プロローグ?
続きものを書く時間が取れるかは不明ですが続きを書けるように努力はしてみようと思います。
気になる方はどうぞ本編へ
プロローグ?
「御主はそれで良かったのかの?500年待ったんじゃろ?」
近代化により高いビルが建ち並んでいた街を見下ろすことができる岩山の上で、黒い装束に身を包んだ長い金色の髪を持つ女性はあぐらをかきながら自分の真横に立つ女性に話しかけた。
「ふん…私が闘いたいのは"ヤツ"だけだ、あんな小僧倒したところで不満が溜まるだけろうが…貴様の口車に乗って修行したのはなんのためだと思っている。」
問いかけられた女性は何処をどう見ても魔女!という服装で、あぐらをかいている女性を睨みつけながら不機嫌そうに答える。
ーバババババ…ー
2人の女性が居る岩山に武装したヘリが2機現れ、全ての武装を女性達にロックオンして投降を促す、すると魔女の方がイラついたように舌打ちして
「っ!ザコがっ!!調子にのるな!」
左手に持っている杖を一振りした…
ードンッ!ー
杖が輝いた瞬間、武装へリの1機が爆炎と共に墜落していく
恐れを抱いたもう1機のパイロット達は、狂乱しながら全ての武装を金髪へ発射した
ミサイルやガトリングガンが岩山を吹き飛ばしパイロット達は安堵を浮かべ結果を確認する為に本部に報告をしながら爆煙が晴れるのを待っていた。
「……ホークワンより本部…通報地点にて対象発見……特級犯罪者につき殺傷処分にて対応…現在確認作業ちゅ……ば?ばか……な……」
煙が晴れてきてパイロットの1人が目を凝らしているとあまりの光景に言葉を失った。
「おーおー、またもったいないのう…いい加減儂らにミサイルなぞ効かん事を理解せんかのう?」
「おい!防ぐならちゃんと防げ!土埃が服に付くだろうが!」
へリのパイロットは唖然とした、
何故なら隣国の軍隊なら中隊規模と相対出来るこのヘリの武装を全て使用したにもかかわらず
怪我1つしていない女性達が何事も無かったかのように口げんかをしていたから……
「ふむ…………何もしなければ見逃してやろうかと思いもしたが…こんなか弱い儂にミサイルやらを撃ち込んでくるとは……お仕置き…じゃな?」
薄い影のようなものに守られていた金髪の女がニコニコとした笑顔のまま目の奥を光らせて
左手に黒い何かを発生させ、ヘリに向かって放つ黒い何かはヘリに当たると全てを飲み込んでいき最終的には何も無くなってしまった。
「……何処がか弱いんだこのロリババアが…」
「ん?何か言ったかのう?儂最近耳が遠くて聴き損ねたが?」
魔女が悪態を吐くと金髪は右手の掌に先程の黒い何かを出しながら近づいてくる。
「………何でもない…それよりも貴様は用事があるんじゃなかったのか?」
流石に分が悪いと思った魔女は話題を反らすため会った時に聞いた話を振ると金髪は思い出したようにポンっと手を叩き
「おお!そうじゃったそうじゃった!儂今日これから試合があるんじゃったわい!むむ、ちと急ぐか…ではな!」
魔女は冷や汗をかきながら、ものすごい速度で走っていく金髪を見送ると
「か弱い女が裏闘技場のチャンピオンなものか…まぁいい…これでもダメなら"また"500年待つさ時間はいくらでもあるんだから……」
と言いながら杖を振ると次の瞬間には誰も居なくなっていた…残ったのは一部が吹き飛んだ岩山と中腹に当たる場所に墜落したヘリの残骸だけだった。
主人公一切でないプロローグ?です
敵は誰になるんだろう?若干見切り発車してみました