てくれ、と言われたのですが…どうやら教授が地図を間違えたようでして…………」


アシュレイは夢の様に軍人にそう答えると軍人は、一応施設に確認を取るから少し待っててくれるかい?と言って少し待つように言ってきた。



「嘘だろ?全く同じじゃないか……それならもしかして…………!?居た…ホウケンさんを刺した司祭!?…」


「………アシュレイ君でよかったかな?施設側から君を丁重にお迎えするように言われたから私が案内するよ、着いてきてもらえるかい?…如何されました隊長?何かありましたか?」


「…いや…何でもない……」


夢でホウケンさんを刺した教皇軍の司祭を見つけて驚愕の表情を浮かべると、こちらに気がついたのか司祭がイヤな笑顔を浮かべながら近づいて来る…其処に先程声を掛けてきた軍人が戻って来て施設に案内すると、言ってきた


「先方をお待たせしてはいけませんよね?行きましょう!」


「あ、あぁ…こっちだ着いてきて?」


薄気味悪い感覚を覚えたアシュレイは軍人の背中を押す様に足早にその場を立ち去る


「…………様………メインターゲットは施設に…した……それにしても……さすが◯◯◯◯◯様ですな、私の気配にお気づきの様でした。」


「当たり前だ我等の神だぞ?どんなに形を変えられてもその魂は美しいままだ…ご……様、後…邪魔者…狐供を殺せサイファー…」


アシュレイが軍人と施設の中に入ったのを確認したのちに白髪に白い軍服を着用したサイファーが何処かへ通信を行うと相手からは物騒な返信が返ってきた。


「了解しま…た……、……様それでは失礼します……おいっ!テロリスト共がいつ来るか分からんぞ!気を抜くなよ!」


「「「「「「「ハッ!!」」」」」」」


テロリスト殲滅を担当していたサイファーは通信を切ると部下にそう発破をかけ、漸く我等の神が降臨するという事実を噛み締めて不敵な笑顔を浮かべた。


「じゃあ悪いけど施設の担当者を呼んでくるからこの部屋で待っててもらえるかい?」


「あっ!ちょっといいですか?」

そう言って通された部屋はやはり夢と全く同じ部屋で調度品からソファー、茶菓子に至るまで高級そうなVIPルームのような部屋に通された

其処で夢とは違う行動をとろうと思い軍人さんに声をかけた


「ん?如何したんだい?何か?」


急に呼び止められた軍人さんは疑問符を浮かべながらアシュレイに返答する

呼び止めたが用はなかったアシュレイは必死になって用事を考えたが1つしか浮かばず大きな声で軍人に聞く


「すいません!御手洗いは何処ですか!」……と……


「…すいません…緊張してしまっていたようです…」


「いや、気にしないでくれ…大丈夫なようならそのまま博士の所に行っても良いかな?先程通信でそのように通達があってね。」


用事が思い浮かばないとは言え大声でトイレに行きたい!と言ってしまったからか恥ずかしさで顔が熱い…たぶん真っ赤に染まっているだろう…

若干気まずそうな軍人さんに案内されて最初に案内された部屋からだいぶ離れた場所まで歩いて来た。

其処には大きく重厚な造りの扉があり、見惚れていると軍人さんがインターホンの様なものを操作してロックを解除し、扉を開けた


ー……ッギューーン……ー


開け放たれた扉の中から銃声が聞こえた、

思わず身を屈めるとドサッ…と言う音が目の前から聞こえる

恐る恐る目を開けて確認すると案内してくれていた軍人さんが目を開けたまま此方を向いて倒れ込んだ…死んでいる


「えっ?!何で?…どうして……」


急な出来事に狼狽えていると夢で見た銀色の長髪を撫でつけながら歩いてくる白い豪華そうな服を着た男が視界に映る


「………いに……つい………ついに……」


男は微笑みながら両手を広げ心底嬉しそうに何かを呟きながら着実に自分に近づいて来る


「…に…遂に!貴女が我が下にぃ!!!!ハハッ…ハハッハハハ…ハハハハハァッ〜ハッハッハッァ〜〜〜!!!」


「ひっ!?…」


狂ったように笑う男に恐怖して情けない声を上げて逃げ出す

全力で走っているが背後から追ってくる男は笑顔のまま、あざ笑うかの様に迫ってくる



「なんだって言うんだ!僕が一体何をしたって言うんだ!………」


「待て!止まれ!君は誰だ!」


