一茜の歌集(にのまえあかねのうたノート) よこふえ
さあいってみよー
節分後
まきし豆を
ねらいにて
きたりし雀
隣には
かっこうどりが
鳴きにけり
《私の真面目訳》
節分の次の日
昨日巻いた豆を狙って
きた雀たち
隣では
かっこうどりが鳴いています
《脚色した現代語訳(語り口調)》
昨日の節分の豆を狙って庭には雀が来ています。隣のお店には豆はまいていないはずなんですが、かっこうどり(閑古鳥)が鳴いています。
《一応の解説》
格助詞の「にて」……使い方あってますよね。
隣に人気のないお店がある。そんな家に住んでいる主人公が、節分の次の日に庭に集まる鳥を見て、隣に人がいないことを「閑古鳥が鳴いている。」という表現を使って自分の庭の鳥と対比してディスっている歌です。
閑古鳥はカッコウのことなんです。ここ最近知りました。
(関係ないけれど、鳩時計はもともとカッコウ時計だったんです。鳩なのは日本だけらしい。)
真面目なことを言うと、口語定型詩ですかね。
今振り返ってみると、茜は七五調なんですね。こういう時に感じます。
《一解説》
今回はちょっとネタに走っています。相聞(恋愛の和歌)を期待した人にはすみません。
茜の挑戦!ということですね。次回からはいつものテイストに戻ります。
節分の次の日に来る鳥たち。結構好きです。その時ばかりは朝早く起きようと思います。でも、カーテンから少し顔を出したら飛んで行ってしまうので少し悲しいですよね。
対照的に、我が家の庭に毎日一匹だけ雀さん(勝手にちゅんちゃんと命名している。)が来るのですが、こちらは結構近づいても逃げません。
鳥たちって可愛いですよね。(勿論一番好きな肉の種類は鶏肉。)
今回はここで終わりです。最後までありがとうございました。
皆様に31音の魔法がかからんことを
鳥といえば自由の象徴のイメージ。でも茜は体力ないんで鳥になってもそこまで飛べそうにないから、交通機関が発達している人間のほうが自由に移動できるかも。