部屋から出たアシュレイは軍事施設内をうろ覚えの記憶を頼りに出口へ向かう

すると鋭い声に呼び止められる、どこかで聴いた様な声に振り返ると其処には黒い軍服に身を包んだ灰色の髪の女性が立ち銃を向けていた


「動くな!動けば撃つぞ!………ん?教皇様如何なされた、このものが何か不敬な事でも致しましたか?」


有無を言わさずに女性は銃口をアシュレイに向けた、しかしその背後から物凄い速さで迫る男に驚き銃を下げて問いかけをした


「警備部隊の者ですか…よくやってくれました、其の者は、本日の儀式に必要なモノでしてな…此方に渡してもらえますか?後ほど褒美を与えますので名を教えてください」


「…私は第1警備部隊副長のホウケンです!…教皇様……申し訳ございませんが…先に調書を取らせていただいて宜しいでしょうか?テロリストとの関係を洗い出しておきたいので…」


「………そうか……いや、仕方ないですね…調書をを作成したら直ぐに私の部屋まで連れてくる様にお願いします。」


「了解です!そら!貴様行くぞ!」


教皇様と呼ばれた男はホウケンさんがいることに気がついた瞬間に、狂笑を潜め真顔で対応した

納得した様にその場を離れようとした時、ホウケンさんは少し乱暴に僕の腕を引っ張る……

それを見た(教皇様)と、呼ばれた男は態度を豹変させ


「…き…………貴様ぁァァッ!!!……我が女神の魂を持つモノをォ!!!!!ぞんざいにあつかいおってからにぃぃーーーー!!!!!」


「…え?………かはっ………」


一瞬の出来事だった……教皇様が先程までと同じような表情に戻り金色に輝く杖を取り出すと、バチバチッ…と、音がしてホウケンさんへ雷撃を放った

ピクピクと小刻みに震えている様子から死んではいない様だがもしかしたら電気信号によるただの反応かも知れない……其処に追い打ちをかける様に教皇様が近づくと、横たわるホウケンさんの身体を怒鳴りながら蹴りつけ始めた


「私が!この方を!この御方を!!何百年!!!待ったとぉっ!!!思うんだ!?…………」


人間ってあまりにも理解が追いつかないと思考が停止するっていう事をいつかどこかで聞いた気がするがその通りだった様だ……気がつくとホウケンさんと教皇様はどこにも居らず全く別の場所に居て、僕は無意識のうちに逃げ出していた



「…………確かもう少しで……もう少しで出口だったはず……この先の壁を超えれ…ば………」


夢の中で通った道と思しき道に出た僕はひたすら走る

いつあの教皇様と呼ばれた奴が来るかわからない恐怖を抱えたまま兎に角早くこの施設を脱出したかったのだ、だが…見覚えのある通路の角を曲がった時金属と金属のぶつかる様な硬質な音が響いた


ーキンッ!キキキンッ!………ー


赤い装束を着た少女が入口で会ったサイファーと戦っている光景が飛び込んできた


「っ?!!おぉ!アシュリー殿!ご無事でござったか!何より何よりっ!!……」


「アシュリー?…いや、僕はアシュレイ…」


サイファーの猛攻を受け流しながら話し掛けてくる少女に人違いじゃないかと、返そうとすると背後からゾクゾクっとする気配がして上からナニかが目の前に落ちてきた


それはビチャッ、と水音をたて僕の足下の地面を赤く染めていく……ピクリとも動かなくなったソレは先程までの凛々しい姿は想像もつかないくらいボロボロだけど髪の色と背格好からホウケンさんだと予想できた……そしてホウケンさんがココにいるという事は……


「アシュリー様?貴女様に無礼を働いた下等生物は処分いたしましたよ?どうか私を褒めてください」


恐る恐る振り返ると其処には予想通り教皇様が返り血に染まった服のまま笑顔で立っていた


「いやはや…彼奴まで……ムム…お師匠様!!拙者も"本来の姿で"相対するべきでござるか?」


赤い装束の少女とサイファーの勝負は互角?と、言った様子だったが教皇様が現れると困った表情をしながら誰かに問いかけた




「…………そうじゃのう……流石にお主では"変装小娘"と"狂公"の2人はちと荷が重いかのっ?」


「っ!!!!駄狐めぇ!!また私の邪魔をするか!」


「えっ?」


少女の問いかけに答える声が何処からか聞こえたと思うと僕の視界が歪み、少し離れた所に教皇様?が見える……あれ?いつの間に?


「うむうむ、久しいのうアシュリー?いや…アシュレイ?じゃったか?…………違う違う下じゃ、右下」


自分の直ぐそばから聞こえた声の主を見ようと左右を確認するが誰もいない……声に従い右下を見るとサイファーと戦っている少女よりも小さい金髪の幼女が「かっかっかっ!」と笑いながら立っていた


「炎よ?じき頃合いじゃ、取り敢えず魔女も来る故撤退するとしようかの?」


「っ!!サイファーッ!!!奴等を止めろ!!」


幼女が少女にそう言うと、少女は「心得た!」と気持ちいい返事を返してサイファーと距離を取る

すると何かに気がついた教皇様?は杖を取り出しながら必死な顔で走って叫ぶ

そしてサイファーの姿が歪んで、先程までの中年司祭の代わりに大きな悪魔の髪飾りをした女性が大きな死神の鎌を持って現れた


「ちいっ!さすがの儂も奴の相手をしながら転移は出来んか……」


金の幼女が真っ黒い装束からナイフの様な小さい刃物を取り出して教皇様?から飛んでくる魔法を斬り払う

赤い少女もサイファー?の鎌をなんとか受け流しながら後退している


「どう言う事!貴女達は一体何をやっているの!!」


膠着状態の戦場に現れたのは白衣に身を包んだ医療班の腕章をつけた女性だった

自身も怪我をしているのか頭から血が流れているのが見える……女性は血溜まりに沈むホウケンさんに気がつくと急いで側により回復魔法を唱えた


「…を………フロー……じゃ……で…か……何故……私……、……………」


ホウケンさんが僅かに身動ぎして白衣の女性に何か話すと、気を失ったのかまた動かなくなった


不思議な空気が流れて誰もが手を止めていた……しかし……


ーピキッ…ピキピキッ…パリーン!!ー


空が割れた…そう表現するしかない様に空には黒い狭間が現れた


「?!まさか!このタイミングじゃと?」


「お師匠様!アレは…あの方の!」


「止めろォォ!!キサマ等!あの時の様にまた!私からアシュリー様を奪う気かァァァッ!!!!」


「流石に分が悪い……此方も引きますよ………様?」


白い豪華なしかし返り血に塗れた服を纏った教皇?が狂ったように叫び声を上げながらサイファーに引きずられていき、少女と幼女は離れた所に退避していく

何故そんなことがわかるかって?だって僕とホウケンさん、白衣の女性の3人を含めた辺り一帯は空の裂け目に吸い込まれているから…………

空の裂け目に飲み込まれる瞬間に何処からか声が聴こえた



「……きっと…貴女は大丈夫…貴女は私達と違って正しい選択が出来るはず……だって……貴女は間違えて…間違えて…間違えた…私達の最後の希望なんだから……」



















…………女神………の介…………………歴……致命……なエラー…発……ました


……歴…に甚大……影…が懸……れます


……権……アシュ……よ……ラ……避の為……済措…要……受諾……可………ました


……救済………して権……アシュ……をアシュ……として……換…以上の……を持っ……処理


…再起動開始しました……


…時間軸を現在時間から大幅に変更……


………教皇による歴史干渉を確認……


…救済措置により干渉制限がかかりました……


権限者アシュレイを女神……の願いにより……処理……完了……


…全ての処理が完了しました……


…再起動します


















「?!っ!此処は!?」


未だ戦争の続く国の湖のほとりに1人の少女が居た

青い動きやすそうな服を着た…銀色の長い髪がさらさらと風で流れる…綺麗と可愛いのちょうど中間地点を行き来している少女が……


「取り敢えず…何処か人のいる所に行かないと……髪が邪魔だな……なんでこんなに長いんだ?」


戸惑いながら人里を目指して歩いて行く

その少女…名前をアシュレイという


教皇様書いてて楽しい……


プロローグ?にの文が少し残っていたので削除しました。

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